石油市況 ~石油、貴金属、穀物、為替、商品先物各社の比較まで~

石油市場・穀物市場・貴金属市場の市況、価格報告、また商社・投資銀行・取引員・仕手筋等の大口手口公開

コーン先物価格は総じて小反発

2007-11-14 21:10:59 | 国内商品市場
<国内穀物市場>
東京大豆は、Non大豆の期近12月限、一般大豆の期中4月限を除いて反発しました。シカゴ安、円続伸を受け、総じて続落して寄り付き、その後は、円安に振れたことや、夜間取引が反発に転じたことを受けて反発展開となりました。前日比は、Non-GMO大豆が400円安~1020円高、一般大豆は150円安~400円高です。

東京コーンは総じて小反発です。12日のシカゴ安や円高に圧迫されて軒並みマイナスサイドで寄り付いたあと、場中の円安や他商品の戻り、さらシカゴ夜間取引が地合いを引き締めたことを背景に水準を切り上げ、期近1月限を除いてプラスサイドを回復して引けました。前日比は、150円安~60円高です。


<国内石油市場>
国内石油市場は総じて反発です。NY安、円高で安寄りした後は、場中の円小反落から下値を切り上げました。灯油は期近がプラスサイドに浮上した後、期先もつれ高となりました。ガソリン、原油は終盤に地合いを引き締め、3けた高が目立ちました。前日比は、ガソリンが10円安~600円高。灯油が710~1080円高。原油が80円安~240円高です。


<国内貴金属市場>
金・銀は軒並み続落です。金は円相場の一段高やドル建て現物相場の一段安を背景に総じて100円以上の大幅続落で始まりましたが、その後のドル建て現物相場の急速な戻りや円高一服を背景に、大幅に下げ幅を取り戻しました。銀も拡大ストップ安で始まりましたが、金の急速な戻りなどに追随して総じて10円以上戻して終えました。引けの前日比は、金が36~27円安、金ミニが41~27円安、銀が18.4~11.5円安です。

白金系貴金属(PGM)は、総じて続落です。白金はNY急落と円高を受けて売り優勢で始まり、2・4月限が拡大ストップ安を付けました。ただその後は円高一服などを受けて買い戻されて急速に値を戻しました。パラジウムもNY安を受けて売り優勢で始まりましたが、他の貴金属の下げ一服などを受けて一部限月がプラスサイドで引けました。引けの前日比は、白金が87~46円安、パラジウムが18円安~2円高です。


<外国為替市場>
午後5時過ぎのドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から上昇、110円付近で取引されています。夕方にかけての取引では、ドル売り基調となっています。日銀の福井俊彦総裁が金融政策決定会合の後記者会見し、ややタカ派的な発言もありましたが、市場の反応は限定的でした。一方、来日中のアラブ首長国連邦(UAE)中央銀行のスウェイディ総裁が講演で、米ドルと同国の通貨ディルハムのペッグ制について、ドル安進行で岐路に立たされているとの見解を示したことが材料視されました。