石油市況 ~石油、貴金属、穀物、為替、商品先物各社の比較まで~

石油市場・穀物市場・貴金属市場の市況、価格報告、また商社・投資銀行・取引員・仕手筋等の大口手口公開

コーンは終始軟調

2009-03-03 08:14:14 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は世界株式市場の急落を受けて軒並み安で始まり、その後も軟調に推移。大豆5月限は28.0セント安の844.0で引けました。アルゼンチン政府が穀物輸出の一部を国有化する可能性があり、もしそうなると生産者の売りが加速するとの見方も圧迫要因と見られています。

コーンは寄付きより終始軟調な動きでしたが、終盤にかけては安値よりやや回復。コーン5月限は8.75安の350.25で引けました。株と原油市場の大幅下落とドルの急伸が圧迫要因となりました。本日のワシントンDCでの吹雪のため、USDA発表は延期となりました。

小麦はドル高や商品市場全般の下げに押されて終始軟調に推移。小麦5月限は15.5セント安の506.0で引けました。イラクはカナダ、又はロシア産小麦を入札した模様で、米国産は見送られ、またロシア産小麦価格の下げ続けていることも上値を重くしています。


<NY原油市場>
景気後退が一層深刻との見方より、石油需要の回復へも悲観的との見方からNY原油は急落。原油4月限は4.61ドル安の40.15で引けました。民間製油所でのストが回避されたとのニュースもマイナス要因となった模様で、当面は株式市場に左右される動きが続きそうです。


<NY貴金属市場>
下げ続ける株式市場の影響を受けて銀などの工業品関連が軟調な動きとなり、金も6日連続安となりました。金4月は2.5ドル安の940.0、銀5月は4.0セント安の1307.0、プラチナ4月は9.4ドル安の1075.9で引けました。株式市場での信用取引における損失をカバーするための金の換金売りも指摘されています。

コーンは午後にかけては一段安

2009-02-28 15:10:35 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は軟調に始まるもその後は大豆ミールの上昇が目立ち、後半にかけてはプラスサイドを回復しました。大豆5月限は3.5セント高の872.0で引けました。アルゼンチン政府が穀物輸出を国有化する可能性があるとのニュースがはやされたものの、他の穀物市場の反応は鈍く、大豆の上値は限られました。

コーンは前日のUSDAによる非公式な作付け面積見通しを受けて軟調に寄付き、午後にかけては一段安となりました。コーン5月限は11.5セント安の359.0で引けました。今週は前半にかけて上昇が目立ったことから、月末前のポジション調整も進んだ模様です。

小麦はコーンの下落に追随して軟調に推移するも、大豆の反発にサポートされて小幅レンジ内での取引となりました。小麦5月限は3.5セント安の521.5で引けました。USDA非公式見解では作付面積、イールドともに前年を下回るも、需要減退により期末在庫は増加するとの見通しです。


<NY石油市場>
今週の急激なラリーに対するポジション調整より一時は2ドル以上も下落するも、下値も底堅く、原油4月限は0.46ドル安の44.76で引けました。第4四半期の米GDPが-6.2%と予想以上の下方修正となったこと、ドル高、日本の景気後退が深刻になっていることなどが上値を重くしています。


<NY貴金属市場>
今週に入って手仕舞い売りに押されるも、本日は月末、週末を前にポジション調整が進み、金はまちまち、銀、プラチナは反発。金4月は0.1ドル安の942.5、銀5月は33.2セント高の1085.3、プラチナ4月は33.2ドル高の1085.3で引けました。株式市場での下振れ懸念が出ており、金の下値は底堅いようですが、本日はドル高が圧迫要因となった模様です。 

コーンは大豆に追随して軟調な動き

2009-02-21 13:38:01 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は前日の流れを引継ぎ軟調に推移し、大幅続落となりました。大豆3月限は22.0セント安の862.5で引けました。原油安や、金融市場を取巻く先行き不透明感が上値を重くしました。週間輸出成約は109万トンと好調で、アルゼンチンでは生産者による短期ストのニュースが流れる一方、中国での乾燥地域では降雨が予想されています。

コーンは大豆に追随して軟調な動きとなるも、引けにかけては安値圏より回復する動きとなりました。コーン3月限は3.0セント安の350.25で引けました。週間輸出成約は133万トンと前週に続いて好調でだったものの、株式市場の下げが止まらないことが心理的な圧迫要因となっている模様です。

小麦は序盤,ファンドの調整売りに押され、その後一時一段安となるも、5ドルの大台はキープし、引けにかけては大きく戻しました。小麦3月限は0.25セント安の519.25で引けました。週間輸出成約は43.35万トンと事前予想を上回りました。アメリカ南部では乾燥気候があと一週間以上は続くとの見通しです。3月まで乾燥気候が続くのであれば、厳しい状況になるとの見方もあります。


<NY原油市場>
世界株式市場の下落が止まらず、景気後退の深刻さより総じて軟調に推移しました。本日の納会の原油3月限は0.54ドル安の38.94で取引を終了しました。当面の原油の急激なラリーは期待できないとの見方も広がっており、引続き戻り売りの基調が続いているようです。


<NY貴金属市場>
止まらない株安、深刻化する景気後退を背景に金への投資人気は衰えず、金は昨年3月以来の1000ドルの大台を探る動きとなりました。金4月は25.1ドル高の1002.2、銀3月は55.5セント高の1449.0、プラチナ4月は19.2ドル高の1095.7で引けました。昨年の3月はドル安がピークになった頃で、金への上値余地はまだまだあるとの指摘もあります。

コーンは堅調に推移

2009-02-20 08:15:39 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は高寄り後、一時9ドルの大台まで値を伸ばすも、抵抗にぶつかり、引けにかけては軟化しまいした。結局、当限2本は安引け、期先限月は小幅高となり、大豆3月限は3.0セント安の884.5で引けました。ドル安、最近の売られ過ぎ感に対するショートカバーがサポートとなったものの、依然として上値重い展開が続いています。

コーンは今週は生産者の売りが乏しく、最近の連日の下落に対する調整からショートカバー主導で堅調に推移しました。コーン3月限は4.0セントの353.25セントで引けました。南米では今週末にかけて降雨予報がでており、今回の雨以降、天候には大きく左右されなくなるとの見方です。

小麦は最近の下落傾向に対する調整買いが入り、総じて堅調に推移。小麦3月限は8.75セント高の519.5で引けました。アメリカ南部では暫くは乾燥気候が続く見込み。台湾がカナダ産9.13万トンの小麦を購入。日本は米産11.7万トンの小麦を購入しました。


<NY原油市場>
原油在庫が予想外の13.8万バレル減と伝えられ、総じて堅調に推移し、明日納会の当限は急上昇しました。原油3月限は4.86ドル安の39.48で引けました。オクラホマでの在庫も若干の減少が伝えられ、米石油輸入の減少も次第に効果が出てきているとの指摘がある一方、明日の納会を前にしたショートカバーとの見方もあります。


<NY貴金属市場>
今週の連日のラリーも続かず、これまで追随して上昇した銀、プラチナの下げが目立ち、総じて軟調に推移。金4月は1.7ドル安の976.5、銀3月は35.5セント安の1393.5、プラチナ4月は22.4ドル安の1076.5で引けました。金は投資人気の根強さから小幅安となったものの、1000ドル台あたりでは利益確定売りが控えているとの見方もあります。


コーンは大きく下押す

2009-02-18 08:15:51 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆はアルゼンチンでは今週まとまった量の雨が予想され、また商品、金融市場全般の先行き不透明感などより安寄り後も、軟調に推移し、大幅続落。大豆3月限は52.5セント安の903.0で引けました。週間輸出検証は4764.万Buでした。今後、海運コストが反発に転じるのではとの見方もあり、消費国からの引合いは強いようです。

コーンは米株式市場の大幅下落を受けて寄付きよりファンド売りが加速し、大きく下押しました。コーン3月限は14.0セント安の349.25セントで引けました。週間輸出検証は3385万Buでした。今年はコーンの作付けが減り、大豆が増えるのではとの見通しもあります。

小麦は序盤のファンド売りも影響し、コーン、大豆の下落に追随し軟調推移しました。小麦3月限は20.0セント安の515.5セントで引けました。週間輸出検証は1046万Bu。オーストラリアの推定収量が上方修正されたことも上値を重くしました。


<NY原油市場>
先週末はポジション調整より急反発となったものの、本日は金融市場を取巻く不透明感や、当面の需要低迷の思惑などより急反落となりました。原油3月限は2.58ドル安の34.93で引けました。今週の在庫レポートでは原油在庫は180万バレル増、ガソリンは30万バレル減少との見通しが出ています。


<NY貴金属市場>
世界景気の低迷によりユーロ、ポンド建ての金価格が過去最高を記録するなど、根強い投資人気にサポートされて総じて急上昇となりました。金4月は25.3ドル高の967.5、銀3月は38.5セント高の1401.0、プラチナ4月は37.3ドル高の1098.3で引けました。ロシアの中央銀行が金の保有比率を引上げたこともサポートとなっているようです。 

シカゴコーンは軟調に推移

2009-02-14 10:27:21 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆はユーロ高、原油高を受けて高寄りで始まるも、その後はアルゼンチンでのストの懸念が後退し、ファンド売りなどに押されて軟調に推移しました。大豆3月限は13.0セント安の955.5で引けました。南米での降雨見通しも上値を重くしており、3連休を前にポジション調整も進んだ模様です。

コーンは朝方は一時堅調に推移するも、大豆の下落に追随して軟調に推移。3連休を前にポジション調整の動きが中心となり、特に目立った動きとなりませんでした。コーン3月限は3.0セント安の363.25セントで引けました。アルゼンチン政府が輸出許可を発表したことにより、ストの懸念が後退したことも圧迫要因となりました。

小麦はレバノン、台湾がそれぞれ2.5万トン、8.9万トンの小麦を入札。中国は干ばつで全体の5%の小麦が被害を受けたと伝えられるも、中国は輸入しない予定です。米小麦3月限は高寄り後、ファンド売りに押されて中盤にかけて下落。連休前でもあり、引けにかけては戻しました。小麦3月限は3.25セント安の535.5セントで引けました。


<NY原油市場>
3連休を前にポジション調整が進み、利益確定の買い戻しなどより急反発となりました。原油3月限は3.53ドル安の37.51で引ける一方、他の限月は全て安引けました。7870億ドルもの米景気対策の実施により石油需要も刺激するとの見方がサポートとなった模様です。


<NY貴金属市場>
今週は金融危機を巡る不透明感などより金は大幅上昇となりましたが、本日は3連休を前にポジション調整が入り、軟調に推移しました。金4月は7.0ドル安の942.2、一方銀3月は11.5セント高の1362.5、プラチナ4月は16.9ドル安の1061.0で引けました。テクニカル的に買われ過ぎ感が出ていることも圧迫した模様です。

コーンは引けにかけては軟化

2009-02-13 08:11:08 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は取引開始から小幅高寄りとなり、その後後985セント付近台まで上昇するも、追随乏しく軟調な動きとなりました。大豆3月限は前日比9.5セント安の968.5で引けました。ブラジル産地ではまとまった降雨観測が記録される一方、アルゼンチン産地では来週には再び乾燥が続くとの予測が伝えられています。大豆08/09期輸出成約は106.93万トン、累計実績は81.5%となりました。

コーンは週間輸出成約が154万トンと予想を上回る好調ぶりだったことから、全般的に堅調に推移するも、アルゼンチンの降雨予報や金融市場を取巻く先行き不安などより引けにかけては軟化しました。コーン3月限は2.25セント安の366.25セントで引けました。アルゼンチン政府は乾燥気候にも関わらず、追加で600万トンもの輸出許可を発表しました。


<NY原油市場>
前日の弱気の在庫レポートに対する追随売りが広がり、34ドルを割込む動きとなりました。原油3月限は1.96ドル安の33.98で引けました。原油在庫のだぶつきにより期近売り/期先買いのスプレッドが活発で、またガソリン買い/原油売りのスプレッドも目立ちました。


<NY貴金属市場>
景気後退や金融危機がさらに深刻になるとの懸念より、資金の逃避先としての金は950ドル台を探る動きとなりました。金4月は4.7ドル高の949.2、一方銀3月は1.0セント安の1351.0、プラチナ4月は2.8ドル安の1077.9で引けました。先行き不透明感、インフレ懸念により米政府発行の金貨への人気も急増しています。 

コーンは総じて軟調に推移

2009-02-12 08:06:30 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆はアルゼンチンでのまとまった量の降雨観測や、全般的な景気先行き不透明感より軟調に推移しました。大豆3月限は16.0セント安の978.0で引けました。10ドル台では抵抗にぶつかっており、当面はレンジ内の動きが見込まれています。

コーンは前日のUSDAレポートは強弱まちまちの内容となり、総じて軟調に推移。大豆と比較して下げ渋っていましたが、引けにかけては一段安となりました。コーン3月限は8.25セント安の368.5セントで引けました。テクニカル的に当面350~400のレンジ内を推移するとの見方もあります。


<NY原油市場>
原油在庫が472万バレル増と予想以上の増加となり、軟調に推移しました。原油3月限は1.61ドル安の35.94で引けました。OPEC減産の効果が表れるのはまだ時間がかかりそうで、NY原油の受渡しとなるオクラホマ州のクッシングの在庫は過去最高を記録しています。


<NY貴金属市場>
米政府の銀行救済が景気回復とはならないとの懸念や、先行きの不透明感などより金は昨年7月以来の高値を探りました。金4月は30.1ドル高の944.5、銀3月は39.0セント高の1352.0、プラチナ4月は45.8ドル高の1080.7で引けました。金に追随して銀、プラチナも上昇しましたが、工業関連の需要の伸び悩みから急反落の懸念も一部ではあります。 

シカゴコーンは軟調に推移

2009-02-11 14:29:44 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は米期末在庫は2.1億Buと事前予想をやや上回るも、前回発表より下方修正されたことから、寄付き直後は堅調ながらも、来週のアルゼンチンでの降雨見通しなどよりその後は軟調に推移しました。大豆3月限は8.0セント安の994.0で引けました。南米での推定収量の下方修正についても既に織込み済みとの見方のようです。

コーンは米期末在庫は17.9億Buと事前予想を下回るも、世界需給のだぶつきやアルゼンチンでのまとまった降雨予報などより軟調に推移しました。コーン3月限は0.75セント安の376.75セントで引けました。台湾が5.6万トン、メキシコは20.6万トンの米産コーンを買い付けました。

小麦は日本は13.2万トンの入札予定、韓国が4.63万トンの米産小麦を入札と伝えられるも、世界小麦の期末在庫が予想を上回り、総じて軟調に推移。小麦3月限は9.0セント安の556.0セントで引けました。米産小麦の需給は大きな変化はなく、アルゼンチン、オーストラリアの推定収量もほぼ予想通りでした。


<NY原油市場>
朝方は一時景気対策案への期待から堅調に推移するも、その後は株式市場と同様に失望的な売りが広がり、明日の弱気の在庫レポートの見通しなどから、大幅続落となりました。原油3月限は2.01ドル安の37.55で引けました。ガイトナー財務長官の幾つかの発言が株式市場の下落の引き金になった模様です。


<NY貴金属市場>
4月金の1000コールの取組が増加傾向にあり、景気全般の不透明感などより総じて堅調に推移。金4月は21.4ドル高の914.2、銀3月は30.0セント高の1313.0、プラチナ4月は39.0ドル高の1034.9で引けました。このまま金融恐慌となれば金価格は2000ドルまで上昇するとの見方もありますが、当面の金への需要は根強いようです。

大豆3月限は21セント高の1001.0

2009-02-07 17:20:48 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は前日に続いてアルゼンチンでの来週の高温乾燥見通しがサポートとなり、終始堅調に推移しました。大豆3月限は21セント高の1001.0で引けました。アルゼンチンの天候見通しはまちまちで、一部では降雨見通しも出ていますが、まばらで少量との見方です。また同国では生産者によるストの懸念も出ています。

コーンはファンド等による追随買いや、韓国による16万トンの追加入札がサポートとなり、堅調に推移しました。コーン3月限は6.0セント高の377.25セントで引けました。南アフリカでは平年より降雨が少なく、生産量は下方修正される見通しが出ています。


<NY原油市場>
米失業者数が1992年以降最高になり、石油需要の後退との見方から軟調に推移しました。一時は39ドル割れとなるも、NYダウの急伸により引けにかけては40ドル台を回復しました。原油3月限は1.0ドル安の40.17ドルで引けました。また、世界景気後退により米国だけでなく、欧州やアジアでも石油需要が減退しています。


<NY貴金属市場>
NYダウの急伸を受けて最近の安全資産としての金需要が後退し、金はまちまちとなる一方、シルバー、プラチナは上伸しました。金4月は0.1ドル高の914.3、銀3月は41.0セント高の1316.0、プラチナ4月は22.3ドル高の1004.3で引けました。中国経済が回復しつつあるとの見方や、中長期でのインフレ見通しより金への需要は衰えないとの見方もあります。

コーンは終日軟調に推移

2009-02-03 08:04:18 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は軟調なダウ、原油安などの影響より総じて軟調に推移し、中頃にかけては一段安となりました。大豆3月限は20.5セント安の959.5で引けました。アルゼンチンでの高温が緩和され、降雨見通しが出ていることが圧迫要因となりました。週間輸出検証は3354万Buと予想通りでした。

コーンはアルゼンチンでの降雨が原因となり、終日軟調に推移しました。コーン3月限は8.5セント安の370.5セントで引けました。週間輸出検証は2500万トンBuと事前予想を下回りました。中国は以前発表した3000万トンもの入札を計画通り進める見通しです。

小麦はコーン、大豆に付随して一時下押すも、米南部での乾燥気候のサポートとなり、後半にかけては下げ渋りました。小麦3月限は4.25セント安の563.75で引けました。週間輸出検証は1195万Bu。天候、価格動向などの影響より世界的に減産傾向にあるようです。


<NY原油市場>
米景気後退による需要減退見通しから、軟調に推移しました。一方、依然として続く米鉄鋼労働組合によるストライキの可能性も圧迫要因となりました。原油3月限は1.60ドル安の40.08で引けました。また今週の在庫レポートでの増加見通しも上値を重くしています。


<NY貴金属市場>
先週にかけての投機買いが行き過ぎとの見方より、NY金は急反落となるなど、総じて軟調に推移しました。金4月は21.2ドル安の907.2、銀3月は15.0セント安の1241.5、プラチナ4月は12.2ドル安の979.1で引けました。金は今年に入って5%以上も上昇しているだけに、調整的な売りも出ている模様です。

大豆3月限は9.5セント高の980.0

2009-01-31 13:23:04 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は前半はまちまちながらも、中盤以降は堅調に推移しました。今週末の南米では降雨見通しが出ているものの、予想ほどの雨量ではなさそうと伝えられたことがサポートとなりました。大豆3月限は9.5セント高の980.0で引けました。旧正月明け後の中国の動向にも期待があるようです。

コーンは前日のレンジ内の動きとなり、まちまちに推移。コーン3月限は2.75セント安の379.0セントで引けました。アルゼンチンでは、週末から来週頭にかけて降雨予報がでています。日本から21万トンの入札がありました。昨年11月のエタノール生産量は2000万バレルでした。

小麦は前半は一時堅調な動きとなるも、為替市場でのドル高/ユーロ安の影響より軟調に推移し、小麦3月限は10.0セント安の568.0で引けました。エジプトが18万トンの入札を行い、内訳は6万トンが米国、12万トンが仏産でした。


<NY原油市場>
米GDPが-3.8%と予想ほど悪くなかったことから、底堅い動きとなりました。原油3月限は0.24ドル高の41.68ドルで引けました。米大手製油所でのストの可能性があり、ガソリンの上昇が目立ちましたが、ストライクが起きれば精製の操業が止まるため、原油にとっては圧迫要因となります。


<NY貴金属市場>
欧米各国の中央銀行が大量の通貨発行を行い、貨幣価値の減少見通しより金買い人気は根強く、総じて上昇。金4月は21.9ドル高の928.4、銀3月は42.0セント高の1256.5、プラチナ4月は16.4ドル高の991.3で引けました。ソロス氏によるユーロ危機の発言よりユーロ安となるも、本日はドル高の影響は無視された形です。 

コーンはレンジ内を総じて軟調に推移

2009-01-30 08:01:45 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は原油安、ユーロ安を受けて安寄り後も、ほぼ軟調に推移。後半にかけてはレンジ内を推移しました。大豆3月限は12.0セント安の970.5で引けました。週間輸出成約は52.6万トンでした。アルゼンチンでは来週にかけて降雨見通しが出ています。月間圧砕高は1.41億Buと予想をやや上回りました。

コーンは前半一時堅調に推移するも、レンジ内を総じて軟調に推移しました。コーン3月限は2.75セント安の381.75セントで引けました。週間輸出成約は110万トンで、事前予想を上回りました。韓国が11万トンを入札。中国のコーン生産量の増加見通しも伝えられています。

小麦は予想を下回る輸出成約とドル高を受けて、終始軟調に推移。小麦3月限は17.25セント安の578.00で引けました。週間輸出成約は予想を大幅に下回る23.5万トン。累計実績は82.1%と5年平均80.1%をやや上回っています。


<NY石油市場>
米原油在庫の増加やアメリカの景気後退の見通しより軟調に推移するも、ガソリンが堅調だったことから、下げ幅は限られました。原油3月限は0.72ドル安の41.44で引けました。アメリカを含め、世界全体で石油需要が下落傾向にあり、これに対して供給削減が追いついていない状態が続いています。


<NY貴金属市場>
NYダウの急反落を受けて質への逃避買いが広がり、NY金は反発。金4月は16.5ドル高の906.5、銀3月は18.2セント高の1214.5、プラチナ4月は12.0ドル高の974.9で引けました。引き続き米政府による大型景気対策により株式市場が持ち直すかどうか注目されるところです。 


コーンは堅調に推移

2009-01-29 08:20:21 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆は前日の下落に追随して安寄りとなるも、その後は調整の動きが進み、反発。大豆3月限は6.5セント高の982.5で引けました。アルゼンチンでこれまで観測された降雨は一部の地域に限られていますが、来週は広範囲でのまとまった雨の見通しが出ています。一方消費国からの引合いは乏しく、需要、供給ともに低下傾向にあります。

コーンは安寄りに始まるも、追随が売り乏しく、その後は堅調に推移しました。コーン3月限は7.0セント高の384.5セントで引けました。韓国による33万トンの入札の見通しがサポートとなりました。

小麦はアメリカ南部での乾燥気候、アルゼンチンでの干ばつによる輸出登録停止を受けて、米小麦3月限は大幅続伸、10.5セント高の595.25セントで引けました。アルゼンチンの輸出登録停止は公式に確認されていないものの、ブラジルは今年の予想される小麦700万トンの輸入をカナダ、アメリカから購入するだろうとの見方も出ています。


<NY原油市場>
米原油在庫が予想を上回り、一時軟調に推移するも、ガソリン、留出油在庫は減少したことが好感され、製品市場主導で堅調な動きとなりました。原油3月限は0.58ドル高の42.16ドルで引けました。OPECは市場における投機のみを目的とした活動に制限をかけるよう、繰り返し呼びかけています。


<NY貴金属市場>
前日に続いて最近のラリーに対する調整より金は軟調に推移しました。金4月は11.4ドル安の890.0、銀3月は21.2セント安の1196.3、一方プラチナ4月は4.7ドル高の962.9で引けました。金は短期的に買われ過ぎとの見方より、900ドル台では利益確定売りも出た模様です。
   


シカゴコーンは予想を上回る輸出成約にサポートされ上伸

2009-01-24 13:55:00 | 海外市況
<シカゴ穀物市場>
大豆はアルゼンチンでの乾燥懸念がサポートとなり、堅調に推移し、中頃にかけては一段高となるも、引けにかけては軟化し、マイナスに転じました。大豆3月限は3.0セント安の1009.0で引けました。週間輸出成約は132.4万トンの好調でしたが、為替市場でのドル高や週末前のポジション調整が上値を重くしたようです。

コーンは予想を上回る輸出成約にサポートされ上伸するも、4ドル付近では抵抗にぶつかり、引けにかけては軟化しました。コーン3月限は3.0セント高の390.5セントで引けました。週間輸出成約は109万Buでした。ミシシッピ川北部に広がる氷結により物流が滞っていることが懸念されています。

小麦はファンドやローカル、コミッションハウスの買いにより取引開始から大幅急伸、しかし6ドルの大台には届かず、後半にかけては伸び悩みました。小麦3月限は16.0セント高の582.75セントで引けました。ナイジェリアへの35万トンの成約キャンセルが伝えられるも、あまり材料視されず、アメリカ中西部から中央部での寒波見通しが出ているものの、さほど懸念されていないようです。


<NY原油市場>
ドル高、株安などより朝方は一時軟調だったものの、OPECによる減産が予定通り行われており、供給減少の効果がまもなく出てくるとの思惑より堅調に推移。原油3月限は2.80ドル高の46.47ドルで引けました。米債券市場の下落が続いており、資金が金や他の商品にシフトしているとの指摘もあります。


<NY貴金属市場>
欧州での株安より金は質への逃避買いにテクニカル要因も加わり総じて急上昇となました。金2月は37.0ドル高の895.8、銀3月は57.5セント高の1194.0、プラチナ4月は23.1ドル高の958.0で引けました。金は900ドル付近では抵抗にぶつかっており、目先これを上抜けるかどうか、注目されるところです。