 | 高い城の男 (ハヤカワ文庫 SF 568)フィリップ K.ディック早川書房このアイテムの詳細を見る |
初版は1984年です。ブレードランナーの原作者ということもあって、僕達の年代
にとってディックは感慨深いものがあります。「高い城の男」は読んでいなかっ
たので新装丁が出ていたので買いました。（添付の写真は古いものです。）
いわゆる、歴史改変SFで、なんと第二次世界大戦でドイツと日本が勝利した世界
を描いたものです。そしてユニークなのは「易経」が社会に深く根を下ろして
いるところ。こういうSF+東洋（日本）っていうのがいかにも80年代的かもしれ
ません。青春を思い出すように読んだのですが、いまいちグッと来ませんでした。
何故でしょう。なんか、、、速度感が違うっていうか、、、
ちなみに、これは1963年度のヒューゴ賞受賞作品です。
