ダイスケ・ワナゴー日記

気を付けろ!ダイスケが出るぞ!

秋の月

2001年05月16日 | 歌詞
秋の月が真上で街を照らしてた
だから僕は夜空を見上げました
悲しくて涙こぼれてしまうからじゃなく
寂しくて涙こぼれてしまうからでもなく


歩道橋のちょうど真ん中から
意味もなく見下ろす大通りには
行き交う車のヘッドライトが
いつかの夢みたいに瞬く

信号の点滅にあわせて
いつかのあの唄 口ずさめば
とっくに古びた情熱が
ほんの一瞬だけ甦る

頬を撫でる乾いた風
鳴り響くクラクション
何もかもがすり抜けてゆく様な
あぁ、からっぽの夜

秋の月が真上で街を照らしてた
だから僕は夜空を見上げました
悲しくて涙こぼれてしまうからじゃなく
寂しくて涙こぼれてしまうからでもなく


堤防の階段を駆け上れば
ぼんやりと月明かりに照らされて
輝く河の流れだけが
僕の目の前に広がる

遠く聴こえる波の音
いつかの君を思い出せば
あの頃の温度が
僕に一瞬だけ広がる

鼻をくすぐる潮の匂い
飼い犬の遠吠え
何もかもが遠くにある様な
あぁ、静か過ぎる夜

秋の月が真上で街を照らしてた
だから僕は夜空を見上げました
苦しくて涙こぼれてしまうからじゃなく
切なくて涙こぼれてしまうからでもなく

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