肝気と腎気 投稿者:うさぎ 投稿日:2013年 4月 4日(木)22時30分7秒 返信・引用
春は、草木が芽を出し、動物たちも活動的になる。人間もまた自然の一部ですから、その自然の法則にのっかって生きていますから、冬までに蔵した陰の気が陽気となり活発に生き生きと過ごす時期でもあります。心身共にのびのびとよく動かして生活し、ストレスを少なくし、身体にたまりやすい老廃物を出す心身の大掃除の時期だといわれます。季節の病気としては、花粉症や不眠、足腰の関節痛、イライラ、うつ、胃腸の不調などが出やすい季節です。西洋的分析思考では、それぞれの病気は別々の原因として見ていきますが、東洋的な身体観の中では、原因はほぼ同じもので現れ方の違いとして見ていく見方があります。五行では、春は木に属し、内五行は、肝です。五行相生の関係では、水が木を育てます。五行相克では、木は土に克つ関係です。冬に養われるべき水に属する腎が十分に養われていなければ、木に属する肝も養われません。適度な水が木を成長させるように腎気が十分でなければ、肝も十分に養われません。また、腎気が十分であっても、風にあてられたり、過労やストレスが多くなると肝は変調をきたし、イライラ、怒り、うつなどの症状が出てくることがあります。
肝気と脾気 投稿者:事務局 投稿日:2013年 4月 6日(土)01時45分8秒 返信・引用
先日の続きです。
春に養われるのは、肝です。肝は脾に克つ関係にありますから、肝気が実し、過労やイライラ、怒りなどが現れると脾をいためます。ストレスで胃腸を悪くするのはよくあることですし、脾は消化吸収と栄養物から血を生成したり、それらを体に運んでいく役割をします。肩こりも、脾の血の生成やそれを運ぶ作用の低下が原因の一つであったりします。食後眠くなる人は、消化吸収が良くてもそれを運ぶ作用の低下だと考えられます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます