祁県映海戴氏心意拳倶楽部 公式ブログ

戴隆邦から脈々と受け継がれる戴氏心意拳。王映海伝戴氏心意拳の日本での伝承を行う祁県映海戴氏心意拳倶楽部の公式ブログです。

故 王映海師父に捧げる

2014-08-31 18:05:40 | 資料ー書籍・動画、その他
故 王映海師父に捧げる
投稿者:袁天輝 投稿日:2012年 2月18日(土)09時43分37秒
返信・引用

書籍「戴氏心意六合拳技撃精要」は、印刷も終わっていたが、印刷会社にお願いした所、「故 王映海師父に捧ぐ」を挿入していただけた。本書が、王映海師父の死去に間に合わなかったことは非常に残念であるが、書籍の印刷、製本したものを王映海師父がご存命の時に贈ることができたのは幸いであった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

師父が逝ってしまわれた。

2014-08-30 00:34:15 | 歴史・文化・芸術・人物
師父が逝ってしまわれた。
投稿者:袁天輝 投稿日:2012年 2月16日(木)21時49分32秒
返信・引用

王映海師父が2月14日13:40食道がんのため自宅にて御逝去された。
生前の師父の様々な功績を忍び、人柄から溢れ出るさまざまな厚情に感謝し、哀悼の意を表します。
 今はただ、悲しみが溢れ出し、言葉も表しようがなく、気持ちが音を立てて崩れてしまう自分を抑えきれないでいます。
 以下に私が2週間ほど前に、見舞いに行った時の様子を記したものを引用します。


【師父見舞記】

1月27日から30日まで山西省祁県に、師父のお見舞いに行ってきた。宿泊は、どこか近くにホテルを取るつもりでいたが、「原田は家族だから」と王喜成老師の御宅に泊めていただいた。王映海師父は、食事が喉を通らないために点滴をされ床に臥しておられた。2日の間、私が何回も看病に行くたびに、常に元気を出して、歓迎してくださった。横になっているそばにいくと、話のほとんどを武術の話をされ戴氏心意拳のこと、伝承などについて語られた。戴氏心意拳の拳理の話になると実際に私の手を取って「このようにするのだ」と何度も何度も確認された。
師父の腕は、軽く重く私が拝師した頃と何も変わりがない。師父は横になって座っている私の手をとっているのに、私の中心はとられバランスを崩してしまう。病気のためにだいぶ痩せられたが、心身はとてもしっかりとされており、私にとっては師父は師父のままであった。
伝承について、
「人心見人心
学戴家是人心感化的、不是買銭」
(戴家の拳を学ぶのことは、人と人の心が交わり、感化していくことであって、金で買えるものではない。)
王映海師父はこの言葉を何度も何度も繰り返され、拳を伝える時に何が大切なのかを諭された。
私たちは、拳ができるのだと、傲慢になってはいけないし、ただ教室に通い、技や理論を学んで、戴家の拳を学んだとは言うのではない。
理論、技術の修得をすると同時に、自分自身の人間性を磨くことと人と人との交わりを大切にする中で、初めて拳を学んでいるということがいえるのだということを改めて確認した。
私が「明日朝早く帰る」ことを伝えると、体を起こし「心意拳をやってみろ」と言われる。私は見舞いにきて、まさか、師父に心意拳を見せるとは思ってもいなかったので驚きだったが、日本での伝承について、真剣に思ってくださっていることを感じ、
丹田功、歩法、棍などを軽動、重動で打った。師父は「それでいい、それでいい。日本に真の戴氏心意拳を伝えるために尽くして欲しい。」と言われ、戴氏心意拳の深さをどのように伝えていていけば良いのかという責任を改めて感じた。
束、抖、(手へん)数、阻、鑽の力学原理について話をされながら、私にもっともっと功を高めて欲しいことを伝えたかったのだろう、座ったままで「このようにするのだ」と全身全霊で発勁を示範してくださる姿は、私の心を打ち、涙を抑えることができなかった。
王映海師父は、長い年月多くの苦労、苦練をされながら、人には優しい眼差しと詳細に渡った細心の指導をしながら、私のみならず、多くの人たちの武術と人生を変え、成長させてきた。
私たちは、師父の意を受け継ぎ、戴氏心意拳を磨き、人生を磨き、互いを磨き高めていかなければならない。
もう一度私たちは、師父が何度も繰り返された、「人心見人心、戴家是人心感化的」という言葉をかみしめながら、もったいぶりの保守でもなく、安っぽい公開でもない、戴家の拳が真に伝えようとしたものが何であったのかを、謙虚にそして真摯に私たちの人生と出会いの中で追求していかなければならない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【書籍「戴氏心意六合拳 技撃精要」について】

2014-08-30 00:25:03 | 資料ー書籍・動画、その他
【書籍「戴氏心意六合拳 技撃精要」について】
投稿者:袁天輝 投稿日:2012年 2月13日(月)23時42分53秒
返信・引用

【書籍「戴氏心意六合拳 技撃精要」について】
「戴氏心意六合拳 技撃精要 」
王映海監修 王喜成 袁天輝 共著 森本濠翻訳
DVD(書籍内容に準拠)付 価格3360円(3200円+消費税160円)
内容
歴史と伝承
基盤理論 陰陽五行と戴氏心意拳
丹田を練る!
丹田功
丹田で進む!
虎歩
熊形歩
寒鶏歩とその解析
丹田で打つ!
双把とその解析、用法
波浪鼓手とその解析、用法
五行拳とその解析、用法
四把とその用法
用法
磨手
王映海技撃集
戴氏心意拳拳譜抄訳

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戴隆邦から始まる!

2014-08-30 00:22:12 | 理論―陰陽五行、名言集
戴隆邦から始まる!
投稿者:袁天輝 投稿日:2012年 2月12日(日)20時14分55秒
返信・引用

 祁県映海戴氏心意拳倶楽部の掲示板を作りました。
私たちは、戴隆邦から始まる戴氏心意拳を学び、それを通して出会った。
一人ひとりが、違う場所、違う環境で過ごし、違う事を考える。ある時は、楽しく、幸せであったり、頑張ったり、ときめいたり、悩み、苦しむこともある。
 私たちは、武術を単に趣味といった次元を超えて、心を開き、つながり、互いに成長することができる。戴隆邦から始まった中国武術の大きな潮流の中で、私たちは自然につながり、人とつながりそしてまた、新たな潮流を作っていくことができると思う。


新組織設立おめでとうございます。
投稿者:虎龍 投稿日:2012年 2月12日(日)22時43分14秒 返信・引用

組織の充実に伴いそれはもとより武術としての更なる 充実を目指したいと思います。


よろしく
投稿者:袁天輝 投稿日:2012年 2月12日(日)23時47分6秒
返信・引用

虎龍さん、早速ありがとう。
重厚な言葉で、はじめてしまいましたが、「こんな練習しましたよ」とかこれって難しいとか
普段の様子が交換できたらいいですよね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祁県映海戴氏心意拳倶楽部掲示板 巻頭言

2014-08-27 22:08:19 | 理論―陰陽五行、名言集
「祁県映海戴氏心意拳倶楽部掲示板」は2012.2から始まった。
ブログでは、カテゴリー化して整理、検索しやすいのでブログに掲載していこうと思います。
以前の記事を載せていきますので、このブログは、新しい記事と以前の記事がごっちゃになって出てきますが、混乱せず、楽しんでいただければありがたいです。
まずは、掲示板の巻頭言です。戴氏の「魂」だと思っていて、長すぎるかなと思いながら削るところがなくて・・・
 
「人心見人心、学戴家拳是人心感化的不是花銭買到的、窮也能教冨也能教、無義之人不可教。師徒如父子日久見人心。和明言和明手、言語要和明手也要和明。有巧手妙手、没有絶手、弥也知我也知・・・和為貴、忍為高。路要長遠走、日久見人心。人是万物之霊、人是学而知之、不是生而自知。」 人と人の心が出会う。戴家の拳を学ぶとは、人と人の心が交わり、感化するということであって、金で買えるものではない。人が金持ちか貧乏であるかなどは関係ない。人の交わりを大切にしないものには教えることはできない。師と弟子は、父子の如く長い年月をかけて絆を深めていく。言葉できちんと伝え、技法をしっかりと伝える。巧妙になるのであって、絶対の方法などない。あなたがわかり、私もわかる。慣れ、なじみ、和むことを貴しとし、コツコツと努力を続けることを大切だとする。道は長く遠い。年月をかけて人の心はできていく。人間が万物の霊長であるのは、学ぶから知るのであって、生まれながらにして知っているのではないからである。)                                     【戴隆邦授拳規矩より】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする