題詠blog2009

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057:縁

2008-12-21 | 051-060の歌
「057:縁」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

題は「額縁」「血縁」などの「縁」です。「緑」などとの読み間違いにご注意ください

057:縁(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
縁あって二子を賜はる我らにて今日の昼餉に恵方巻食ふ

057:縁(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
遠縁に天使と悪魔がいるという共通点があるのが僕ら

057:縁(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
遠縁の親戚ひとり亡くなりて代表として葬儀へ向かう...

057:縁(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
盆踊りの太鼓聞こえる縁側で西瓜を食いし夜もありたり

057:縁(アンタレス) (思い出ずるままに)
縁日の祭りばやしの聞こゆれば幼にもどり心弾めり

057:縁(みずき) (空)
縁側に蘭鉢ずらし静脈の透ける日差しを楽しんでをり

057:縁(船坂圭之介) (kei's anex room)
 とどかざるたよりよ我の死は奪るな無縁の男に鮮しシアトル 

057:縁(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
夏の日の庭の二本の青桐の間に置いた白い縁台

057:縁(小早川忠義) (Just as I am Returns)
眉ひとつ動かさずしてキーを打つ縁切る旨を告ぐるメールに

057:縁(佐藤紀子) (encantada)
日のあたる縁に二人で坐りつつ父母は輝く海を見晴らす(浦島太郎物語)

057:縁(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
三日月の囁く声が聞こえたわ 君との縁(えにし)感じた夜に

057:縁(うたまろ) (五と七と五と七と七)
闇空を黒く縁取る稜線に 全き闇ではないことを知る

057:縁(柴田匡志) (スタートライン)
イメージや校名よりも大切は教授陣との出会いの縁(えにし)

057:縁 (穴井苑子) (猫のように純情)
成功や失敗じゃなく縁なのです あわくかがやく蛍光ライン

057:縁(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
言葉だけ知っております縁の下最上階の我が家には無し

057:縁(みつき) (みそひと :: misohito ::)
姿見でうなじ整え君を待つ 縁日の笛響く夕暮れ

057:縁(梅田啓子) (今日のうた)
祖母からの千円札を握りしめ子は走りゆく薬師の縁日

057:縁(日向弥佳) (黒猫ときんぎょ)
昔から同じ願いを繰り返す5円にかけたご縁の重み

057:縁(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
因もなく縁もないのにつけられた落とし前とかわけがわからん 

057:縁 (題詠100首爆走中。)
縁側で祖母がゆっくり気化してく七月の空、きっと永遠

057:縁(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ)
年老いて縁側辺りでお茶を飲む僕らの野望は叶わなかった

057:縁(森山あかり) (言葉の花かご)
お茶だよと呼びかけて母縁側で畑(はた)から帰る父を迎える

057:縁(ジテンふみお) (雲のない日は)
熱帯魚みたいな服で来るらしい顔は憶えぬ遠縁のおば

057:縁(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
縁側でお茶を飲んでたおばあさんウッドデッキは快適ですか

057:縁 (minto) (@100@)
縁側の猫でも知りたる我らはも走り続けよ人生ランナー

057:縁(ことり) (歌)
晴れた日の縁日の片隅で金魚たちが笑ったビニールの池で

057:縁(蓮野 唯) (万象の奇夜)
アドレスが縁と縁とを取り持って無理なく絆深めてくれる

057:縁(はこべ) (梅の咲くころから)
縁ありてきみにまみえしこの道は世阿弥につづく佐渡島なり

057:縁 行方祐美 (フーガのように)
縁のなき二人だったと諦めて薄いケータイぺたんと閉じた

057:縁(チッピッピ) (うたよみブログ)
縁あって見ることできた満開の桜目に沁む弘前の春

057:縁(陸王) (Always Walking with Yu)
白無垢でほほ笑みし君 今 昼の光の色に縁側で笑む

057:縁(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
こっそりと君の黒縁メガネ取る永遠(とわ)の夢から目覚めぬように

057:縁(わだたかし) (ファミレス短歌)
昔からギャンブルなどに縁がなくキミとのことも諦めました

057:縁(畠山拓郎) (あいうえおあお)
どのような縁(えにし)か君と巡り合う不思議な感じ読めない漢字

057:縁 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
赤い糸最初はきっと白かった今は真っ黒縁深き人

057:縁(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
縁あってあなたと別れられること消えない文字で予言しておく

057:縁(迦里迦) (香飄)
かぐや姫と竹取翁よりは濃き親子の縁らし 月までは往かず

057:縁(只野ハル) (Ordinary days)
これをそう呼ぶのかな 縁 それ以前の事は無くしてもいいものか 

057:縁(ふみまろ) (光る風の記憶)
舞ひ落ちて川面流るるひとひらの縁の花を君に届けん

057:縁(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
ほら丸く鋭利な月の縁側で切られた鳩の細切れ銀河

057:縁(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
こうやってお茶を飲むのも縁だから明日の事は今は忘れて

057:縁(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
縁あって何時も一緒に居りますが飼い猫ではなく同居人です

057:縁 (新井蜜) (暗黒星雲)
かんからにろうそくをつけ転がせば縁側に蝋のにおいこもるも

057:縁(ひじり純子) (純情短歌)
絡まって もつれたような 縁だって めくら滅法 切ってはならぬ

057:縁(ウクレレ) (十線譜)
いつも絵は額縁ばかり褒められて今日もスーツをビシッと決める

057:縁(さかいたつろう) (流星文庫)
「縁がないときは寂しい 縁があるときは嬉しいものってなーに」

057:縁(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
夕暮れの電信柱に耳をあて縁なきひとの消息を聴く

057:縁(Yosh) (☆生短歌☆)
縁なくば助けることも喧嘩すらできない訳で 知ることもなし

057:縁(理阿弥) (車止めピロー)
流感の尻馬にのりマスクつけ絶縁をした兄の街へと

057:縁(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
無理をして合わせていたかも知れぬこと 雨後の晴れ間のような絶縁

2009題詠blog057:縁(はづき生) (生さんま定食)
透明の縁の眼鏡をかけている馬鹿には黒縁眼鏡にみえる

057:縁(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
縁起より私を担いでくださいな。 ねぇ、暮らすって、そういうことでしょ?

057:縁(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
かたどってふちどってパパ、私はね、繋ぐ血縁触ってみたいの

057:縁(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
明け方のテレビではアラビア語講座 ココが世界と一日の縁

057:縁(藻上旅人) (創作のおと)
人類がこの地に生れ落ちたのも縁であるなら何をか為さん

057:縁(のびのび) (のび短歌)
縁あって愛した人だし我慢するよ切れたくちびる血の味の笑み 参照記事:057:縁

057:縁(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
縁あって出会ったことの偶然を必然に変えるこころの儀式

057:縁(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
乗り換えつ乗っ取られつつ生く因果 縁もゆかりもなき遺伝子に

057:縁(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
この縁をずっと続けていたいから走ろうゴールテープは切らずに 057:縁(題詠100首2009)

057:縁(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
見沼なる代用水の西縁(にしべり)にキツネノカミソリ群れ咲く夏よ

057:縁(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
宇宙船の原理で時の進み方が遅くなります(縁側時間)

057:縁(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
そうろっと縁日の夜の金魚のごと私をすくってもらえませんか

057:縁(春待) (三感四音)
絡み合う縺れた言葉解しては手繰り寄せたる稀なる縁

058:魔法(春待)  (三感四音)
先生の怒鳴り声受けこっそりと右つま先で描く魔方陣

057:縁(こうめ) (はこにわ相聞歌)
縁側に耳たぶ寄せる係長 なおぉんと似た声が聞こえて

057:縁(原田 町) (カトレア日記)
異なものの縁にむすばれ四十年さてこれからと郭公の鳴く

057:縁(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
死神も吹き飛ばしたというきみの泣き声母は這って抱きしめた

057:縁(KARI-RING)(再送) (ほとりほとりと藍色の海)
「死神も吹き飛ばされた」非血縁の母立ち上がり泣く我を抱く

057:縁(フウ) (easygoing.)
わたしにはまた縁がありましたねとまた出会える季節があるはず  

057:縁 (七十路ばば独り言)
縁側に隣の婆様がやって来てダベリングしていた60年前

057:縁(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
縁あればきっといつかは出会えると信じてみるのもいいよね きっと

057:縁(かりやす) (彼方探訪)
縁側に寝転ぶわれの制服のひだスカートのてかり這ふ蟻

057:縁 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
縁あって元カレの元カノが今シンユウでそのカレにキスした

057:縁(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
おだやかな日常がきこえると言う縁側に設置する鉱石ラジオ

057:縁(ゆき) (ひたぶる君を)
背けども縁の糸の固結び色目ふりゆくおぼろくれなゐ

057:縁(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
黒縁の眼鏡をはずす瞬間に男の顔になるの 反則

057:縁(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
残されたグラスの底を縁取った滴で円を描いて待とう

057:縁 (水口涼子) (FANTASIA )
 ひとつづつ縁をきざみて孤独なら死はだれも惜しまれず

057:縁(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
ハンカチの白いレースの縁取りに似た美辞麗句ばかり言う人

057:縁(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
良縁は 待ってるだけぢゃ 得られない 出逢い求めて Let's Action!

057:縁(祢莉) (suger drop)
縁側もないワンルームでもいいよ君と年月重ねるならば

057:縁(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
縁日にそろいで求めし風鈴も短冊とれたまま鳴りもせず

057:縁(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
さようなら、縁があったら会いましょう縁はあるわよ君は即答

057:縁 (村木美月) (うたりずむ)
対岸の火を見るごとく自らは消せぬ炎よいにしえの縁

057:縁(イマイ) (ゆびおり短歌)
日曜の西日傾き縁側をきみは欲しがる 夏は来ている

057:縁(tafots) (1年で1000首をつくる)
プードルの嫉妬深さの伝説はささくれ立った縁側に見ゆ

057:縁(nnote) (白い箱から)
縁日のひよこのその後飛び立てる羽を持たずに青を隠して

057:縁(あみー) (正直なたましい)
いけそうな気がしてる日々 いやらしいことに目がないけど縁もない

057:縁(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
百年に一度の不況百年に一度の我ら 縁と思へば

057:縁(音波) (短歌のなぎさ)
猫にさえ縁談がある ガラス戸の外の緑に胸を痛める

057:縁(青野ことり) (こ と り ご と)
初めての浴衣の帯が気になって それだけだった縁日の夜

057:縁(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
「今回はご縁がありませんでした」ってタイミングのせいにするなよ

057:縁(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
空色の縁側に並んで腰かけ七夕流しの雨音を聴く

057:縁(ほたる) (ほたるノオト)
縁日の灯り途切れた暗がりでふたり秘密の共有をする

057:縁(月下燕) (a swallow under the moonlight)
待ち人は現れないと宣り給う神籤を松に結ぶ縁あり

057:縁(都) (miya-momoの日記)
先輩の背中を見てきたこの月日はかない縁か いえこれからも

057:縁(O.F.) (O.F.)
夕立で中央線は遅延だし さらば 僕の銀縁メガネ君

057:縁(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
ささがねの蜘蛛の縁者である母の子なればわれに触るるなをのこ

057:縁(すいこ) (すいこのうたおきば)
朝顔の白むつまじく紫に縁の色にこまやかに染む

057:縁(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
縁起でもない冗談もふたりなら不謹慎でも笑いになるの

057:縁(Re:) (プリズム)
黒猫と一緒に前を横切った君と縁あり隣で眠る

057:縁(佐藤羽美) (hinautamemo)
教室に薄日がさせり春草の匂いただよう雲の縁から

057:縁(emi) (時計をはずして)
「項目にあてはまる血縁者は」と簡単に聞くレントゲン技師は

056:縁(藤野唯) (Sugarmint)
結べない糸だってある「これも縁なのかな」なんて笑ってすます

057:縁(藤野唯) 再投稿 (Sugarmint)
結べない糸だってある「これも縁なのかな」なんて笑ってすます

057:縁(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
額縁が黒に変わってなお香る肩ごしの血が生きよ、と言った

057:縁(間遠 浪) (少女らせん)
なのでしたー などと聞こえる巻き込まれ型ヒロインは縁がすべて

057:縁(健太郎) (モノクローム文芸館)
縁深くゆかりの町の簡易宿縁側で待つ芸者の帰り

057:縁(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
腐れ縁みたいにすみませんばかり使って泣いて泣いて眠って

057:縁 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
縁あってココに集ひて上の人は「腐れ縁みたいにすみません・・・」と詠む(スミマセン)

057:縁(市川周) (ミルミルを飲みながら)
縁(えにし)なき駅前で海物語(サムがでたのでびっくりしたのだ)

057:縁(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
柵の縁と自由の離型剤 60時間足らずの効果

057:縁(酒井景二朗) (F.S.D.)
逆縁を感謝するには程遠く今日も社長と睨み合ふ僕

057:縁(都季) (31pieces)
離れても縁があるならまた会える 麦わら帽子はもう探さない

057:縁 (みなと) (海馬)
袖すり合うも他生の縁か行き交うて暑しあつしの京は先斗町

057:縁(橘 みちよ) (夜間飛行)
縁側の手すりに夏の日射しあり座敷の柱時計が鳴りき

057:縁(遥遥) (たんかのきりかた2)
通りゃんせ何のご縁でこうなって何のご縁で世界は回る

057:縁(振戸りく) (夢のまた夢)
来世でも縁があるなら左手が空いてるうちに見つけてください

057:縁(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:057:縁 縁側で君のパンティかぶりつつ線香花火の葬式見てた

057:縁(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
縁取りを施したこのモノクロの輪郭辿るの 愛してました ○熱と咳と鼻水がつらいです、夏

057:縁(花夢) (花夢)
良縁という名の硬い宝石を月のあかりのもとで砕いた

057:縁(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
乱反射浴びてプールの縁に立つ汗をたらした稲川淳二

057:縁(珠弾) (seven seas tac)
蝶々の結びになっていたらしくあっさり解(ほど)けてしまった縁も

057:縁(こゆり) (おかっぱ短歌)
わたあめも金魚すくいも興味ない君がいるかもしれない縁日

057:縁(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
リビングでテレビを観たりお茶したり運命ではない必然の縁

057:縁(村上はじめ) (雑感)
黒縁の眼鏡の奥の澄んだ眼に吸い込まれそうになる恋をした

057:縁(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
縁石の上を歩けばおんなじ背 わたしがではなくてあなたが

057:縁(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
縁なんて言葉で括りつけるほど君との距離は離れかけてた

057:縁(暮夜 宴) (青い蝶)
海よりも青いマニキュアかざしては良縁などを求めてやまず

057:縁(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
絶縁と言はれるほどのかかはりを持たぬ生徒の門出を祝ひぬ

057:縁(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
何事も縁というのはあるもので どうです?一緒に始めませんか

057:縁(紫月雲) (resume 1970-2009)
ご縁とふ恵みに酔ひぬされどいま過酷と思ひ手あわせたり

057:縁(斗南まこと) (野ウサギのように)
すれ違うために出会った縁だったそれでもありがとうは言わせて

057:縁(本田鈴雨) (鈴雨日記)
縁の下のぞけば授乳の母子猫、鼠の死骸、ダリアの球根。

057:縁(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
えいえんのスープをわけあうとき花のかげが散らばる波紋の縁だ

057:縁(岡本雅哉) (なまじっか…)
いやだっていえばいうほど好かれてくああもういやだ(これは縁だね)

057:縁(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
セミヌード気分 初めて縁なしの眼鏡で君に逢う頬熱く

057:縁(しおり) (ヒロの独り言)
一瞬の時を重ねて今日を生く幾千の縁辿り絡めて

057:縁(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
借りるより買っちゃう方がいい恋になるよ お金は出て行くものさ

057:縁(吉里) (梢は歌う)
ふと思う かなり苦手なあなたでも 縁した意味がそこにあるはず 

057:縁(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
細々と縁(えにし)の糸の阿弥陀籤(くじ)辿るほどに君遠く離(か)れゆき

[短歌][2009] 057:縁(ezmi) (語りえぬことを。)
スカートを縁取るレース震わせて泣いていた君。憎い。男が。

057:縁(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
霧深くふいに現る崖っ縁その真ん中の「っ」に躓いて

057:縁(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
3年間同じクラスで1回も話してないって縁だと思う

057:縁(ノサカ レイ) (のーずのーず)
縁にて世界で二人だけが知る記憶かさねる 春、夏、秋、冬

057:縁 (お気楽堂) (楽歌三昧)
時々は居ない暮らしを夢想する思い当たればくされ縁です

057:縁(香-キョウ-) (Sky on Blue)
ザワザワと縁もゆかりもない場所で胸がざわめく 前世と共鳴?

057:縁(おっ) (だいえいの短歌専門店)
縁側に誰も座りはしないのに全力で咲く母の向日葵

057:縁(ゆふ) (ゆっくりん)
絡まった糸はいつかほぐれゆくゆっくりまとう縁というもの

057:縁(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
縁側にソーラーウォッチ出しておき今日は貴重な充電時間...

057:縁(駒沢直) (題詠blog参加用。)
再会を縁とは言わず事故という その唇は嘘をつかない

057:縁(志井一) (日記ホプキンス)
縁ですね? 緑じゃなくて縁ですね? あやうく間違えるとこでした

057:縁 (一夜) (短歌るBlog)
見上げれば澄んだ青空広がりて 縁切り寺の境内静む

057:縁(sora) (追憶~娘へ)
再びの秋巡り来て逆縁の悲しみ更に深くしてゆく

057:縁(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
おぼろげなオーラを補完するように私の影は黒い縁取り

057:縁(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
縁あって一緒に暮らすひとがいて結婚線をさがす、春です

057:縁(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
蜘蛛糸の縁一筋指絡め手繰りて寄せる夜蝶の軌跡

057:縁(扱丈博) (取扱)
張りつめた立方体の縁(ふち)も溶けぼくの香りもはみ出しだした

057:縁(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
悩んでる時出会えたり知らぬ間に仲良しになる縁ある人ら

057:縁(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
縁なしの眼鏡ひかりを返すからあなたの瞳はかくされたまま

057:縁(月夜野兎) (明日 晴れるといいな)
結婚は縁があってと言うけれど 切るも切れるも縁と言わんや

057:縁(小林ちい) (ゆれる残像)
縁あって一緒に居ると好物も似るのか ゆかりおにぎり握る

057:縁(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
さよならを言わないことで貴方との縁は切れないそう信じてた

057:縁(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
どうしても付けない嘘がひとつだけ「中学からの腐れ縁なの」

057:縁(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
縁起物ばかりあつかう雑貨屋の閉店セールに行ってみようか?

057:縁(惠無) (なんでもない一日)
点々が重なり合ったような縁 切り取り線のようにはがれた

057:縁(村本希理子) (きりころじっく2)
縁日のざわめき遠き路地に来てひかり放たぬ硬貨取り出す

057:縁(今泉洋子) (sironeko)
獄窓を額縁として郷さんの見る空の絵に秋はいたるか

057:縁(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
君とのこと縁と呼ぶには酷すぎて黙って強く抱くしかなかった

057:縁(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
手のひらの縁からこぼれ落ちていく幸せに似たビー玉だった

057:縁(内田かおり) (深い海から)
縁あれば関わり深くなるはずと思う握手に木漏れ陽の散る

057:縁(だや      (それから人鳥の朝食を買いに)
近縁の少女の髪はよく香りの緑色の苔、苔の恋愛 

057:縁(Ni-Cd) (反実仮想)
縁側のしたに棲みたるおとうとの口より松葉牡丹が馨る

057:縁(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
この場所に縁もゆかりもないけれどどうしてなのか魂安らぐ

057:縁(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
縁日に風車なんていまどきね・・・遠い目をして子供みたいに

057:縁(やすまる) (やすまる)
おもむろにモロボシダンの手捌きで変った縁の眼鏡をかざす

057:縁(夢雪) (浪漫)
額縁の絵に封じ込まれ生きたまま年を取らない吸血鬼の姉

057:縁(kei) (シプレノート)
いつだって夕陽と打っておりました時計が止まる縁台将棋

057:縁(鯨井五香) (くじら(独唱))
因縁のふたりは出会う十年後日本シリーズの解説席で

057:縁(さと) (すばらしい日々)
二人して絵馬書いた日が懐かしい 夢と知りつつ結縁祈願

057:縁 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
曾根崎のお初の恋の散るわたりわれらの縁は結ばれしかな

057:縁(茶葉四葉) (ゆざまし)
縦長のそこだけやぶって縁のない写真の肩に手だけは、だれだッ

057:縁(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
縁踏まぬ礼儀作法を教へるにぎこちなきわが歩みとなれり

057:縁(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
手首には絹の縁(えにし)の糸をつけ少女はひとり 溶ける黄昏    

057:縁(緒川景子) (ezomijikauta)
またしてもこの黒縁のこの感じ 神様わたしがわるかったごめん

057:縁(桶田 沙美) (31Words Runner)
今日もまた「ご縁がない」と断られ円もなくなる無職生活

057:縁(田中ましろ) (ましたん)
たおやかな春の光と人の目が差す縁側で裸になろう

057:縁 (勺 禰子) (ディープ大阪・ディープ奈良・ディープ和歌山)
縁(えにし)とや たまむすばれて肉体の滅びにまどはされぬためのもの

057:縁(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
縁ならば仕方なかろう金運をもたずこの世に生まれ落ちても

057:縁 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
縁側でおもいだす日も遠くないおとぎ話はクライマックス

057:縁(みち。) (滑空アルペジオ。)
傷跡は痛まないんですていねいに縁取っていた記憶をはがす

057:縁(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
靄にたたずんでたあなたはあたたかい縁側の陽に微笑むみたいに

057:縁(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
夏 きみとはぐれたように縁日の人の流れにのれないままの

057:縁(ぱん) (向日葵 と 月)
少しずつ糸がとび出しほつれてく ハンドタオルはレースの縁取り

057:縁(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
このたびもキレンゲショウマの群生は見つからぬまま 縁あらばまた

057:縁(星川郁乃) (Air Station)
このごろの西瓜の味がうすいのは縁側のない家のせいです

57:縁(HY) (天然通信)
別れても何故か再び出逢っちゃうそれが御縁の力じゃないかな

057:縁 みぎわ (たづたづし)
堅結び玉結び次々ほとびれて恋の袷(あはせ)の縁(えにし)ぞ薄き

057:縁(ME1) (FILL mobile)
ほうばった風味絶佳の空箱と おとぎ話で縁取った恋

057:縁(兵庫ユカ) (Blog [ .bypass ])
目の縁を赤く囲っていつまでもひとを憎んでいられたらいい