題詠blog2009

こちらは「題詠blog2009」の会場です。どなたでも自由にご参加いただけます。

076:住

2008-12-20 | 071-080の歌
「076:住」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

076:住(松木秀) (わたしよきみの風景であれ)
だいじょうぶ三井住友銀行はあなたをきっと助けはしない...

076:住(jonny) (迂闊な夜の真ん中で)
住んでみただけの街にも住んでみただけの愛着わいて8年

076:住(鳥羽省三) (見沼田圃の畔から)
<住所不定・ホームレス>との公田さん仮の住まいの場所を教えて

076:住(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
旧居寓居新住居へと移動せし本は埃を引き連れて来る

076:住(アンタレス) (思い出ずるままに)
此の土地に四十数年住みおりて吾がみる夢は嫁す前の家

076:住(みずき) (空)
ローソンの灯して暗き五号室 都会に住まふことの淋しさ

076 住(船坂圭之介) (kei's anex room)
076 住 ねむれざる夜は在り不毛のゆめに泣く午前三時の暗き住宅

076:住(夏実麦太朗) (麦太朗の題詠短歌)
先月から住み始めてるこの街も住み慣れた街にまたなるのだろう

076:住(佐藤紀子) (encantada)
わがうちの浦島太郎が目を覚ます カナダに住みて三十二年(浦島太郎物語)

076:住(庭鳥) (庭鳥小屋へようこそ)
住之江の岸を探して波はゆく枕にならい人目憚る

076:住(八朔) (I am still here ... われひとりゐて)
居住まいを正して人の変わりゆくさまを見つめる千引きの岩戸 

076:住(小早川忠義) (Just as I am Returns)
地下に入る前の車両の鈍色は南千住駅に塗れたり

076:住(梅田啓子) (今日のうた)
ひとり住みふたりになりてふたり増えいまはしづかにふたりに暮らす

076:住(みつき) (みそひと :: misohito ::)
住むとこは狭くていいよ二人だし いつも私はくっついてるし

076:住(森山あかり) (言葉の花かご)
パパ逝って住まいを変えた悲しみは消えないけれど2年が経った

076:住(じゅじゅ。) (rahasia2 ~題詠blog2009~)
住み慣れた一人暮らしのこの街を去りゆく感傷 嫁ぐ前の日

076:住(うたまろ) (五と七と五と七と七)
住み慣れた町が毎夜の夢舞台 目覚めに騒ぐ破壊衝動

076:住 (穴井苑子) (猫のように純情)
エンディングテーマも聞いてしまったし次の住処を探さないとね

076:住 (minto) (@100@)
筆を持ち住所氏名を記帳せり我のすべてを文字にあらはす

076:住(マトイテイ) (ようこそ 纏亭へ?)
このところ住所不定の僕だから届かぬ幸も少なくはない

076:住(ことり) (歌)
八年後はかならず定住してくださいっていいわたされたミンミンゼミ

076:住(迦里迦) (香飄)
介護はた産守りごめん つんのめるほどに急がん林住の辺に

076:住(チッピッピ) (うたよみブログ)
引っ越しの朝にがらんとした部屋で「住めば都」の言葉かみしめ

076:住(七五三ひな) (ひなの雑記と言葉遊び)
真夜中の貨物列車よ吾の身ごと運んでみせよ君住む街へ

076:住(ジテンふみお) (雲のない日は)
枕もと「いしいひさいち」数冊の心強きは安宿住まい

076:住 (ゆり) (森の歌 ~怪人二十面相~)
木の上に住みたいな風さやさらと苔のベッドでお昼寝したり

076:住(ぽたぽん) (今日には今日を 明日には明日を)
住所まで書いたところで手をとめるこの時間差は有効だろうか

076:住(はこべ) (梅の咲くころから)
住み慣れたこの町なれどあらためて 別れの日には感謝いっぱい

076:住 行方祐美 (フーガのように)
ハグリッド元気ですかと打つメール森の住み処はわれには遠く

076:住(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
たまに見る住所の地名がカッコイイ住んだら意外と普通なのかな

076:住(陸王) (Always Walking with Yu)
10分で行けるけどもう10年間行くに往けない君の住む町

076:住(柴田匡志) (スタートライン)
韋駄天のルーキー選手に期待せり<住田貴彦>開幕ベンチ

076:住(畠山拓郎) (あいうえおあお)
衣食住衣は足りて食足りて住居も足りて嫁が足りない

076:住(伊藤夏人) (やわらかいと納豆2009)
こつこつと住みかを各地に作りすぎ住所不定のあなたを拾う

076:住(理阿弥) (車止めピロー)
駅舎への近道みつけ驚けり住み慣れたこの街去る朝に

076:住 (新井蜜) (暗黒星雲)
住所録めくってみたがアの欄もミの欄もまた空白である

076:住(Yosh) (☆生短歌☆)
住所なし。ただあてどなく生きている 少なくとも奴より活きてる

076:住(ふみまろ) (光る風の記憶)
住む人を失くる庭に何ごともなかつたやうにゆれる秋桜

076:住(ふみまろ)再投稿 (光る風の記憶)
住む人を失くせる庭に何ごともなかつたやうにゆれる秋桜

076:住(わだたかし) (ファミレス短歌)
住んでいる街を聞ければ親密になれた気がする研修旅行

076:住(羽うさぎ) (羽うさぎの日記帳)
きみの住む町まで駅はあといくつ霧雨けむる窓はつめたい

076:住(のびのび) (のび短歌)
その内に炎を住まわせているから女は多分太陽でいられる 参照記事:076:住

076:住(ひいらぎ) (ひいらぎのゆっくり短歌日記)
住む場所が変わるってこと誰かから噂に聞いて遠ざかる君

076:住(野州) (易熱易冷~ねっしやすくさめやすく、短歌編)
住みなれしわが家のやうに振舞へばねこは三日で安寧得たり

076:住(フウ) (easygoing.)
きぼうあいゆめ無くならない海 深く沈み抱かれ永住しよう

076:住(KARI-RING) (ほとりほとりと藍色の海)
衣食住足りない村で正義説く立派な身なりの海軍大佐

076:住(只野ハル) (Ordinary days)
訪ね来た住処の跡に佇めば人無き村に架く白真弓

076:住(天野ねい) (三十一文字の毒薬)
免許証ひっくり返せばこれまでの住所がずらり 詮索はナシで

076:住(たざわよしなお) (世界を翻訳するための試み)
竪穴式住居跡の解説をする懸命な眉の無造作

076:住(ゆき) (ひたぶる君を)
海は産み底ひ冷たきみづうみの藻の奥住まふ孕まぬ人魚

076:住(龍庵) (題詠blog2009 龍庵)
衣食住足りて近頃きみにした酷い仕打ちを思い出してる

076:住(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
住んでいる町はそれぞれ違っても おんなじ月に見守られている

076:住(秋月あまね) (予定された調和が見つかりませんでした。)
どの本と結婚しようか図書館の永住権を手に入れるため

076:住(こうめ) (はこにわ相聞歌)
月に住むウサギを頭で飼っている歌が行き交う流星のごと

076:住 (井手蜂子) (蜂歌/Hello,Mr.Darkness.)
しあわせの最小単位あれかしと狭小住宅設計者云ふ

076:住(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
しあわせなひとになるため心臓に八本足の虫を住まわせ 076:住(題詠100首2009)

076:住(蓮野 唯) (万象の奇夜)
居候言い方変えておまけさん住んでいるのは玄関の脇

076:住(tafots) (1年で1000首をつくる)
あまりにも平和すぎる気がしている住民票を取りに行く午後

076:住(EXY) (オレブロ★パラダイス♪)
週末の アフターファイブ 同僚と 今宵呑むなら 住吉町だ!

076:住(さかいたつろう) (流星文庫)
この街で住民税を払ったらあの子やあの子が泣くのでやめます

076:住(新田瑛) (新田瑛のブログ2)
風景が歪んで見える この町にどうやら長く住み過ぎたようだ

076:住(西野明日香) (水の中のASIAへ(短歌な毎日))
残務には落とし穴あり山の手の住宅街に灯り点りぬ

076:住(藻上旅人) (創作のおと)
住み慣れた方丈の庵荒れ次第寂しき風が障子に映る

076:住 (七十路ばば独り言)
住み慣れし我が家離れて移り住む施設の暮らしにもだえる老女

076:住(ウクレレ) (十線譜)
君の住む街へと空はつながって神はあなたを信じてますか

076:住(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
深夜ほんとうの居場所さがして駆ける無料の住宅情報誌かかえて

076:住(冥亭) (《冥亭倶楽部》 the snow-ball planet)
此の度のマニフェストには間に合わぬ「闇の眷属専用住居」

076:住(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
愚狂なるわれら選びぬ階段の多き家をば終の住処に

076:住(すいこ) (すいこのうたおきば)
みにくいと叫んだ泣いた君達の住処はここだよいかなくていい

076:住(原田 町) (カトレア日記)
三十年住みて余所ものこの在の祭囃子が風に聴こゆる

076:住(じゃみぃ) (じゃみぃのうた)
なんやねぇ住基ネットの利便性知らないままに数年過ぎて

076:住(春待) (三感四音)
キーワード「愛知」「向日葵」「花畑」君の住んでる町の手掛かり

076:住(イマイ) (ゆびおり短歌)
ひっそりと住んでいるこのアパートに更新の案内が届いた

076:住(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
戸惑つてしまふ、わたしの胸に住む小鳥が卵をしづかに抱く日

076:住(nnote) (白い箱から)
ちちははと住んだアパート朽ち果てて影絵のままの食卓は在り

076:住 (みなと) (海馬)
眠れずにネット世界の住人となりてうつろの夜の蝉たちよ

076:住(佐藤羽美) (hinautamemo)
わたくしの住所録から忽然と常居次人が消え去りし冬

076:住(藤野唯) (Sugarmint)
一回は叶わなかったものたちを持ち合ってまたはじめる住処(すみか)

076:住(木下一) (ワイワイやってる暇はねえ!)
参照記事:076:住 住職が記憶を無くし呟いた「君のパンティ…」で霊が成仏

076:住(流水) (流水(るすい)の短歌Caf'e)
住宅を持つことだけが目的で暮らしはとうに捨ててしまった

076:住(天鈿女聖) (うずめの花ビラ)
何回もキスの練習しまくって一緒に住める準備をしよう

076:住(祢莉) (suger drop)
どんなとこか知りたくてついグーグルに打ち込んじゃった君の住所

076:住(虫武一俊) (無足場ワンダーランド)
履歴書に気を込めないでひといき、に、しまった、前の住所を書いた

076:住(あみー) (正直なたましい)
俺こそが元カレなのに歴史上原住民の立場は弱い

076:住(間遠 浪) (少女らせん)
住み慣れた父を離れてからだだけ子どものままでゆく水族館

076:住(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
この星に住む者として明日を待つ夜空を屋根に誰もが眠る

076:住(五十嵐きよみ) (NOMA-IGAオペラ日記)
この街に住むなら画家の名をつけた狭い通りのアパートがいい

076:住(こすぎ) (たんかんぽんかんみかん)
どうしてか住み込みばかり探したね いっそ雨ざらしなら良かったのに

076:住(青野ことり) (こ と り ご と)
夏が来るまえに移ったかりそめの住まいの庭にも秋の虫鳴く

076:住 (村木美月) (うたりずむ)
君の住む町を横切る時いつも葛藤の雨心に降るよ

076:住(吉里) (梢は歌う)
散歩行き昔住んでた家の前そっと耳澄まし今をうかがう 

076:住(ほたる) (ほたるノオト)
絵に描いた未来予想図塗りこめる住宅展示場に降る雨

076:住(酒井景二朗) (F.S.D.)
人間の屑が數多の屑とともに住むこの部屋に(も)そよ風が吹く

075:住(にいざき なん) (改題「休まないで歩けとチーターが言ったから」)
唇が「さらば」の言葉を探してる 「さらば」の住処はいつも外側

076:住(月下燕) (a swallow under the moonlight)
きっとあなたは白髪も似合う新しい住民票の発行を待つ

076:住(都季) (31pieces)
この街に君が住んでることを知る 街の名前が意味を帯びてく

076:住(振戸りく) (夢のまた夢)
7桁の数字と番地でお住まいにお届けします(日本郵政)

076:住(石畑由紀子) (裏デッサン。短歌・題詠マラソンを走っています。亀スピードで。)
君の住む街の天気を先にみる癖がつきました お元気ですか

076:住(村上はじめ) (雑感)
この部屋に住もうと決めたあの頃は前しか見えない若造でした

076:住(珠弾) (seven seas tac)
住み慣れた街の灯が「お帰り」と言ってるような旅の終着

076:住(市川周) (ミルミルを飲みながら)
住民票とりにはるばるコリン星(きりがよいので七七はなし)

076:住(花夢) (花夢)
いつのまにか身体のなかに無垢な少女が住んでいてちょっと邪魔

076:住(南 葦太) (「謙虚」という字を書けぬほど)
三階の住人が突然笑う 死ねばいいのに 主に俺とか

076:住む(斗南まこと) (野ウサギのように)
新しい住所のメモを握りしめ君への手紙書き出した朝

076:住(斗南まこと)再送信 (野ウサギのように)
新しい住所のメモを握りしめ君への手紙書き出した朝 タイトル間違えました(>_

076:住(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
田舎道行き着く果てに住み移る帰途に抱ふるガーベラの鉢

076:住(遥遥) (たんかのきりかた2)
明日ここに住んでいた人君に似たグラスホッパーの夢をみたのです

075:住(こゆり) (おかっぱ短歌)
今日もまた悲しい夕日が沈みます君と誰かが住むこの街に

076:住(Re:) (プリズム)
あの人の住む町は今日も晴れ予報 私の涙は乾かないまま

076:住(ちょろ玉) (ちょろ玉のコトダマラソン)
この街のどこかに君が住んでいる 遠くにピアノの音が聞こえる

076:住(櫻井ひなた) (ひなごと☆23→24)
小テスト前夜みたいに新しい住所と名前を練習してる

076:住(しおり) (ヒロの独り言)
住む人のなき廃屋の片隅に赤あか燃える彼岸花咲き

076:住(emi) (時計をはずして)
君の住む場所を探して呼吸する同じ空気を感じていたい

076:住(本田鈴雨) (鈴雨日記)
はじめてのふたりの住処ゆりのきに向かひていまもああここにある

076:住 (キャサリン)(コーラス♪(´・ω・`)カレンダー♪)
再発とまた言われ十五年目かわが身に住まふメルカゾールは

076:住(nene) (セイント☆オゼウサン かばんの中身ご開帳編)
住みたくない住みたくないとこの家に囚われていたみずからすすんで ○絆の十字架にとらわれるってやつですよ アホみたいに

076:住(おっ) (だいえいの短歌専門店)
月に住むウサギは杵を振り上げたままの姿勢で凍りついている

076:住(かりやす) (彼方探訪)
研修の吾(あ)を階上で日日迎ふ住居侵入罪の虎猫

076:住(美木) (ヒネモスアフタヌーン2)
ひやかしで住宅展示場に行き架空の家族の部屋割り悩む

076:住(暮夜 宴) (青い蝶)
深海の泥にまみれるあたくしは清い水には住めないさかな

076:住(松原なぎ) (日向水(題詠blog2009))
サウザントサンデイ丘をこえたって輝いていて住処の灯

076:住(扱丈博) (取扱)
かなしみが奥歯の奥で安住し歯をみがいてるだけでくるしい

076:住(岡本雅哉) (なまじっか…)
罪深いきみの笑顔だ 安住の地なんてきっとぼくらにはない

076:住(水風抱月) (朧月夜に風の吹く。)
たゆみ無く筆奔らせる情動の我が背(せな)に住む 飼い殺されて

076:住(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
シンデレラ城に住みたい 似たようなホテルなんかに満足しない

076:住(橘 みちよ) (夜間飛行)
合併に住所は都市となりたれど穂波かがやく里はのどけく

076:住(桑原憂太郎) (憂太郎の短歌Blog)
空白のままでは報告できないと調書に保護司の住所を書きぬ

076:住(キヨ) (ぼくはこんなことが好き。)
いつからかやさしい街を知っていて そこに住むのが目標ではない

076:住(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
転々と引っ越し重ねたどりつく終(つい)の住みかに君との余生

076:住(久哲) (久哲の適当緑化計画。)
難破船、広い十字路、日記帳、ぶるーわーかー、住むのならどれ?

2009題詠blog076:住(はづき生) (生さんま定食)
住むところありて橋の下ひとびとはゆふぐれどきに酒盛りをする

076:住(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
いつからか住む人絶えたる家はもはや竹に破られ老醜をさらす...

076:住(穂ノ木芽央) (白紙委任状)
終の家(や)にならざりし都営住宅のポストに今日もちらしあふれて

076:住(紫月雲) (resume 1970-2009)
住み慣れることなき街のきれぎれの空に数える星ぼしの影

076:住(だや (それから人鳥の朝食を買いに)
図書館の住人に教室で会う 君と眼鏡を交換したい

076:住(都) (miya-momoの日記)
ああここはあなたの住む街流れゆく駅名表示見えなくなった

076:住(空山くも太郎) (ケータイ短歌 備忘録)
君の住む街をだんだん過ぎていく準急列車の窓に降る雨

076:住(sora) (追憶~娘へ)
ヒトひとり在りしことを過去にする住民票のおほきなる×印は

076:住(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
子の住所すぐには思ひだせなくて薔薇のもやうの手帳をひらく

076:住 (お気楽堂) (楽歌三昧)
新しい巣箱あります住宅をお探しの鳥さんはこちらへ

076:住(TIARA) (**JEWELRYBOX**)
哀しみが住まう窓辺に打ち付ける雨はいつかの君の泪か

076:住(駒沢直) (題詠blog参加用。)
読経する住職のうなじ思うさま見つめてみれば蝉の声止む

076:住(ぷよよん) (冷静と情熱のあいだ)
住所さえしらなかったねそれでいいきみのこねこは今死にました

076:住(bubbles-goto) (BIBBLy HoUR)
地球にて稲垣足穂仮住まい横寺日記雪ヶ谷日記

076:住(Ni-Cd) (反実仮想)
僕たちは住宅展示場にいる当たり目を引くゲストみたいに

076:住(村本希理子) (きりころじっく2)
四十年住みし風土をわすれゆくわれは木いつしか鳥を抱かぬ

076:住(星桔梗) (風船がわれるまで ?)
夢見てたあなたと共に住む日々を私の意志で葬り去った

076:住(今泉洋子) (sironeko)
うちひさす都へと子は移り住み葉桜春の余白うめゆく

076:住(夢雪) (浪漫)
妖精の住処を探しに出かけたらしゃべる猫が案内してくれ

076:住(O.F.) (O.F.)
どうしてもティッシュが必要だったので古い住民票で代用

076:住(葉月きらら) (組曲を奏でるように・・・)
君の住む街が私の街になる通い続けた日々も思い出

076:住(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
ゆっくりと寝言で夢を語るひと一緒に住むと決めたうたたね

076:住(さと) (すばらしい日々)
君の住む家の前通るとき普通のわたしでいられる 今なら

076:住 (一夜) (短歌るBlog)
凍えてるあなたの胸に住みつて 優しい春の温もりあげる

076:住 (寺田ゆたか) (永訣のうた)
骨壷に入りて吾妹はすましゐる さほどに壷は住みよきものか

076:住(ほきいぬ) (カラフル★ダイアリーズ)
住む家が違ってるだけ上の名が違ってるだけ 違ってるだけ

076:住(惠無) (なんでもない一日)
10年の歳月流れ今もなお自分の住処と思えずにいる

076:住(kei) (シプレノート)
真昼間の住宅街に忍び込むすうっと足の伸びゆく日差し

076:住(茶葉四葉) (ゆざまし)
竪穴式住居にすまう頃なれば腕力だけで得たのか君を

076:住(やすまる) (やすまる)
ちちははの住まう土地へとポケットに火の心臓をおさめてかえる

076:住(小林ちい) (ゆれる残像)
夢に見るのは五年前母国語の違う誰かと住んでいた町

076:住(yunta) (詠 ~ツキノチカラ うたのもり~ )
住み慣れたふるさとを捨て旅に出た私の里はあなたのところ

076:住(月原真幸) (さかむけのゆびきり。)
住所不定無職でも黒猫だから私なんかに構われている

076:住(ノサカ レイ) (のーずのーず)
間取り図でふくらんでいく妄想の住人たちのゴッドなあたし

076:住(田中彼方) (簡単短歌「題詠だ」)
猫みたく住みついたって良いんだよ。ねこまんまなら得意なほうだし。

076:住(ひじり純子) (純情短歌)
この胸は心の住み家 お互いに心分けあい住んでいるのよ

076:住(桶田 沙美) (31Words Runner)
君が住む黒潮洗うあの街は今でも海が綺麗でしょうか?

076:住(健太郎) (モノクローム文芸館)
遥かなる季節に吹かれ廻る街一緒に住んでみないか友よ 題詠blog2009「076:住」

076:住(香-キョウ-) (Sky on Blue)
嫌だった故郷へ帰るその度に懐かしさ滲む住み慣れた街

076:住(田中ましろ) (ましたん)
マンションの住人みんな知っているあなたが果てる瞬間の声

076:住(佐山みはる) (月待ち人の窓辺(題詠Blog))
佳きひとの住みたまへるかカーテンに風さわりゆく新しき家

076:住(千坂麻緒) (薔薇十字蕩尽短歌)
一切の理由は不明クマの絵の住所変更通知の葉書    

076:住(笹本奈緒) (ニダンカイサセツ)
住み分けがよくできていて午後からは選択科目ごとに友だち

076:住(内田かおり) (深い海から)
この山に住まう狸は道端の笹に隠れる前に振り向く

076:住(ろくもじ) (タンカコタンカ 題詠篇)
週末はモデルルームに行く予定 住むはずのない相手を連れて

076:住(志井一) (日記ホプキンス)
住民票どおりに僕を訪ねるとコインパーキングにたどり着く

076:住(わらじ虫) (楽園 by わらじ虫。)
住み慣れた街に今年も居心地の悪い季節が桜を咲かす

076:住(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
住宅街抜けて走れば遠浅の海へと続く 死者送る道

076:住(ぱん) (向日葵 と 月)
きみの住む町を今でも通るけどもう信号で探してないよ

076:住(柚木 良) (舌のうえには答えがでてる)
住みついてしまったようだ 義務として買うオカモトの銀の輝き

076:住(青山みのり) (わざとじゃないもん!)
永遠に住まないだろう国の名を画面のなかの鳥がさえずる

076:住(鯨井五香) (くじら(独唱))
折りじわをなぞって「うん」とか言ってみる 住宅情報誌は先月号

76:住(HY) (天然通信)
君の住む街は今頃雪かもと飛行機雲を眺めて想ふ

076:住 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
 友の住む宮城・近江の新米の微笑みに負け2キロずつ買う

076:住(星川郁乃) (Air Station)
ため息を竪穴住居の炉の前で弥生の女(ひと)も殺したろうか

076:住(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
宝物箱がなくなり住み慣れた部屋にぽっかりあいたスペース

076:住 みぎわ (たづたづし)
大量に凍れる水の見付かりし月の裏側かぐや姫住む

076:住(ME1) (FILL mobile)
もう要らぬ。孤独なくした住み処など荒べ遊べぬ(スサベヌ)ジプシーとなる

076:住(久野はすみ) (ぺんぺん100%)
住民の願いによって苅られゆくアワダチソウのあまた花首

076:住(みち。) (滑空アルペジオ。)
もうずっとわたしの中に住んでいるわたしではないわたしがにがい