題詠blog2007

こちらは「題詠blog2007」のイベント会場です。「イベントの仕組み」をお読みの上、自由にご参加ください。

001:始

2006-12-30 | 001-010の歌
「001:始」の歌は、こちらにトラックバックしてください。

この歌から投稿を始めてください。投稿は、題にふられた番号順にお願いします。

001:始 (ねこちぐら)
始祖たりしかの益荒男の御前にまずは一声 御笑覧あれ

001:始(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
 (台本にないこの恋の始まりを序曲のあいだに想像しよう)

001:始 (SpriteCrossRoad)
卒業と一つ終わりが来たけれど 休みも無しに始まりが来る

001:始(小埜マコト) (カルアミルクを飲みながら)
海原に始まりの陽が昇っても終わりにしたいそんな日もある

001:始(白辺いづみ) (Iduming☆World)
予感さえ振り切る視線貫いていとしのエリーは始まりの歌

001:始(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
使わない消しゴムみたいボク達は始めないから終われない恋

001:始 (zoe)(すりきれ)
眠たいが幼き夢の話など三十一文字で始めてみよう

001:始(きじとら猫) (きじとら小部屋)
朝もやのヘッドランプが近くなる 行先決めず始発待つ朝

001:始(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
君と僕あってしまえば終わるって知っているけど始発電車で

001:始(yuko) (tankaの森)
嫌なこと忘れる為に百題の歌への旅を始めよ弥生

001:始(原田 町) (カトレア日記)
やわやわと走り始めんもうすでにゴールインの強者(つわもの)あれど

001:始(柴やん) (明日はきっといいことがある)
石ころのグラウンドより始まりし大分の歴史はJ1に残る

001:始(haruko) (here i am)
始まりはもう覚えてはいないけど離れられる気がしないです

001:始(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
やわらかなひざしにあわせムーミンがまあるいせなかをゆらし始める

001:始(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
きょうの日を始まりと決め 後悔は過ぎた季節にこごらせておく

001:始(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
起き抜けのにんじんジュース一日が始まる今日もガンバレ私

001:始(振戸りく) (夢のまた夢)
初めての出会いは朝でぐちゃぐちゃで始業のベルが鳴り出しそうで

001:始(青山ジュンコ) (take it easy)
始めても三日ともたぬダイエット今度こそはも言い飽きました

001:始(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
笑ったら口角に乗る透明の光が揺れた そして始まる  --- 題詠blog2007に参加しています。

1 始 (はすのうてな (題詠ブログ))
 帰郷する君に別れを告げるため始発のバスを待つ花の下

001:始(二子石 のぞみ)再投稿 (はすのうてな (題詠ブログ))
 帰郷する君に別れを告げるため始発のバスを待つ花の下

001:始(智理北杜) (智理北杜)
「始まった…」寒い駄洒落に生徒達言葉と視線を雪球にして...

001:始(はな) (はなことば)
始まりの一音響く堰きとめたショパンの幻想いざ流れだす

001:始 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
始むれば半ば終らむ隣国のことわざもいふ<シージャギパニダ>と

001:始(髭彦)再投稿 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
始むれば半ば終らむ隣国のことわざもいふ<シージャギパニダ>と

001:始(エクセレント安田) (題詠専用ブログ)
2007題詠グログ始まった百首目指して気合全開

001:始(五七調アトリエ雅亭)再送 (題詠専用ブログ)
2007題詠ブログ始まった百首目指して気合全開

001:始(ぱぴこ) (テクテク)
始まりの合図はサクラ思い出と重なりながら走りだす春

001:始(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
はじまりはあお星々のまたたきが散りぢり熔ける始まりは青

001:始(KYOKO) (TUNE575)
今日もまた始まりのない始まりをみつめてただけ蕾の心

001:始(新津康) (NOTHING WORKS)
今やっと時は流れ始める。そうして君は僕を見つめている。...

001:始(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
エプロンは白いレースがお気に入り腕によりかけ調理の開始

001:始(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
始まりも終わりもなく永遠に続くはずもなく今だけがある

001:始(藤生 琴乃) (1989)
「僕たちは共謀者だったはずだよね?」 始まりは、その一言でした。

001:始 (Gymnopedie)
さよならとはじめましての響きでした 始発のベルが鳴っていました

001:始(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
若人の如く夜道をはしやぎ乍ら・あれが終はりの始まりだつた 

001:始(百田きりん) (きりんメモ)
境目に立って夢からほんとうを引き出すための今日が始まる

001:始(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
この国の言葉しか僕は喋れない ハローはつまり始まりの声?

001:始(あや) (あやのうた日記)
球春の始まり告げるミット音バシッと響く心の空に

001:始(ドール) (花物語?)
肩を寄せ何も言わずに君と聞く梅の香りに春は始まる

001:始(史之春風) (はちぶんめblog)
産声がゴングのように闘いの開始を告げる もう振り向くな

001:始(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
これ以上言うべきこともなくふたり見届けている夜の始まり

001:始(日向奈央) (てのひらのきみ)
始まりの合図はいつもあなたから与えてほしい 奪ってほしい

001:始(aruka) (外灯都市)
白い夏おさないぼくのさすらいは始発電車の座席にとけた

001:始 (cherish!)
始まりを思い出したい気がします 特に理由もないんだけれど

001:始(よさ) (やわらかい螺旋)
あの人がいない電車に乗れなくて始業時間はとうに過ぎてる

題詠100首blog 2007 001 始 (kei's anex room)
001:始 有漏の身の朝は気だるく夜は重しまた始まりぬ鬱の病が

001:始(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
始業式だった四月へ ゆれるのは記憶ではなく青いカーテン

001:始(天国ななお) (お月様は許さない)
わからないなら始めからもう一度言うから聞いて いい? 別れよう

001:始(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
始まりが来れば必ず終わり来る恋の終わりに愛を目指そう

001始(此花壱悟) (此花帖)
始業始祖始発始祖鳥始球式どれにもあたらぬ吾の日始まる

001:始(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
001:始 有漏の身の朝は気だるく夜は重しまた始まりぬ鬱の病が

001:始(西岡ひとみ) (36.7℃)
始まりは彼が連れてた青い鳥 幸せだけを信じています

001:始(本田あや) (明晃晃)
始まりを言い出せなくて 本棚の端からあらすじ教わる夜更け

001:始(erikosh) (*TANKA*)
背の高い幽霊たちをよけながら走る始発はゆりかご、ことん

001:始(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
五を消して六を書き込む始まりは不安が三で期待が七で

001:始(千) (Mille et une nuits)
ヒトの始期を技術が左右する今も抱擁の先にいのちはあるか

始(高辻まゆみ) (駄文帳)
しどけない君の吐息に孤立する 始動なくした彼のカンパルネラ...

始(高辻まゆみ) (駄文帳)
しどけない君の吐息に孤立する 始動なくした彼のカンパルネラ...

001:始(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
始まりは瞳がキラリ一目惚れ勝手でしょうが君が好きです

001:始(凛) (チームジュニー文芸課)
あの背中目で追い始め一年がもうす過ぎかけている過ぎかけて……

001:始 (Day by day)
何事も 終わりがありて 心無く 始めることの 難しきかな

01:始(西中眞二郎)  (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
始発駅のホームに黒き鞄置きて待機の車掌は夕日見ていぬ

001:始(花夢) (花夢)
静かすぎる呼吸をするあのひとの空 始まるところをさがす

001:始 (夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
突然に訪ねてみたわ鍵持たず 始発まで待つ冷めたカップと

001:始(西巻 真) (題詠100首のためのブログ)
睡蓮のように始まる土曜日が好きだよ お茶をふたりで飲んで

001:始(羽根弥生) (ことらのことのは)
産声をたてて世界は始まりぬ プリンシパルの高き爪先

001:始(たたみ) (TTM題詠2007)
始発点 ⇒ マントルを経由いたしまして右手にみえるは凱旋門でございます

001:始(fuku) (それとなく)
never too late 始めるに遅すぎることはないと教えてくれた人は今どこに

001:始(堀 はんな) (たん たん 短歌)
号砲も足音もなく題詠のマラソン始まる弥生朔日(ついたち)...

001:始(そうがわさやこ) (きょう そうがわむら に かえります)
泣きたくて泣き始めようとした瞬間 だっことギューで笑うしかなく

001:始(みずすまし) (水紋)
 さりとても 年の始めのひともじは希(のぞみ)と決めて硯にむかう

001:始(はこべ) (梅の咲くころから)
弥生なり 題詠ブログ始まりぬ汗をふきふき「終」までをと

001:始 (みずき) (空)
爪立ちて春の始めを飾りゐし雛(ひひな)の髪を梳けば青空

001:始(稚春) (青いキリンの番外編)
昨日から一歩も進んでいないのに今日が始まる始まってしまう

001:始 (紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
=== 春草の始めの年に歌競う難波の跡に出でし木簡 ===...

001:始(杉山理紀) (2007R57577)
開始する春の風景りんかくがあいまいになる夢を出て行く

001:始(野良ゆうき) (野良犬的)
始まりの合図が例えば豆腐屋のラッパのような音ならどうよ

001:始(橘こよみ) (aglio-e-olio)
体育館倉庫で眠る 始まった人たちが見るのは空だから

001.始(まかしきよう) (Movin')
始まるか始まらぬのか分からない人の隣で頷いている

001:始(美山小助) (小助の和歌2007)
一滴の 水に始まる 流れより 悠久の時 下り行かんと

001:始 (宮沢耳) (MIMI NO UTA ~題詠100首blog)
シャアアッとカーテンを引けば一日の始まりの光満ちるリビング

001:始(星果) (スキップ。)
始祖鳥は誰より強く飛びたいと願った最初の生き物だろう

001:始(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
この町に今日という日を告げるため始発列車は川を渡って

001:始 (水口涼子♪) (FANTASIA)
わたしから始める春の寸劇の樫の木揺らす少年はきみ

001:始(sera5625) (日曜日は猫になる)
始まりは終わりの次にやって来る 新たな目標高みを目指せ

001:始 (百億粒の灰の鳴る空)
産声で始めたばかりの肺呼吸 棄てられている明日は知らない

001:始(園美) (ことひより)
手に握るかぎはきりりと重しけど 見上げればすぐ始まりの青

001:始 (空の青さをみつめていても)
遅咲きの桜のようにゆっくりと開き始めたひそやかな恋

001:始(萌香)再投稿 (空の青さをみつめていても)
遅咲きの桜のようにゆっくりと開き始めたひそやかな恋

001:始(素人屋) (素人屋雑貨店)
朝焼けが東の空をあかあかと染めている今朝生理始まる

001:始(翔子) (花こみち)
 病みし冬やっと去りゆく兆しあり歌をつくりて始動なりけむ

001:始(美鈴/再投稿) (Day by day)
何事も 終わりがありて 心無く 始めることの 難しきかな

001: 始(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
唐突に始まってしまった物語いつもどおりの快速に乗る

001:始(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
鳥たちが眩暈を起こす 始まりは名もなき朝の人工呼吸

001:始(佐田やよい) (Crayon de couleur)
冷水がペールブルーのグラスからこぼれるような冬の始まり

001:始(犬飼信吾) (犬飼ラボ)
目覚ましのベルで始まる僕たちの世界 おはよう 未だ見ぬきみ

001:始(しろ) (星月夜)
ハル・春と風に押されて十メートルぐらゐダッシュの始めの一歩

001:始(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
両目から砂がこぼれる魂が崩れ始めているかもしれない

001:始(市川周) (ミルミルを飲みながら)
胸元を開けてMax.150 アイドルの血染めの始球式

001:始(奥深陸) (1002007)
くるぶしに額擦りつけ猫が言う「年末年始は一緒にいてね」

001:始(きゅん) (えむたん)
新しい今日が始まり分け合っていた体温につげるさよなら

001:始(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
始まりはたった二人の男女でも家族増やしてかこむ灯火

001:始(長岡秋生) (廊下に座る) (廊下に座る)
始まりの河のほとりをはなれゆく葦舟照らすシュメールの朝

001:始(小春川英夫) (さるさるパパ)
春がもう始まっているぬばたまの夜の涙は花粉のせいに

001:始(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
始祖鳥の羽根は火炎の赤がよし歯牙は吹雪の真つ白がよし

001:始(美那子) (言葉のドロイング)
母親のおなかの中で笑う子よいつ始まるの人の心は

001:始(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
おのずから咲き始めたる花というかなしみありて春は推移す...

001:始(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
迎えたり待ったりなんて似合わないわたしは先に春を始める

001:始(究峰) (思い浮かぶがままに)
始まりは楽しき夢のはずなりし潰えし後の無力感あり...

001:始 (矢野伎理子) († レインツリーと居待月 †)
始発待つ冷えた指先かさねたらきみの名前がひらひらとふる、はる。

001始(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
俺らしく振るまえたねと口笛で記す始末書負けねーよっての http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/68e8390b66ae421254b90a58d6eaed49/1a

001:始(本田鈴雨) (鈴雨日記)
楚々としてやよいの風にふさわしき沈丁花ふとかおり始める

001:始(プルタブ) (青いキリンの冒険記)
一日は始まってるのに始まらないそんな私の一日が嫌

001:始(miho) (短歌げいと)
この歳になっても何のため生きるのかわからない僕の今日が始まる

001:始(ももや ままこ) (★SARU×3★)
始まりの刹那を冷凍保存して鮮度を落とすことなく愛す

001:始(田咲碕) (月と踊る陸の魚)
幾度とも浮かぶ想いを逸らしては幼き我の始まらぬ恋

001:始(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
 転ばない約束は何時誰とした「始めの一歩」の声も手もまだ

001:始 (内田誠) (その言葉の行方)
めぐりあうことをだれかに許された言葉がつながり始めたら、春

001:始(小早川忠義) (ただよし)
始まりのページにペンの先をつけペーパーバックに感情持たす

001:始(萩 はるか) (Betty's second Bar)
始発バス待つ朝冷えも爽やかに黒ラブ駆け抜ける道向かい

001:始(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
産み堕ちた始まりの朝 地平には父のたてがみ凛とたなびき

001:始(あおゆき) (メソトリウム)
羊歯の香にきみを愛する 声 記憶 始祖鳥たちの羽ばた聞こゆ 田中一村

001:始(あおゆき)(訂正) (メソトリウム)
羊歯の香にきみを愛する 声 記憶 始祖鳥たちの羽ばた聞こゆ

001:始(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
手を揺らす仕草を喉で飲み込んで開始時間と鐘がわめいた

001:始(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
新しい世界が始まる音がした あなたのために瞳をひらく

001:始(坂本樹) (ひこうき雲)
思い出すあなたの空がみずいろの手紙のように始まった日を

001:始(なつみ) (chocoholic)
まだ始まってもない恋を、一言で、やすやすと終わらす勝手な君。

001:始(なつみ) (chocoholic)
まだ始まってもない恋を、一言で、やすやすと終わらす勝手な君。

001:始(濱田花香)再投稿 (紅葵爽♪)
想始(そうし)せよ!迷い道入り 暗闇に居り者よ。今、夢のカケラを

001:始(ME1) (FILL mobile)
競うより 信じることを、 詠うより 感じることから 始めよう今 ---↑題詠blog2007・最初の投稿歌---

001:始 (nine) (songs)
なくしていくものばかりを数えてた 春も間近の始発電車で

001:始(香-キョウ-) (Sky on Blue)
音量と胸の高鳴り上がってく 光消えれば 開始の合図

1.始(文月万里) (Kagerou つれづれ)
始まりはいつも雨…のフレーズ繰り返す終わりが晴れならそれもいいけど

001:始(浅井あばり) (ギンガムクロス)
亡国の徒になりたくて七月の始めに作るプレーンオムレツ

001:始(春畑 茜) (アールグレイ日和)
四十四の歳始まれるけさにして弥生のみづに墨を触れしむ

001:始(西園煮こる) (煙たい記憶)
月揺れる街の孤独に君といる 全てを始める僕は呟く

001:始(水口文) (うたよみ日記~水口文の短歌とともに~)
朽ちてゆくメール握ったケータイにまだ保護してる始めの情熱(パッション)

001:始(市川ナツ) (読書日和)
深夜また無茶な優しさ押しつけて君の蝶々が始まってゆく

01:始(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
始まりは勇気、勇気だポジティヴな言葉いっぱい吸い込んでいけ

001:始(古川亜希) (西瓜酒)
夢のある部品をえらんで積み上げてゴミ屋敷作りを始めます

001:始(佐原 岬) (memo)
始まりは百億の星も見逃したたった一度の口づけだった

001:始(島田典彦) (ふるふる電力)
産まれ出た時の記憶がないように始まりのこと思い出せない

001:始(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
始めねば終わらぬものと思い定め山なす仕事に今日も取り組む...

001:始(惠無) (なんでもない一日)
始まりと終わりのハザマで揺れながら 驚けわたし とまどえわたし

001:始(あみー) (正直なたましい)
目覚めればいつも始まる 今まででいちばん新しい一日が

001:始(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
始まりといふのに既につまんないグレーを窓に呼び出してゐた

001:始(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
始業式 隣の席に座る人 緊張の時 君の名前は

001:始(ざれこ) (おもしろき こともなき世も)
始まりは まなざしきりり いい顔だ ずっと続くか 続けよ続け 

001:始(詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
始まった100の想いをつづる旅の~んびりゆっくり行きましょう

001:始(岩崎圭司) (keijing)
始まっていた場所だった(何故それに気付かなかった)海に雨降る

001:始(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
羽ばたけば宙を翔べると気づきたる始祖鳥たちの歓喜・驚愕

001:始 (お気楽堂) (楽歌三昧)
始まりは覚えていない終わりには未だ程遠いそんな関係

001:始(庄司庄蔵) (庄司庄蔵の短歌)
始まりというとなんだかおもたいがそれがいいかも吾父となる

001:始(ハル) (底にある幸せ)
交わしあう視線が「始まり」あの頃はあの人の名前すら知らなかった

001:始 (新井蜜) (暗黒星雲)
始まった日には必ずうがいして南の鹿とさよならをする

001:始 行方祐美 (やまとことのは)
始まりはいつだったのと問う男に終わりを告げるわたくしの春

001:始 (黒田康之) (今日の、おUTA)
しるき君桜の下に頬紅く原始海水の血液の波

001:始(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
一日の 始まりを告ぐ 鶏の声 朝焼け空に 響き渡りて

001:始 (東京パピヨン)
身の内に鍾乳石を隠し持つ春、始祖鳥の眠りを眠る

001:始 (クロエ) (CITRUS*東京詩人)
始まりも終わりもしらぬ潮騒に消されてしまう恋の顛末

001:始(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
三月のゆきはあかるくふりてこよ始めからある言葉のごとく

001:始(ゆかり) (FAKE*)
ぼーっとしている間にすでに始まっているんだけどな 何やってんの?

001:始(pakari) (魔法文明)
さみしさで始まる手紙僕たちは口ほどにもなくまっすぐだった

001:始(つきしろ) (あめふりぼし)
廃ビルのなかに隠れたぼくたちの一部始終をとらえるカメラ

001:始(こはく) (プラシーボ)
冷え切った左耳へと告げたのは始めるつもりのない明日のこと

001:始(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
校庭で桜の花弁浴びながら待つ始業式輝く朝日

001:始(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
始祖鳥のつばさにふれた金色のチョークの粉がつもる理科室

001:始(もけこ) (こっそり暴挙)
始発など無ければ別れなんて無い午前六時の狸寝入りも

001:始(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
題詠の100首の一歩さくら花咲き初む弥生に走り始めん

001:始(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
題詠の100首の一歩さくら花咲き初む弥生に走り始めん

001:始(まゆねこ) (家事、ときどき短歌)
題詠の100首の一歩さくら花咲き初む弥生に走り始めん

001:始(兎六) (一人暮らしの日記)
もう一度見ようと巡る逆順の印象派展始めに帰る

001:始(犬飼信吾) (犬飼ラボ)
目覚ましのベルで始まる僕たちの新しい今日 おはようせかい

001:始 (吉田ともき) (LAVERS!)
まっさおな空から堕ちた神様が「今ヲ始メヨ」そう予言する

001:始 (あの日の空、少年の歌)
そよ風が僕の背中を軽くおす 小さな勇気 始めの一歩

001:始(黒崎恵未) (そのための日記)
ガラス色の薄い膜に手のひらをつけて見ている 始まらない

001:始(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
空の青は特別な色しあわせが始まるうたをつむいでみれば

001:始(癒々) (Romantic irony)
丸まった毛先はモヘア・マフラーに埋もれてただ始まりをこわがる

001:始(暮夜 宴) (青い蝶)
始まりは集中豪雨ドブネズミみたいに埋(うず)め合った寂しさ

1、 始     (ダンディー) (はじめまして!)
吾ひとり始発電車に飛び乗りてかごの鳥にも休日来たり

001:始(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
始まりを刻んだ指輪 ねぇどこに向かうつもりでいたのかなあ

001:始(描町フ三ヲ) (水面走行)
始末書の代筆くらいいくらでも 道踏み外すあなたが見たい

001:始(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
今日気付く 始めることが必然と 黙っていても明日は来るから

001:始 (野州) (易熱易冷~題詠blog編)
揚雲雀撃ち落すまで高々に茶番なりけり始球式はも

001:始(nnote) (題詠blog2007,nnote)
始まりは揚羽ひとひら君の耳かすめ私の脳に沈んだ

001:始(サオリ) (題詠blog2007)
月曜の始発列車を君と待つ。手も繋がずに。目も合わさずに。

001:始(神川紫之) (圏外圏)
始まりも終わりも見つけられなくてあの日のひとりあそびの続き

001:始(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
父さんが還っていった春ですね 世界は終わりやがて始まる

001:始(A.I) (Private Window)
銃口はあなたのほうを向いている 心理テストのような始まり

001:始(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
始まりは静かなる海 世の中に鼓動の音だけ生きてるような

001:始(苑彼方) (ゆらゆらと)
「六日目」の彼の指から始まって私の食指になお篭もる熱

001:始 (保井香) (パパは乳牛屋)
始まりに終わりはもれなくついてくる 寂しいからこそ大丈夫です

001:始 (みずたまもようのみずたまり)
あきらめのわるいわたしを眠らせて始発電車は空港へゆく

001:始(謎彦@題詠2007) (ジャポン玉)
※画像をクリックすると拡大表示します

001:始(蓮野 唯) (万象の奇夜)
誰にでもあった始めの第一歩新鮮な風胸の高まり

001:始(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
きよらなるあを染み透るまだなにも殺してをらぬひと日の始め

001:始(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
じゃあなって言って聞き逃した曲の始めで梅が咲きかけていた

001:始(志井一) (日記ホプキンス)
「かき氷始めました」の貼り紙は誰かがきっとはがしてくれる

001:始 (すずめ) (すずめの詩)
始まりも終りも知らず日々は往きふる歳月に埋もれる夢

001:始(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
ふわふわのまくらにあたまをわたすとき始まっているような気がする

001:始 (恋するキモチ。)
君と吾幾度も立場入れ替えて花咲かせ合い春が始まる

001:始(内田かおり) (題詠2006深い海から)
確かめてひとつ引き抜く雑草も新たな芽吹き春が始まる

001:始(たか志) (象と空)
握りあった手に力こめああ四月始まること期待すること

001:始(辻一郎) (100首)
めざめたら象徴界へ挨拶を 始まりの歌たちへようこそ

始 (日菜清司) (fem sju fem sju sju)
ひゃくねん経てばひゃくなんさいで日曜は始点をずるずるずらして眠る

001:始(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
どきどきと開始の合図が鳴っている 隣の人に聞こえるくらい

001:始(みち。) (幸福アレルギー。)
何回も歩いた道に何回も始まりとして僕を突き刺す

001:始(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
恋人ができました始まらないままだった初恋にふたをしました

001:始(小野伊都子) ( cahier bleu)
始まりは白いノートのまぶしさでアスパラガスで書くこんにちは

001: 始(高橋えっくす) (on the 31)
始まって5分もせずに抜け出して 文句を言ったり手をつないだり

001:始 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
もう何も始まらなくていい春をやりすごすだけ陽だまりの猫

001:始(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 転がった毛玉の道の始まりはあっけないほど終わりに似てる

001:始(育葉) (言の葉の航路)
後始末済ませたなら さぁ、走り出せ 我が身一つで国から国へ 

001:始(理宇) (±雑記蝶)
始まりを幸せとしか解せぬなら終わりもきっと幸せな、はず

001:始(ひわ) (十三夜)
胸の奥消せぬ不安があったって始まる前のワクワクが好き

001:始(みゆ) (*** はなたんか ***)
沈丁花香り豊かに待ち伏せす 振り向かせたく始まった恋

001:始(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
ひたすらに ハジマリの「ハ」を探す様に 零れたウタを拾い始める

001:始(橘みちよ) (夜間飛行)
雨の朝始業のベルの鳴りわたる校庭の桜いま三部咲き

001:始(丸山汰一) (短歌 Before Sleeping)
まだ何も始まってないはずなのにスタートラインは遥か後方

001:始(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
始まってもいない恋が終わる夜のなんと多いことであろうか

001:始 (寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
始めてのデートのごときときめきをおぼえて出でぬ旅立ちの朝

001:始(紫月雲) (resume 1970-2007)
フォーマルに始まる恋の行き先で少女覚醒人肉嗜食

001:始(川内二三子)(青泉の部屋) (青泉の部屋)
若き日に教師始めて半世紀一滴文庫を設計する子あり

001:始(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
始まった桜の頃の恋らしく四半世紀後散った散らした

002:晴(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
晴れの日は布団を干してうきうきの充実感を得たものでした

001:始(小麦) (ビールとチョコレート)
波打った右手振りほどけないまま始めの一歩は終わりの一歩

001:始(今泉洋子) (sironeko)
産土の末枯(すが)るる庭に水仙は匂ひ始めて母の面影

001:始(Yosh) (☆生短歌☆)
生きてゆく始めの疑団の”なぜ生きる” 全人類が問わずに死(お)わる

001:始(Yosh) (☆生短歌☆)
生きてゆく始めの疑団の”なぜ生きる” 全人類が問わずに死(お)わる

001:始(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
始まりはいつも怖くてどうしても Ready, steady, "go!" が言えない

001:始(ちえりー) (あんな話こんな話)
走馬灯 家族の影がくっきりと始発列車が遠ざかるほどに

001:始(まゆ) (はじまりのうた)
喜びもかなしみも全部抱きしめて 君に届ける始まりのうた

001:始(澁谷 波未子) (沈思黙考)
始まりを重ねたやうな一年(ひととせ)を またも重ねむあらたまの春...

001:始(村上はじめ) (spidyな日々)
この朝を始まりにして今日からは後悔しない自分でいよう

001:始 (野州) (易熱易冷~題詠blog編)
揚雲雀うち落すまで高らかに茶番なりけり始球式はも

001:始(カー・イーブン) (ほぼ31音)
終え方を知らなきゃ始めらんないし知れば満足して眠くなる

001:始(フワコ) (きくとわたし)
始まりの合図のラッパを身の裡に鳴り響かせてタイムカード挿す

001:始(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
この星の始まりし時存在の無でありし吾今生きる吾

001:始(悠嘉) (secret footprint)
始まりは覚えてるけど君がもし忘れてるなら合わせようかな

001:始(高岡シュウ) (簡単にはイかない日々。)
楽になる涙は流したくなくて始発ホームで唇を噛む

001:始(やや) (言の葉たち)
朝焼けの始まる前の無人駅影を隠してひっそりと立つ

001:始(笹井宏之) (【温帯空虚】)
ひだまりへおいた物語がひとつ始まるまえに死んでしまった

001:始(里木ゆたか) (木犀の灯り)
一日も同じ色なき明け空は一度きりなる始まりを告ぐ

001:始(佐倉すみ) (ありがとベティ)
始まりを覚えていない僕たちに意味はないけど今は楽しい

001:始(みなと琳) (奇会都市)
スズメとカラスと一緒に踏切を渡ると今日という日が始まる

001:始 (砺波湊) (トナミミナト2007)
言いかけた言葉とともに六月の僕らを始業のベルが包んだ

001:始(葉子) (三十一文字の声) (三十一文字の声)
いろはのいすら危ういが始めたい想い溢れる言葉が走る

始(繭) (アブストラクトマイライフ別館)
始まりをはじめることは出来るのか朝日を重く拒みしからだに

始(繭) (アブストラクトマイライフ別館)
始まりをはじめることは出来るのか朝日を重く拒みしからだに

001:始(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
午後8時に始まるという『空騒ぎ』白夜のオープンエアーシアターに

001:始 (白黒ぶたくま(題詠blog2007))
始まりは世界が変わる気がしてる根拠は無いのに いつも いつもだ

001:始(moco) (LyricHolic)
始バス待つ僕の目の前ゆっくりと動き始めた街が過ぎてく

001:始(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
始まりはただのメールのやり取りで結婚なんて意識もなくて

001:始(野田修平) (おさない、かけない、しゃべらない、うたう)
始業ベル遠く聞こえる屋上で僕ひとりだけ青春だった

001:始(村本希理子) (きりころじっく2)
わたくしの始まる場所を問ふてみる詰りかけたる排水管に

001:始 (蝉の声)
「もう齢だ」「まだこれからだ」この朝も問うて答えて始まる一日

001:始(長瀬大) (tantan31)
願わくばあなた以外と恋愛を始めることができますように

001:始(霰) (徒花日記)
終わるまで記憶の底に生きたくても 朝は幾つも始まっている

001:始(椎名時慈) (タンカデカンタ)
切り取ったロープの端を「始まり」と言えば「終わり」も同様にある

001:始(ハナ) (象の求愛ダンス)
空なんか飛べなくたっていいずっと 綿毛を揺らす始まりの風

001:始 (けこ) (白く残る月)
白く残る月の気配に怯えながら無音の街を歩き始める

001:始(新藤伊織) (月が堕ちるころ-classic-)
前髪をぬらしたままの歌姫は始発に乗って昨日を終える

001:始(村本希理子)誤字による再投稿 (きりころじっく2)
わたくしの始まる場所を問うてみる詰りかけたる排水管に

001:始 (君が大人になる前に)
始めから言っておきます別れの日寂しくないようさよならサヨナラ(森マサキ)

001:始(りっと) (背中の羽は、しょうが焼き)
新しいことを始める高揚感古い画鋲を踏む喪失感

001:始(やすまる) (やすまる)
とにかくは流れて行くさ左手に始点がくれた砂糖を握り

001:始 (空の下で)
始まりの花の一つを水差しにあふれる滴ただ眺めて

001:始 (酒井あんな) (Andromeda)
始まればあなたの顔は見たくない降りそうな空の下をお散歩

001:始(minto) (あすとろさいと)
紫陽花の百物語が始まりぬ未知の世界を旅するやうに

001:始(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
遁走は神を殺めし其の日より冥王ひとり逸脱を始む

001:始(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
音もなく降り始めていた雨でしたあなたのことを惜しみなく抱く

001:始 (JEUX INTERDITS)
始まりは唐突だった だからこそ終わりにしたくなかった二人

001:始(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
始業ベルの鳴ると同時に教室へ入る教師の週案を読む(週案:週授業計画案)

001:始(多田零) (小夜子別館)
メレンゲがどうしやうもなくとけてゆくやうに始まる眠りとおもへ

001:始(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
轟音が始まりである太陽が窓に映った同じ車両に(オペ:佐々木あらら)

001:始(∬ベリアル∬) (Schwarz Granat)
「始まり」の以前の夜に育まれ母さん私は胎児(おさなご)でした

001:始(きくこ)) (きくこ)
始発駅乗り込む前に振り向きて我きし道の長き足跡

001:始(yurury**) (Scene-Flow into space)
屍解きテトラポツトの隙間より漂ひ始む言のひと骨

001:始 (如月綾) (お気に召すまま)
竦む足 でも始めるには遅くない ねぇそう言って 背中を押して

001:始(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
始まりは思いもせずに飛び出すの三月うさぎ追いかけて、あら

001:始(湖雨) (waffle)
臆病であるから故か始めたる恋を終わらすことも出来ずに

001:始 (銀の月) (銀の月を愛でながら・・・・三十一文字日記)
・一日の始まり終わり思い出すそれが吾なら嬉しきものを ・

001:始(岡元らいら)  (3+1-題詠blog2007-)
戦争がまた始まったけど僕もそれなりにここで戦っている

001:始(一夜) (短歌るBlog)
短歌読み 短歌を詠んでみたくなる           目隠し鬼の始めの一歩

001:始(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
祝祭の始まるまえに木の陰で深呼吸する二列縦隊

001:始(うめさん) (今日のうた)
http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/68e8390b66ae421254b90a58d6eaed49/1a 鼾のごと空気ふるはせウシガエル蓮咲く池に鳴き始めたり

001:始(うめさん)再投稿 (今日のうた)
鼾のごと空気ふるはせウシガエル蓮咲く池に鳴き始めたり

001:始(水野彗星) (彗星不動産)
始まりのおわりが終わりのはじまりでなんでなんでなんで豚が行く

001:始(あんぐ) (短歌だよ)
ビッグバンでスタートしたるこの宇宙 始まりはいつもお祭り気分 

001:始(下北佐古) (牛乳日和)
もう二度と逢えないような気にさせる彼の背中で朝が始まる

001:始(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
猛暑日の部屋いっぱいの泥沼の思考のひとり歩きが始まる

001:始(外西あつ子) (短歌)
始まりは突然でもいつも探してるのは終わりのない始まり

001:始(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
少しだけ勇気を出そう始まりはいつもいつでもそこで待ってる

001:始 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
あなたへの思いが憎悪に変わるなど始まりの日にはまだ知らざりき

001:始 (Y*) (Perl Python)
真っ黒な木立を裂く風ふたりにも決まりきってる秋が始まる

001:始(から紅) (から紅ノート)
いつの間に始まっているこの恋は、雲の上まで私を飛ばす

001:始 (井吹 縞子) (愛染め帖)
始まりと出会えず終いの春迷子 柔い肌にくるまれ一人

001:始(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
誰もいないスタートライン立つ僕の頭の中で鳴るホイッスル

001:始(*ビッケ*)再投稿 (とっても短い今日の歌)
眠れない夜を抱えてぽっかりと朝が始まる無神経だな

001:始(御厨笙子) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
始まりはあの喫茶店:今はもうコーヒーの海に溺れているが

001始(紫歌) (歌つくろう)
マラソンを始めるまでが長くって息ぎれしてるもう疲れてる

001:始(南雲キリコ) (南雲帖)
突然にいなくなったの後始末しても消えないあなたの気配

001:始(佐藤羽美) (hinautamemo)
秋霖にふるえる始発電車から昨日のきみが降りてくる また

001:始 (     Popん?TANKA)
インナーは赤 原始の海へかえりゆくいのちつなぎし卵胞いだき

001:始(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
始まりは 青い記憶の放物線 君の手紙を破る音から

001:始(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
始めからこんなつもりぢやなかつたのカイワレ大根ずんずん伸びる

001:始(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
始発駅に生蕎麦をすすり食慾のもの哀しさにも満ち足りて乗る

001:始(人見) (農業文庫)
Tシャツに三本線のジャージ穿き見送る始発意味なんて無い

001:始(尾方裕) (マラソンブログ)
このひだを爪先でつかめたらよし 始業のベルが鳴り終わる前

001:始(長谷川智) (烏のつぶやきα)
ブルームーン今日もどこかで煙立つ未熟な果実の撃ち始じめ

001:始(夜さり) (夕さり夜さり)
サンダーバード暴行事件もの言はぬ原始太陽でありしをみなら

001:始(animoy2) (I (愛)短歌)
始まりのチャイムが鳴ればざわめきは吸い込まれてく渦巻くように

001:始 (冬の向日葵)
たぶんもう終わりなのだと思うけどまだ始まっていない気もする

001:始 (le petit cahier)
始まらぬことの理由を問いもせず空を眺める一匹の蜥蜴

001:始(水野月人) (新月の夜に)
駅員も知らない秘密霧の日の始発列車は空も飛びます

001:始 (“疾走パラノイア”)
「サヨナラ」で腫れた瞼に滲み入る始発列車の朝焼けの空

001:始 (エデンの廃園)
始発駅ホームに人を待ちながら銀の車両がひかりにとける

001:始(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
始まりが音も立てずにやってきて終わりの合図を待ち侘びている

001 始(藤野唯) (Sugarmint)
白線をアスファルトに引き越えてみる始まりを形にして会いに行く

001:始 (浅葱) (空耳の森*番外地)
始まりのゴング胸に鳴り響き真剣勝負を誓うよ 空に