題詠blog2007

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002:晴

2006-12-30 | 001-010の歌
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002 :晴 (ねこちぐら)
ひたすらに道を急げば風強く我れをなぶれど空は晴朗

002:晴(五十嵐きよみ) (99本の薔薇の花束)
 スリッパが晴天、雨天をそれぞれに告げて僕らのベッドのそばに

002:晴(此夢彼方) (SpriteCrossRoad)
明日は晴れて 物干し竿の先、生け贄に吊るすてるてる坊主 

002:晴(小埜マコト) (カルアミルクを飲みながら)
街中のネオンを黒く塗り潰し晴れた夜空を君に見せたい

002:晴 (zoe)(すりきれ)
晴れた日にマリちゃんという女の子が窓から大きな絵をなげました。

002:晴(柴やん) (明日はきっといいことがある)
振られても空の青さは変わらない春空は晴れ 今日もがんばろう

002:晴(富田林薫) (カツオくんは永遠の小学生。)
かたくなに折りたたまれた薄紙を午後の晴れ間にそっとひろげる

002:晴(Ja) (chapaとchaiとJaの生活)
晴れた日に息子と歩く公園の芝生に影がよちよち揺れる

002:晴(振戸りく) (夢のまた夢)
自転車ですれ違ってもしらんぷりしてしまうほど晴れていました

002:晴(智理北杜) (智理北杜)
金曜日トランペットの音(ね)と共に水野晴郎が就寝を告ぐ...

002:晴(二子石のぞみ) (はすのうてな (題詠ブログ))
爛漫の樹下に花びら鎮もれば母の晴れ着に袖は通さず

002:晴(五七調アトリエ雅亭) (題詠専用ブログ)
ハンモックお昼寝時間木漏れ日が晴れた空から降り注いでる

002:晴(青山ジュンコ) (take it easy)
晴れた日に洗濯物を干しながら思い出すのはあなたの匂い

002:晴(オガワ瑠璃) (ことばの調理 ~ レシピ100 ~)
おいしいね貴方と二人ピクニック晴れているのは空だけじゃなく

002:晴(藤生 琴乃) (1989)
晴れの日が3、雨の日が1、あとの24全て曇りの2月

002:晴(白辺いづみ) (Iduming☆World)
春風が涙を拭いてくれますよ日傘の似合う晴香さんなら

002:晴(aruka) (外灯都市)
晴れた日に丘で吹いても彼の銀のトロンボーンは雨の音がした

002:晴(愛観) (◆◇ひ と ひ ら こ と ば ◇◆ ~題詠100首と短歌詩~)
天気図は曇りのち晴れ 色褪せた昨日の雨の傘は捨てよう

002:晴 (治視) (cherish!)
晴れた日がいちばんすきだ なぜかって? 誰かに会いに行きたくなるから!

002:晴(きじとら猫) (きじとら小部屋)
「晴眼の君にはきっとわからない」見えぬあなたの瞳が曇る

002:晴(新津康) (NOTHING WORKS)
晴れた日は私は空へと飛びたい。誰か私の鎖を解いて。...

002:晴(よさ) (やわらかい螺旋)
父ひとり女がふたり晴眼な子であるらしいどちらかを見た

002:晴(ふしょー) (DEATH IS A LONELY BUSINESS)
ひっそりとひしめいている愛しさと哀しさを聴くある晴れた日に

002:晴(はな) (はなことば)
冬の木は晴れ空高く根は土に分け入り深く天と地繋ぐ

002:晴(haruko) (here i am)
晴の字をみるとどきどきときめきます好きな人の名前なんだ

002 (kei's anex room)
 若きあり老ゆるありたり晴れの夜の空駆け巡る 歌の集ひは

002:晴(青野ことり) (こ と り の ( 目 ))
晴れたならあの道ゆこう そよそよとないしょの話した草の道

002:晴(原田 町) (カトレア日記)
こんなにも空晴れわたり陽炎のゆらゆらのぼる日にこそ果てめ

002:晴(yuko) (tankaの森)
曇りのち晴れるものさと言われても勝る思いは晴れのち曇り

002 :晴(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
 若きあり老ゆるありたり晴れの夜の空駆け巡る 歌の集ひは

002 :晴(船坂圭之介)再投稿 (kei's anex room)
 若きあり老ゆるありたり晴れの夜の空駆け巡る 歌の集ひは

002:晴(みにごん) (MINI'S LIFE blog)
黒髪に映る晴夜が鋭くて心拍数をごまかせたなら

002:晴(天国ななお) (お月様は許さない)
025-177は新潟を晴れのち曇り夜半に雪と

002:晴(本田あや) (明晃晃)
前髪ももう伸びたんだ 君のいない東京の空は時々晴れる

002:晴(川瀬菜穂) (あしたのわたしは)
晴れたらいいな晴れたらいいよ晴れない心もちょっとは晴れるから

002:晴(スズキロク) (夏休みはもう終わり)
晴れてるし「おやすみ」の声は甘いし わたしこの夜とかけおちしたい

 02:晴(西中眞二郎) (しなやかに、したたかに、無責任に・・・西中眞二郎雑記帳)
脊振山を遥かに眺め弥生人は恋語りしか晴れし日の下

002:晴(此花壱悟) (此花帖)
嘯いてハレ晴れユカイハモりつつPC起動髭を剃りつつ

002:晴(夢眠) (夢眠(ムーミン)∞日々綴り)
雨の夜はささやきあいが星となり 晴れた空には雲が踊って

002:晴(西巻 真) (題詠100首のためのブログ)
かの星に晴眼帝と呼ばれたる翁は在りや 遠き目をして

002:晴(畠山拓郎) (想いまっすぐに)
目の前がすかっと晴れて絶望を捨ててみようか長雨の季節

002:晴(たたみ) (TTM題詠2007)
晴天をひっくり返す風が吹き江戸城天守に扇子が揺れる

002:晴(あや) (あやのうた日記)
晴天のお日様たっぷり吸い込んだ布団と猫と縁側のわたし

002:(fuku) (それとなく)
今はまだ心からの安らぎはなし、明日こそ明日こそ晴れてほしいと待つ身かな

002:晴(fuku)再投稿 (それとなく)
今はまだ心からの安らぎはなし、明日こそ明日こそ晴れてほしいと待つ身かな

002:晴(フィジー) (逢えなくてもI Love You)
晴れ渡る空が私にくれるのは炭酸水に浮かぶ青春

002:晴 (Gymnopedie)
本日ハ晴天ナリとおどけてるあなたの声とピクニック行こう

002:晴(堀 はんな) (たん たん 短歌)
鬱々と下向く胸を晴らさんと見上げた空の春も鈍色...

002:晴(ドール) (花物語?)
よく晴れた三月の空 変わらざる思いひとつを胸にしまいぬ

002:晴(みずき) (空)
晴れ渡る空と時間のさかひ目へ少女はギターつうと立て掛く

002:晴(中村成志) (はいほー通信 短歌編)
002:晴 月光が底にまどろむとこぶしを鋼に変えて明後日は晴れ

002:晴(千) (Mille et une nuits)
快晴の朝といえどもこころよき目覚めではなく、春の入り口

002:晴(花夢) (花夢)
この街を汚す酸性雨の晴れ間 あなたに逢いたくなったとしても

002:晴(ぱぴこ) (テクテク)
晴れきった真夏真夜中むきだしの宇宙を君と引っ掻きに行く

002:晴(稚春) (青いキリンの番外編)
思い出はいつだって雨 君の居ない人生はきっと快晴だ

002:晴(髭彦) (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
空晴るるただそれのみで身も心晴れゆく脳(なづき)われは持ちたり

002:晴 (紫峯) (☆ ☆ 時空の扉 ☆)
=== 静冷の朝の空気の只中に座して想えば霧の晴れゆく ===...

002:晴(宮田ふゆこ) (ソーダ・ファウンテン)
晴れた日のフレンチポップス 芯にあるさみしいところは手放さないの

002:晴(史之春風) (はちぶんめblog)
ドナドナを思い出す朝 箱詰めにされて晴耕雨読は遠く

002:晴(そうがわさやこ) (きょう そうがわむら に かえります)
あの時の理科の授業の晴雨計が彼と最初の共同作業で

002:晴(杉山理紀) (2007R57577)
ダメだしのそこをなんとか快晴を信じるちからで明日にまにあう

002:晴 (aglio-e-olio)
「晴れのこといい天気って言わないで」って言う少女に宿る安らぎ

002:晴(橘こよみ) (aglio-e-olio)
「晴れのこといい天気って言わないで」って言う少女に宿る安らぎ

002:晴(野良ゆうき) (野良犬的)
晴れたからここから先はいらないと捨てられたのか蝙蝠傘よ

002:晴(髭彦)再投稿 (雪の朝ぼくは突然歌いたくなった)
空晴るるただそれのみで身も心も晴れゆく脳(なづき)われは持ちたり

002:晴(夏実麦太朗) (麦太朗の鍛高短歌4)
晴れの日も雨の日もあるつないだ手離さないよう離れないよう

002:晴(sera5625) (日曜日は猫になる)
晴れの日に晴れ晴れとした君と居て 桜花の下に我も微笑む

002: (百億粒の灰の鳴る空)
TV画面でテント奪われしホームレスを射るは真夏の晴天の光

002:晴(百田きりん) (きりんメモ)
忘れない 晴れたら私のおかげだし雨ならきみのせいだったこと

002:晴(はこべ) (梅の咲くころから)
たんぽぽの黄色のような確かさで明日は晴れるミケの鳴き声

002:晴(凛) (チームジュニー文芸課)
緊張をスーツで隠し出社した七年も前のある晴れた朝

002:晴(萌香) (空の青さをみつめていても)
晴れた日の空の青さを見つめれば貴方を見てるような気がして

002:晴(萌香)再投稿 (空の青さをみつめていても)
晴れた日の空の青さをみつめれば貴方を見てるような気がして

002.晴(まかしきょう) (Movin')
シュレッダーにかけた写真を火曜日の可燃のゴミと呼んで晴れ晴れ

002:晴(空色ぴりか) (題詠100首2007/空色ぴりか)
日本晴れを真一文字に切りさいてANA59便北へ北へ

002晴(高辻まゆみ) (駄文帳)
晴れ間みる透かした家屋ふみしだく コスモポリタニズムのくれなずむ空...

002晴(高辻まゆみ) (駄文帳)
晴れ間みる透かした家屋ふみしだく コスモポリタニズムのくれなずむ空...

002:晴(西岡ひとみ) (36.7℃)
晴れわたる空と桜はひきあわない 泣いたってダメ笑ったって、ダメ

002:晴(佐原みつる) (あるいは歌をうたうのだろう)
晴れ渡る空のようでもあるという心をゆっくりと折りたたむ

002:晴(園美) (ことひより)
草木の香 鼻をくすぐるそよ風に犬は尾を振る 日はまた晴れる

002: 晴(美鈴) (Day by day)
暖かき 陽に包まれて 春の風       心晴れ晴れ うららかなる日

002:晴(素人屋) (素人屋雑貨店)
幼い日の晴海ふ頭にまた行けばあるいは会える?歩く魚に

002:晴(みずすまし) (水紋)
 冬ざれの晴れたる空のかなたへと白鳥(しらとり)一羽今飛び立てリ

002:晴(David Lam) (でたらめなうたどもよ!)
このまんま知らない町で知らない人になれそうな火曜・朝・晴れ 

002:晴(奥深陸) (1002007)
春の風に晴海の海は揺れている 走り続けたブーツの踵

002:晴 (水口涼子) (FANTASIA)
サンダルの小指が摺れて立ちどまる五月の晴れのズミ咲く道に

002:晴(翔子) (花こみち)
   晴れた日は窓をいっぱい開こうよ光と鳥とあなたと私

002:晴(しろ) (星月夜)
素晴らしき空 と名づけば小窓からあふるる青にさらはれるなり

002:晴(erikosh) (*TANKA*)
雲ひとつない晴れた日が台無しになるようなことは無かったはずだ

002:晴(佐田やよい) (Crayon de couleur)
真冬日の晴れた空からこぼれだすソルベを銀の器にのせる

002:晴(末松さくや) (旅人の空(待ち人の雪別館))
晴れるたびわたしは茂る(とどかない)(とどけない)影は広がるばかり

002:晴(小春川英夫) (さるさるパパ)
恋の後の黒猫が忍び足で抜けるある晴れた日の商店街

002:晴(川鉄ネオン) (今週の俺が俺が)
雨の日の別れ話は鬱陶しい明日晴れたらサヨナラするぜ http://blog.goo.ne.jp/tbinterface/9b3497c29171de81770487bde7d51581/1a

002:晴(長岡秋生) (廊下に座る)
鱈の皮剥ぐごとき空晴れもせず橋を渡りて君に触れたし

002:晴(飛鳥川いるか) (しぐなすの短歌感電ノート)
なまぬるき体脂肪のみ増えてゆく叱咤の鞭なす冬晴れが欲し

002:晴(プルタブ) (青いキリンの冒険記)
晴れの日に気付くのではない雨の日に見えないものが急に恋しい

002:晴(美那子) (言葉のドロイング)
中空を冷やかしながら晴れ晴れと舞う二羽の蝶四月一日

002:晴(田丸まひる) (ほおずり練習帳。)
晴れ間からのぞくあなたを神様と呼んですがってなじる人達

002:晴(ももや ままこ) (★SARU×3★)
快晴が汚れっちまった僕めがけ照らすからまた心には影

002:晴(日向奈央) (てのひらのきみ)
きらきらと晴れてる夜はあなたまで届く気がして歌いたくなる

002:晴(本田鈴雨) (鈴雨日記)
冴え冴えと光またたく冬晴れの夜の大気のせつなさを吸う

002:晴(松本響) (春色ぶれす SIDE-D)
銀色の貨物列車に載せられてきみの明日に運ばれる晴れ

002:晴(小早川忠義) (ただよし)
キーを打つペンを滑らすいずれとも憂さを晴らすにうべなる手立て

002:晴(睡蓮。) (睡蓮。の隠れ家ブログ)
晴れ渡る 幸せの空 今と未来 結ぶ喜び 育てる日常

002:晴(きゅん) (えむたん)
晴天を仰いで呟く呪文では涙は砂糖水にはならない

002:晴(萩 はるか) (Betty's second Bar)
こんな日は犬晴れと勝手に名付ける たんぽぽの葉がのびやかな朝

002:晴(滝秋 邑嘉) (エンバラスド・クウェアティ)
雨の声まで絞り切りお別れを せめて顔だけ晴れの化粧を

002:晴(あおゆき) (メソトリウム)
晴れたくて晴れない午後に会いに行く こんこん、赤いキス持ってきたよ

002:晴(犬飼信吾) (犬飼ラボ)
見上げれば晴れ渡る空 赤い目をしたぼくなんておかまいもせず

002:晴(坂本樹) (ひこうき雲)
きっと今あなたもゆれているのでしょう空はこんなにこんなにも晴れ

002:晴(星果) (スキップ。)
新しい教科書持ってスキップをする少女のよう「晴」という字は

002:晴(野樹かずみ) (告げ忘れたこと)
あの晴れた朝に廃墟となる街に少女のあなたがいたのだという

002:晴(ME1) (FILL mobile)
あなたには 着せられぬまま 留袖の 黒の晴れ着の 金糸に悔いて

002:晴(田崎うに) (楽し気に落ちてゆく雪)
月晴れの空にいちばん近い場所 瞳瞬くキリンのプライド

002:晴(逢森凪) (みそじのみそひともじ(再))
もう二度と君には会えないことでしょう それでも明日はきっと晴れです

002:晴(なつみ) (chocoholic)
晴れた青空が両手をのばし自転車こぐ私たちをくすぐる

002:晴(香-キョウ-) (Sky on Blue)
いつまでも俯かないで顔上げて空はこんなに 晴れているのに

002:晴 (nine) (songs)
晴天の洗濯物が太陽を吸い込むたびにきらめく平穏

002:晴(内田誠) (その言葉の行方)
君からの距離の単位が一夏の離ればなれで晴れてゆく空

002:晴(浅井あばり) (ギンガムクロス)
晴れに合うコップを探す溶岩のもとの姿を思い出しつつ

002:晴(春畑 茜) (アールグレイ日和)
晴れゐるは空のみならずけふわれに雲雀のこゑのひかりが届く

002:晴(市川ナツ) (読書日和)
国道を走れば蜥蜴になってゆき防弾ガラスの間の晴れた雲

002:晴(miho) (短歌げいと)
晴天に似合う傘が欲しくって ずっと一緒にいたかったから

002:晴(Makoto.M) (放物線にあこがれて)
晴天に水は偏在するものをデラウエア洗う実をこぼしつつ...

002:晴(西園煮こる) (煙たい記憶)
鈍さゆえ海底都市は知り得ない 世界が終わる晴天の下

02:晴(遠藤しなもん) (忘れちゃった。)
雨だって晴れだって雪だって虹だって結局空を眺めてるんだ

002:晴(佐原 岬) (memo)
晴れてるか君の選んだ天国は俺は毎日涙雨だよ

002:晴(市川周) (ミルミルを飲みながら)
いまひとつ晴れぬ疑念を抱きつつもスチュアーデス刑事(でか)住む街に 春

002:晴(ワンコ山田) (歩道を走る自転車のこども)
 夕晴れにすっと伸びてく影を追い「けんけんぱ」って開きたい足

002:晴(湯山昌樹) (短歌 富士山麓より)
晴天に富士山大きく立ちいたり わが出勤を見守るごとく...

002:晴(惠無) (なんでもない一日)
言い訳の間抜けた言葉のいく先は 晴れたベランダ 叩くは布団

002:晴(島田典彦) (ふるふる電力)
目覚ましは鳴らないけれど闇雲に手をだしている晴れやかな朝

002:晴(大辻隆弘) (大辻隆弘 題詠100首のために)
晴れてさへゐればごきげん伊右門をリュックの脇にさくりと挿して

002:晴(古川亜希) (西瓜酒)
晴れてるね 久しぶりだね おごそかな会話は風の音に消されて

002:晴 (正直なたましい)
晴れおとこ! いいえわたしは太陽です 曇りの日でも照らしちゃるけん

002:晴(上田のカリメロ) (ほわほわの森)
藍よりも青くくらいの晴天の放射冷却マイナスの朝

002:晴(岩崎圭司) (keijing)
晴れた日に干すことにする ずぶ濡れの舌、汗ばむ手、血まみれの指

002:晴(岩崎圭司) (keijing)
晴れた日に干すことにする ずぶ濡れの舌、汗ばむ手、血まみれの指

002:晴(ざれこ) (おもしろき こともなき世も)
晴れた日は鼻水ずるる社員達 一人元気でおろおろなだめ

002:晴(佐藤紀子) (「題詠100首blog」参加作品)
久々に晴れたる朝(あした)遠山の雪がうつすら紅を帯びたり

002:晴 (お気楽堂) (楽歌三昧)
武蔵晴明社出でたる黒づくめ「この世に不思議などないのだよ」

002:晴 (庄司庄蔵の短歌)
晴れた空見えていますかイメージにひたってますか羊水の中

002:晴(濱田花香) (紅葵爽♪)
晴れ朗(のどか)、土手の草上しゃがみ込み 雨朗(のどか)なば、窓に凭(もた)れる。

002:晴 行方祐美 (やまとことのは)
割れるほど晴天ひかるこの朝二歳がやわく電話に出でぬ

002:晴 (新井蜜) (暗黒星雲)
秋晴れの朝に荷造りするきみの部屋のタンスの跡の青さよ

002:晴(黒田康之) (今日の、おUTA)
内密に人事異動を知りし日は白木蓮が晴れ間より咲く

002:晴(水口文) (うたよみ日記~水口文の短歌とともに~)
呼び捨てで扱われたし晴れ渡るたとえば真昼スーパーなどで

002:晴(藤原 湾) (湾の創作の日々。)
雨当たる 小窓の外を 眺めつつ 明日の晴れを 心待ちにす

002:晴 (東京パピヨン)
鞣されて今日も快晴なる空に雲ある孤独 汝が眼にて見よ

002:晴 (詩月めぐ) (かじられちゃったお月様)
君がいるただそれだけでうれしくてぼくの心は晴れマークだよ

002:晴 (クロエ) (CITRUS*東京詩人)
きらきらと本社の窓は輝いて晴れぬ気持ちが列なす改札

002:晴(吉浦玲子) ([湖]湖蓮日日(これんにちにち))
衛星より降りくる画像に晴ればれと前世語りてゐる占い師

002:晴(つきしろ) (あめふりぼし)
きらきらとすわるあの子がいるせいで東のおかはきょうも快晴

002:晴(pakari) (魔法文明)
晴れた空なんていらない届くべき相手すらない情がさみしさ

002:晴(田咲碕) (月と踊る陸の魚)
不自然に真直ぐのびたる道路なり合成じみた晴天を刺す

002:晴(新野みどり) (明日は明日の風が吹く)
よく晴れた空の真下で100mゴール目指して駆け抜けて行く

002:晴(おとくにすぎな) (すぎな野原をあるいてゆけば)
夕空は晴れてからっぽコウモリのみじかい声が夏を呼んでも

002:晴(もけこ) (こっそり暴挙)
すべての日曜日が晴れになります ようにがばがばスニーカー飛ぶ

002:晴(ゆかり) (FAKE*)
早起きは素晴らしい、でも夢の中 帰りたいのも事実のようで

2.晴(文月万里) (Kagerou つれづれ)
晴れたなら旅に出ようよ二人して言うたび君は雨を降らせる

002:晴(こはく) (プラシーボ)
助手席の窓に浮かんだ不規則な指紋 晴れ間の音は消されて

002:晴(兎六) (一人暮らしの日記)
日曜の空は晴れたり曇ったり自転車で行く冒険旅行

002:晴(橘ミコト) (あの日の空、少年の歌)
突き抜けるほどの晴天 あの日から 空は何も変わらないのに

002:晴(黒崎恵未) (そのための日記)
晴れ空の青さよ僕は帰れない海!海!海!と叫ばせてくれ

002:晴(宵月冴音) (新銀星亭~Nova Villa Argentee D'Etoile~)
晴れた空をすべて蒸留してみたら青い砂糖がひとつ残った

002:晴 (吉田ともき) (LAVERS!)
春の雨はどこへ流れてゆくのだろうもう戻れないあの晴れた日に

002:晴(暮夜 宴) (青い蝶)
快晴の空が痛いと泣きじゃくるアルマジロみたいにまるまって

002晴(ダンディー) (はじめまして!)
「本日は晴天なり」ととどろきて小雨落つる中お囃子聞こゆ

002:晴(駒沢直) (題詠blog2007参加用。)
天晴(あっぱれ)な君の言い訳 足元のスニーカーの白 初汚れして

002:晴(描町フ三ヲ) (水面走行)
さわやかに水を差します快晴の空を横切る飛行機雲は

002:晴(nnote) (題詠blog2007,nnote)
わたくしに根をはるさくら晴れの日はさらさら君にふれていましょう

002:晴(野州) (易熱易冷~題詠blog編)
ティッシュボックスの残り少なき寂しさの捨て処なく晴れわたる空

002:晴(サオリ) (題詠blog2007)
空もきっと晴れたら君が笑うこと知ってるんだよ。(もちろん僕も。)

002:晴(ハルジオン) (ハルジオン デイズ)
試合前必ずシンゴは「晴れるヤ」と歌うバットをマイクがわりに

002:晴(A.I) (Private Window)
シャキシャキと鋏を入れる スクリーンの向こう側の景色は晴れだ

002:晴(滝音) (みそひともじの味噌スープ)
晴れた日の空を着こなす日曜日愛車の色はセルリアンブルー

002:晴(神川紫之) (圏外圏)
守るための傘は明日に捨てるから晴天の似合うひとに会いたい

002:晴 (ゆらゆらと)
晴天の下ワイシャツにぽつと落ち鼓動を見せつつ広がる虚無が

002:晴(緒川景子) (みずたまもようのみずたまり)
カーテンを誰かがあける 晴れの日の記憶はわりと正しいままだ

002:晴(蓮野 唯) (万象の奇夜)
初詣親子でくぐる氏神の鳥居見上げて快晴の空

002:晴(萱野芙蓉) (Willow Pillow)
晴るる日の群鳥あまた蒼穹に孔を穿てりわれを吸ふべく

002:晴(ハル) (底にある幸せ)
生と死の境界線は曖昧で笑う少年冬晴れの朝

002:晴(謎彦@題詠2007) (ジャポン玉)
※画像をクリックすると拡大表示します

002:晴(瀧口康嗣) (可燃性連鎖)
あちこちで晴れているならせめてものソファーベッドに降り積もる雹

002:晴 (すずめ) (すずめの詩)
晴れかねつ朧にあやし春の月 いで妖かしの花ぞ舞うらん

002:晴(内田かおり) (題詠2006深い海から)
地に落ちる我が影次第に強くなる晴れの兆しは黒き色して

002:晴(たか志) (象と空)
三角のおにぎり握る晴れた日の人生一度残りが十年

002:晴(舞姫) (Thirty One 題詠100首置き場)
晴れの日にする洗濯は完璧な理由でふられる初恋に似て

002:晴(志井一) (日記ホプキンス)
カーテンを閉めても漏れてくる光 仕方ないから晴れを認める

002:晴(辻一郎) (100首)
晴れてないことがほとんど唯一の迂回路だった 晴れてしまった

002:晴(癒々) (Romantic irony)
夕晴れを見据えていたくてなまぬるい白手袋と指をつないだ

002:晴(稲荷辺長太) (マシンガンスキップ アドリブマニュアル)
晴「ねむい朝でもちゃんと起きて行く会社探しにさあ行こ」雨読

002:晴(みち。) (幸福アレルギー。)
雲ひとつない晴れだからカサブタになってしまった全身を掻く

002: 晴(高橋えっくす) (on the 31)
晴れた日に昼寝している猫を見て それでもわたしひとでよかった 

002:晴 (里坂季夜) (コトノハオウコク)
晴れた日のいちばん綺麗な青だけを切り抜いて貼りたい場所がある

002:晴(帯一鐘信) (シンガー短歌ライター)
 輝きの失せた瞳に突き刺さる重い瞼のうえの晴天

002:晴 (日菜清司) (歌流歳歳)
少年の靴が放物線になり一秒きりの晴れを見ている

002:晴 (日菜清司) (fem sju fem sju sju)
少年の靴が放物線になり一秒きりの晴れを見ている

002:晴 (保井香) (パパは乳牛屋)
晴れですし仕事も休みのようですし散歩はどうだろう?(犬目線)

002:晴(わたつみいさな。) (乱切りくじら)
一瞬の晴れ間をつなぎあわせつつ雨音ばかり覚えています

002:晴(育葉) (言の葉の航路)
こんな日に限っていつも快晴で 罪の意識が増す逢瀬です

002:晴(美山小助) (小助の和歌2007)
雨に濡れ 身を震えつつ 空見つめ 晴天に飛ぶ 羽を欲せば

002:晴(理宇) (±雑記蝶)
晴れたなら歩いて行こうか君の住む街まで逸る気持ちを連れて

002:晴(ひわ) (十三夜)
あの冬に誓ったことがあるのです晴れ晴れとした寂しさの中

002:晴(+イチゴ+) (+ イ チ ゴ ノ ウ タ +)
晴れた日に逢いに行くよ と 言ったキミ あれから雨は止まないみたいで

002:晴(みゆ) (*** はなたんか ***)
色褪せる事すら知らぬ顔をして 菜の花畑今日も快晴

002:晴 (夜間飛行)
廃業せし父の病院壊されて瓦礫のうへの空は快晴

002:晴(磯野カヅオ) (その時の主人公の気持ちを三十一文字で述べよ。)
かげおくりをするならまず網膜が怒るくらいの晴れた日がいい

002:晴(紫月雲) (resume 1970-2007)
傍らで泣く稚児に問ふ謎謎の解ければきつと涙晴れるね

002:晴(川内二三子)(青泉の部屋) (青泉の部屋)
その昔血で染められし佐分利川晴天の日は子どもと遊ぶ

002:晴 (寺田 ゆたか) ( “たまゆらのいのち”)
天翔ける空晴るれども雲海の下 災ひも戦も絶えず

002:晴(丸山汰一) (短歌 Before Sleeping)
単調な日々の晴れ間にみた夢を押し潰していく単調な日々

002:晴(夏瀬佐知子) (夏瀬佐知子の小説のつもり日記)
晴れの日は布団を干してうきうきの充実感を得たものでした

002: (恋するキモチ。)
肩並べ晴れた夜空を仰ぎ見る二人の距離が近づいた夜

002:晴(はせがわゆづ) (迷走ランドセル)
つながれた手をゆっくりとほどいてく晴れやかな嘘を許さなくていい

002:晴(小麦) (ビールとチョコレート)
嘘ついて誰かの家に泊まる夜次の日はいつだって快晴

002:晴(Yosh) (☆生短歌☆)
日本晴れ!心が安心満足の空に浮かべる時は何時から

002:晴(まゆ) (はじまりのうた)
この雨はきっと夜にはやむだろう あした晴れたら結婚しよう

002:晴(今泉洋子) (sironeko)
長長と結婚せずにゐたこともひらりと過ぎて晴れ渡る空

002:晴(月原真幸) (さ か む け の ゆ び き り 。)
よく晴れた午後二時半の国道の埃っぽさをまだ覚えてる

002:晴(澁谷 波未子) (沈思黙考)
晴れやかな笑顔たたえて君に逢ふ けふの私は詐欺師にも似て...

002:晴(村上はじめ) (spidyな日々)
晴れ渡る空をバックに七色の橋がかかった東京の午後

002:晴(カー・イーブン) (ほぼ31音)
あす晴れる確率はって心配をしない奴らが気象予報士

002:晴(フワコ) (きくとわたし)
休日が晴れで良かった十分に笑顔の元を光合成する

002:晴(星桔梗) (風船がわれるまで 2)
晴れやかな君の姿に万物も従うように鳴るクラッカー

002:晴(悠嘉) (secret footprint)
晴れの日は君が芝生で昼寝する私はそばで空を見上げる

002:晴(ちえりー) (あんな話こんな話)
心までほぐされそうな君の笑顔“晴”というその名の字の如く

002:晴(やや) (言の葉たち)
晴れた日の匂い香らせぷふぷふと寝息をたてる犬の夕暮れ

002:晴(笹井宏之) (【温帯空虚】)
晴れすぎた空をからだに貼り付けて私は踊らなければならぬ

002:晴(里木ゆたか) (木犀の灯り)
風強き晴るる午後にはこの道を滑走路とし心飛び立つ

002:晴(佐倉すみ) (ありがとベティ)
あの人は元気だろうか このジャムはいつのだろうか 晴れるだろうか

002:晴(高岡シュウ) (簡単にはイかない日々。)
自称晴れ男の君が降らす雨 やけに温くてやけにしょっぱい

002:晴(みなと琳) (奇会都市)
天気次第晴れも雨も曇りもあり朔の夜に眺める星よ

002:晴 (砺波湊) (トナミミナト2007)
黒板を写すフリして盗み見た梅雨の晴れ間に似た横顔を

002:晴(葉子) (三十一文字の声)
雨上がり木漏れ陽射して葉に雫いつか晴れた日光とおいで

晴(繭) (アブストラクトマイライフ別館)
すさまじき晴れ間に心の残虐さうっそり動くが襁褓を換える

002:晴(黄菜子) (月待ち人の窓辺)
夕晴れも背景として劇中に小さき明かりほつほつ灯る

002:晴(moco) (LyricHolic)
落ちてきた空の欠片を拾い上げ透かして見てる晴れすぎた午後

002:2 (蝉の声)
一日の朝の大事の排便を犬済ましわれ済まし今日も晴天

002:晴(丸井まき) (白黒ぶたくま(題詠blog2007))
親子して式当日の朝食に「晴れてよかった」としか言えずに

002:晴(村本希理子) (きりころじっく2)
脳天の上がどうやら晴れてゐる眉毛あたりが境界線か

002:晴(長瀬大) (tantan31)
晴れやかな顔をするならはらいせにわかめごはんを食べますけれど

002:晴(野田修平) (おさない、かけない、しゃべらない、うたう)
晴れた日に生まれた人と暮らしてる「ときどき雷雨」係のわたし

002:晴(霰) (徒花日記)
斜に見てた世界の隙間に晴れ間差す 瞼の裏がきいろく染まる

02:晴(ハナ) (象の求愛ダンス)
晴れたからすこしうやむや恋人の失言しばしお日様に干す

002:晴 (けこ) (白く残る月)
火星まで晴れた夜空は無防備な正しさを叫ぶ 凍えてしまう

002:晴(椎名時慈) (タンカデカンタ)
雨滴さえ落ちてこなけりゃ真っ黒な空でも晴れと認めて生きる

002:晴(新藤伊織) (月が堕ちるころ-classic-)
気の遠くなるような(すき)隠してて(うたえない)まだ晴れないでいて

002:晴(草野つゆ) (草野つゆ@はてな)
ドリカムが晴れたらいいねと歌ってる 雨降れと願うカフェの有線

002:晴 (君が大人になる前に)
日曜日一度もあかないカーテンと誰かのためにつくられた晴れ

002:晴(りっと) (背中の羽は、しょうが焼き)
嘘の匂いのするラブレターよ晴々と僕を汚泥へ連れて行くのか

002:晴(やすまる) (やすまる)
蒼穹に積み上がってゆく雲たちで晴々とした笑顔を描く

002:晴 (酒井あんな) (Andromeda)
晴れた日の午後の二時前強すぎる日差しにわたしはとまどっている

002:晴(小籠良夜) (《冥の逸脱》)
晴れわたる空恋ふ地球(テラ)の人ありき此の惑星の闇は好かぬか

002:晴(minto) (あすとろさいと)
洗濯をするなら嬉しい晴れの日のあなたにあったそれからのこと/

002:晴 (JEUX INTERDITS)
晴れた午後貴方の横で目覚めればどこにも行かずただ寝顔見せ

002:晴(瑞紀) (歌信風(かしんふう))
見晴らしのきかぬ一生(ひとよ)もそれなりに楽しからまし あ、かたつむり

002:晴(桑原憂太郎) (桑原憂太郎の短歌Blog)
公園の砂場の面積測らせり晴れた日の問題解決学習

002:晴(多田零) (小夜子別館)
薔薇色をほんのつかのま宿らせて窓のむかうの海は晴れゆく

002:晴(短歌製造機メカ麦3号) (短歌製造機blog)
帰らなきゃするどさだけが忘れてた犬とブランコ快晴の空

002:晴(里原志穂) (空の下で)
紫陽花の青は日照りの蜃気楼心は晴れぬ歩道のカエル

002:晴(きくこ) (きくこ)
晴れてよし雨も尚よしあめつちの繁れる時ぞいのちの時ぞ

002:晴(∬ベリアル∬) (Schwarz Granat)
病室の空の青さに君の声 優しく溶ける「ご覧晴れたよ」

002:晴 (如月綾) (お気に召すまま)
晴れ晴れとしたのは自分ひとりだけ 自己満だとは気づいてなくて

002:晴(桶田 沙美) (31Words Runner #011)
指さして世界をひっかき回したらあたしの気持ちハレ晴れユカイ

002:晴(yurury**) (Scene-Flow into space)
絵柄無きまでにぎりりと身を畳み持たれて晴雨兼用の我

002:晴(湖雨) (waffle)
晴れた日にぽかり浮かぶ白い雲あたしはアクセントになりたいんだ

002:晴 (銀の月を愛でながら・・・・三十一文字日記)
君思い過ごす七曜七彩に泣いて笑って雨・曇り・晴れ!

002:晴(一夜) (短歌るBlog)
晴天を誉めてはみても夕暮れが 必ず晴れと言えぬ現実

002:晴(岡元らいら) (3+1-題詠blog2007-)
晴空の青の向こうにある夜の闇を思って弾くノクターン

002:晴(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
●の雨○の快晴を軍事機密として秘匿せよ

002:晴(牧野芝草) (四 阿 茶 寮)
●の雨○の快晴を軍事機密として秘匿せよ

002:晴(うめさん) (今日のうた)
今年もまた母の忌日は晴れてをり照子享年六十二歳

002:晴(水野彗星) (彗星不動産)
ちかごろの若いモノらはバカタレぢゃワシらの頭はホラ日本晴れ

002:晴(あんぐ) (風の短歌)
この雨はいつかはきっと晴れるだろう 見上げる空にカモメが一羽

02:晴(下北佐古) (牛乳日和)
なぜ誰も晴れた空には「人殺し!」って叫ばないのか不思議だよ

002:晴(野田 薫) (COLORFUL∞PILE)
晴天が晴天を呼び干ばつの貴女をみんな見放すでしょう

001:晴(橋都まこと) (笑ってどこでもサヴァイヴァル)
母の死を告げる電話が鳴った日よ 確かあの日も晴天だった

002:晴(外西あつ子) (短歌)
晴れよりも雪や雷雨の日があって私は人間になったはず

002 :晴 (y*) (Perl Python)
晴れました。泥に浮かんだ足跡がきらきらしてる帰り道です

002:晴(小野伊都子) ( cahier bleu)
晴れているだけでは虹は見えなくて涙のあとでキスをしたんだ

002:晴(から紅) (から紅ノート)
どこまでも晴れ渡る空追いかけてオンボロ自転車走らせてみる

002:晴(*ビッケ*) (とっても短い今日の歌)
仰ぎみた目線の先は永遠で焼き付く空はいつも快晴

002:晴 (井吹 縞子) (愛染め帖)
晴れ空に昏く落ちてあたしの影 何も見えない口開けた夏

002:晴(紫歌) (歌つくろう)
青空の戻りしけふは秋の風ほら吹いている晴晴晴と

002:晴(宮沢耳) (耳の足跡帳)
飛行機の窓から見渡す雲の海 下界は曇ここは晴れ

002:晴(宮沢耳) (耳の足跡帳)
飛行機の窓から見渡す雲の海 下界は曇ここは晴天

002:晴(南雲キリコ) (南雲帖)
晴れの日が続くとたまに雨がいいなんてあなたはサラリと言うの

002:晴(佐藤羽美) (hinautamemo)
晴天のプールサイドに降り立ってやがて溶けゆく真冬の日陰

002:2 (題詠100首blog-あいっちのうたあそび。)
岡山は雨多き街?晴れの日のあなたに会ったことはまだない

002:晴 (     Popん?TANKA)
八月十五日の解放 晴れわたる水曜の朝午前三時だ

002:晴(K.Aiko) (「夢幻館」-別館-)
晴眼といえど我らは濁りをり 見逃したもの 天に煌(きら)めく

002:晴(近藤かすみ) (気まぐれ徒然かすみ草)
萩の花咲きてこぼるる参道を南へあゆむ空晴るるまで

002:晴(寒竹茄子夫) (鮎と銀杏)
ブルースの勁きうたごゑ伝へくる晴天のむかうの豪雨の欅

002:晴(尾方裕) (マラソンブログ)
鞄から『晴雨兼用日傘』出し君は妖怪めいて笑った

002:晴れ(夜さり) (夕さり夜さり)
阿賀野川になりゆく胸のおだしかり晴れのち雷雨ときどき痛み

002:晴(animoy2) (I (愛)短歌)
晴れという天気予報であっさりとスキと言えそう自販機の前

002:晴 (冬の向日葵)
晴れよりも曇りが好きというあなたならば笑顔は控えめにして

002:晴(長谷川智) (烏のつぶやきα)
今朝方のニュースで見ていた予報とは晴れ具合違う偏頭痛

002:晴(水野月人) (新月の夜に)
純粋な眼差しで問う少年の青い目の内包する快晴

002:晴(平岡ゆめ) (le petit cahier)
晴れ渡る空の写真に映らない君の「その日」に心揺れたり

002:晴(人見) (農業文庫)
幸せな夢が見たいよ晴れた日に温いプールで溶け合うような

002:晴 (“疾走パラノイア”)
思い出はいつも晴れのち雨が降るいっそ嵐になればいいのに

002:晴(ひぐらしひなつ) (エデンの廃園)
晴れた日に人は死ぬから陽のようにさえずりばかり降る葡萄棚

002:晴(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
晴れの日にアナタの部屋の猫になる雨にはきっと泣いているから

002:晴(木下奏) (ブログ・キ・カーデ - 木下奏 blog)
晴れの日にアナタの部屋の猫になる雨にはきっと泣いているから

002:晴(御厨笙子) (哀よりも愛 愛よりモアイ)
「今日は晴れ?」「晴れていないよ」左手が私の光を隠してるから

002 晴(藤野唯) (Sugarmint)
秋晴れでバスが来るのはまだ先で大泣きするのに十分だった

002:晴 (浅葱) (空耳の森*番外地)
手をつなぐならば晴れた空の下 優しい気持ちになれそうだから