だいぢのEasyBassing

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関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

竹迫城跡公園 (熊本県合志市)

2021年10月23日 | 散策記
今回は、熊本県合志市(こうしし)にある竹迫城(たかばじょう)跡公園に行ってみた。

 
中世の城跡のようだ                        本丸跡

(現地解説板)
合志町指定文化財
  竹迫城跡 (別称 合志城・上庄城・蛇尾城)
竹迫城は、建久年中(1190~1199)に合志郡の地頭職となった中原師員(竹迫氏初代)によって築城されたといわれ、
永正7年(1510)に15代竹迫公種(久種)が大友氏に従い豊後に移るまでの約320年にわたり竹迫氏の本城でした。
その後、永正8年(1511)には、合志高岑が池上城(泗水町)から竹迫城に移り、名称を合志城と改め、5代約80年間城主をつとめました。
この竹迫氏・合志氏時代の約400年を通じ竹迫城は肥後北部の政治・軍事上の拠点として重要な位置にあり、
南北朝時代には菊池氏・阿蘇氏と対立、戦国時代には 大友氏・龍造寺氏・島津氏の争点となりました。
このように中世の全期間を通して重要視された竹迫城でしたが、天正13年(1585)9月に、薩摩の島津氏の侵攻により落城しました。
現在は城跡を残すのみの竹迫城ですが、当時は東西方向に延びる丘陵の背を巧みに利用した要塞堅固なものであったようです。
また、 城跡の中心地と伝えられる城山の最高所には楕円形の平坦地(直径54メートル・短径28メートル) があり、
周囲には大規模な土塁と空堀が確認でき、県下でも有数の中世城跡として高い評価を得ています。
平成2年にはこのような中世城の特色である土塁や空堀を残して整備がなされ公園化されました。
                                              合志町教育委員会 平成10年3月建立

 
城跡は竹迫城跡公園として整備されている。

現在、竹迫城跡は合志市の史跡に指定され、地形を生かした竹迫城跡公園として整備されている。
高低差のある園内は芝生が一面に広がり、その美しい景色のほか、草スキーができ、子供連れの家族で賑わう。
初夏には、公園北側を流れる東谷川でホタルが鑑賞できるようだ。

 
石垣などはなく、芝生が広がるきれいな公園になっている。

【城郭データ】
名称:熊本県合志市指定史跡「竹迫城跡」
所在地:熊本県合志市上庄227
城郭構造:連郭式平山城
築造主:中原師員(なかはら もろかず)
築造年:1190年~1198年(建久年間)
主要城主:竹迫氏、合志氏
廃城年:1585年(天正13年)
遺構:曲輪、土塁、空堀
見学可能時間:常時開放
駐車場:あり (無料)
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