だいぢのEasyBassing

初めはバス釣行記のブログだったんですが…。
関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
熊本県民になりました。

熊本県指定史跡 浄水寺跡 (熊本県宇城市)

2021年03月31日 | 散策記
今回は、熊本県宇城市にある熊本県指定史跡「浄水寺跡」に行ってみた。
「浄水寺跡」は、奈良時代の末期に僧奘善(じょうぜん)によって建立され、平安時代の828年(天長5年)に
定額寺(奈良・平安時代に官大寺・国分寺・国分尼寺に次ぐ寺格を有した寺院)に定められた古代の大寺院の跡である。
現在、寺院跡は下郷神社になっており、境内には浄水寺当時の建物の礎石13個と浄水寺に関連する4基の石碑が残っている。

 
当時の浄水寺跡の中心部と考えられる場所は現在、下郷神社になっている。

境内に残されている石碑は、790年(延暦9年)創建の南大門碑、801年(延暦20年)に建造された燈籠碑、
826年(天長3年)の寺領碑、1064年(康平7年)の如法経碑の4基で、古代寺院を解明する上で重要な数少ない古代の碑として、
4基の石碑と修理記念碑1基が「浄水時碑」の名称で国の重要文化財に指定されている

 
石碑には浄水寺の建立の由来、肥公馬長・真日乙・奘善・薬蘭の人名、寺領などが読みとれるそうだ。

浄水寺を見学した後は、松橋町にある「岡岳公園」にも寄ってみた。
「岡岳公園」は、自然の地形を利用した森と丘がある公園で、全長80m、高低差20mのローラースライダーやアスレチック、
大型複合遊具などの遊具が設置されているほか、グラウンドやテニスコートもある。

 
桜も多く植えられている。もう見頃は過ぎていたが、まだ花見を楽しむ人々がいた。

【文化財データ】
名称:熊本県指定史跡「浄水寺跡」
所在地:熊本県宇城市豊野町下郷42-1
時代区分:奈良後期・平安後期
形態:寺院跡
見学可能時間:常時開放
駐車場:有(無料)

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