だいぢのEasyBassing

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関東を中心に釣りや散策に出掛けていましたが…。
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国指定史跡 「高麗石器時代住居跡」(埼玉県日高市)

2009年06月01日 | 散策記
狭山市・日高市散策の6ヵ所目は、今回の散策の本来の目的地、国指定史跡 「高麗石器時代住居跡」に訪れた。

この住居跡は、縄文時代中期のもので、昭和4年に発掘調査された。当時としては、このような竪穴式住居跡の発掘調査例は全国的に見ても数少なく、県内では初めてのものであり、その後の考古学発展の先駆けとなったことで知られている。この住居跡は、時期の異なる二軒が一部重複しているものである。どちらも円形で、直径が約6メートルほどの大きさである。それぞれ、中央によりやや北に寄ったところに石で囲まれた炉跡があり、南側の石囲い炉の中には、縄文土器が一個体埋蔵されていた。また、周囲には柱を立てたと考えられる小さな穴が十数個めぐっている。2軒の住居跡からは、多数の縄文土器をはじめ、耳飾などの土製品、打製、 製石斧、石皿、くぼみ石、石鏃、石錐など石製品も検出されている。(現地解説板より)



この史跡は、ナビで目的地に設定しながらも、すぐには辿り着けなかった。
分かりにくい場所にあるし、案内板もロクにない。
何度かナビの目的地周辺を行き来して、ようやく小さな案内板を見つけることができた感じである。
案内板に従って、徒歩で道路から少し入ると、そこには地味で小さな史跡があった。
埼玉県初の竪穴式住居の発掘調査地であり、発見当時は、かなり珍しい遺跡だったようだ。
遺跡自体は、特別に貴重なものではないので、発掘の歴史が古いおかげで国の史跡に指定されているようである。
わざわざ何度も訪れるような史跡ではない。


【史跡データ】
名称:「高麗石器時代住居跡」
所在地:埼玉県日高市大字台79-1
時代区分:縄文時代中期(平安 江戸?)
形態:集落跡(城館跡との記載もあり)
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