CareTaker 's Log

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タダ働きを認めるな

2006-12-11 23:15:42 | お仕事
「残業代ゼロ労働」導入を要請 経団連会長、厚労相に(朝日新聞) - goo ニュース

日本経団連の御手洗冨士夫会長と柳沢厚生労働相らが11日、東京都内のホテルで懇談し、労働法制見直しなどについて意見交換した。経団連側は、一定条件の会社員を労働時間規制から外し残業代を払う必要がなくなる「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入のほか、派遣労働者の期間制限や雇用申し込み義務の廃止などを要請した。

 懇談は経団連側の申し入れで初めて行ったもので、厚労省と経団連の幹部約40人が出席。ホワイトカラー・エグゼンプションについて厚労相は「時間より成果で決める考え方は分かる」と導入に前向きの姿勢を示す一方、「問題は適用範囲」として年収要件が必要との同省の認識を示した。

 派遣労働の規制緩和について厚労相は「日本の雇用慣行との調和をいかに図るかの視点が不可欠。やむを得ず派遣社員になる人がさらに多くなり、固定化する恐れがある」と述べ、これ以上進めることは否定した。

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そりゃうちの会社にも大して仕事が残ってないのにダラダラ会社に残って残業してるのとかいるよ。けど、それで成果主義とか言って残業代を無くすのは違うと思う。その成果はどうやって決める?雇用者側の主観でしかない。てことは一生懸命に仕事していても雇用者が「これくらいの成果じゃダメ」ってしてしまえば全然給与が入ってこなくなる。

成果主義ってのと残業代0は全く別のことではないか。全ての仕事が成果がはっきり数値で現れて目に見えるものではない。また数値以外にも会社に貢献している部分もあるだろう。成果主義と言えば聞こえはいい。だが、本当に一人一人の成果を正当に評価できるはずもない。結局は雇用者側の単純な雇用コストの削減でしかないのではないか。

かつての日本の雇用形態が全てダメとは言えない。それは日本の社会の形に合わせて作り上げてこられたものだから。それをうわべだけ欧米の方式を取り入れても日本の社会に会わなければ無意味どころか有害でしかない。雇用者側が被雇用者の育成をきちんと行えるシステムであったからこそ、戦後の日本の経済発展があったと思う。長期間掛ける、師匠と弟子の関係のような育成方法は現在では会わないかもしれない。だが、雇用者が即戦力ばかり重視して被雇用者の育成を御座なりにするのであれば、結局は日本の社会全体の地盤沈下を招くことになりはしないだろうか。


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