goo blog サービス終了のお知らせ 

ニケとミケ

捨て猫にゃん子2匹と、先輩捨てられ犬チョコの日々の記録

無縁社会

2011-02-09 22:41:00 | ペット
                    

  ふだん疎遠な従兄弟に不幸があって、昨日は泊りがけで通夜にいって来ました。

 従兄弟なんていうと、年頃も同じくらいなはずですが、私だけ年の離れた末っ子ということで、従兄弟はみんな70に手の届きそうな人ばかりです。当然、従兄弟と遊んだりした事もなく、その子供たちのほうが馴染みが多いという、不思議な関係です。

 みんな高齢になってきて、あちらに行く人も徐々に出てきました。普段付き合いがないので、大した感慨も無いのですが、ま~親や兄弟の付き合いのこともあり、「浮世の義理」も大事にしなければなりません。

 田舎のことなので、沢山の方が葬儀には来ていました。私のようなしかたなしの参加者(不遜ですね~)はごく僅かで、皆さんは故人を悼んでいました。普段のお付き合いの程が知れました。

 さきほどNHKで、主婦の「無縁社会」に関して特集していました。主婦なので、ご主人や、子供を介して社会とも接点が出来そうなものなのですが、他人との付き合いによる煩わしさを嫌う人が多くて、意外に交流が深化しないようです。

 テレビを見ていて妻が「今の私のようだわ」とポツリと言いました。田舎で、周りに犬仲間も無く、家の中で留守番をしなければならないため、妻もほとんど、ご近所さんとの交流をもてていません。札幌とは条件も違うので、ま~もうしばらく我慢してもらうしかありません。 右手の状態が良くなれば、車の運転も出来るようになるでしょう。そうなれば、もう少し行動範囲も広がって、地域の方とのお付き合いも出てくると思っています。

 妻にたまに言うのですが、「人に期待してはいけない」これは私の哲学です。妻は、いい人だと思うと、その人の全てがいい人と思うようです。ですがそんな人は絶対(これは絶対です)いません。妻の(妻だけでなく、私もですが・・)考えと、全く差異の無い考えの持ち主なんて人はいないのですから。完璧な人はいません。必ず欠点や、自分とは違う考えの部分を持っています。

 夫婦だって、実の親子だって考えは違うのです。ましてや、他人は違って当たり前なのです。

 嫌なところはあるけど、こういう良いところがあるから、ま~我慢しよう、という感じでお付き合いをするわけで、良いところを多く見ることが出来るか、悪いところをつい見てしまうかで、人付き合いが上手くいくかどうかも、ある程度決まってくるのではないでしょうか。

 人付き合いは難しいし(距離感がね)、あまりに近しくなって、ドカドカと、土足で入ってこられるのも困りますよね。やはり、煩わしさというのもありますから。ですが、その煩わしさの中に、人と人の「縁」が生まれる素地もあると思うんですよ。

 嫌な事は一つも無い方が良い。嬉しい、楽しい事だけあれば良い。・・・これでは中々実社会では、他人(ひと)とはお付き合いしていけないと思います。

 自分にも欠点や、嫌な部分があるんだということを忘れずに、他人と接する事。常々自戒しているところです。・・・従兄弟は、きっと、良いお付き合いをしていたんでしょね。 

                    
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする