日時=2011年10月22日(土) 14:00~16:00
主催=自転車文化タウンづくりの会
Aコース:近代建築と空堀めぐり自転車ツアー(案内人:笹井浩、参加者:10人(スタッフ含む))
Bコース:安治川トンネルと渡船の旅(案内人:藤江徹、参加者:10人(スタッフ含む))
水都大阪フェス2011の一環で、「水辺巡り自転車ツアー」を開催しました。いろんな水辺をたどる2コース用意しました。
では、Aコースからご紹介します。
中央公会堂前から南へと走行し、中之島界隈の近代建築を見てまわりました。
■適塾
緒方洪庵が天保9年(1838)に洋学を志す者のために、自宅に塾を開いたのが始まり。
■大阪市立愛珠幼稚園
明治13年(1880)に創設。府下で最も歴史の古い幼稚園の一つ。この日は公開日だったため、たくさんの人が行列をつくっていました。
■高麗橋ビルディング(左)と日本基督教団浪花教会(右)
二つ並んで近代建築が残っているのは珍しいとのこと。高麗橋ビルディングは明治45年(1912)築。赤レンガがステキです。日本基督教団浪花教会は昭和5年(1930)年築。ヴォ―リスの指導で竹中工務店が設計施工。
■芝川ビル
昭和8年(1927)築。マヤ・インカ文明を思わせる装飾が特徴。元は花嫁学校として使用。
■御堂筋、走ってます。
水都大阪のサポーターも参加しております。
■大阪ガスビルディング
昭和8年(1933)築。戦前の大阪を代表する建築家・安井武雄の設計。交差点に面した曲線がきれいです。
■かっこいい井上守さん。
青いTシャツはこの日の午前中におこなわれた「御堂筋サイクルピクニック」のオリジナルです(デザイン:ワークルーム)体の横から見ると、ほら、ロゴがバッチリ。
■船場ビルディング
大正14年(1924)年築。当時、オフィスと住宅を併せ持つユニークで革新的なビルとして注目を集めたとのこと。外からは想像できない内部空間にびっくり。
■綿業会館
昭和6年(1931)年築。世界各国の来賓や会員の好みで部屋を選べるよう、各部屋を様々な様式にしていたらしい。
■かっこいい井上守さん第2弾。
青いサコッシュは、同日午前中におこなわれた「御堂筋サイクルピクニック」で参加者全員に配布されたもの。100人の人がこれを下げて、御堂筋を走行しました!
このあとは、空堀ゾーンへ突入。大粒の雨が降ってまいりました。
太閤下水見学施設→
「練」→
うえまち貸し自転車→
「惣」→高津宮→
「萌」などをまわりました。
このあたりの詳しいマップがあります。「上町台地サイクリングマップ」。ぜひ、手に入れて、走りましょう。
■最後は、中之島に戻って解散。「おつかれさまでした!」
記・鎗山
つづきましてBコースでございます。
Bコースは、安治川トンネル&天保山渡船など、水都大阪ならではの水辺をたどるコースになっております。
こちらは、空堀のコースと違って、ちょっと距離を走る感じになっております。(走行距離約22km)
まずは、安治川トンネルです。
みんなでエレベーターの到着を待ちます。
■安治川トンネル
人と自転車を渡す全国でも珍しい河底トンネル。昭和19年の完成。地元の人からは、「あじトン」と呼ばれているのだとか。
川底の様子。決して広くはないトンネル。譲り合って通りましょう♪
安治川トンネルを出発したあたりから、雲行きが怪しくなってきました・・・
次に向かったのは、天保山渡船。到着と同時に雨がより激しくなります(泣)
■天保山渡船
桜島から天保山へ岸壁間400mを結んでいます。明治38年に開設され、現在でも1日平均900人が利用している。
みんなびしょ濡れ・・・渡船もなかなか揺れます。(撮影者が船酔いしたため写真が少ないです)
せっかくの海からの眺めも残念ながら見えず。
これは、山に登って達成感を味わうしかない!!
■天保山 登頂成功!!
日本一低い山。それが天保山です。標高は4.5m。
天保2年に安治川を浚渫した際の土砂でできた人工の山です。
雨なので写真で見ると、高い山へ登った感が出ています(笑)
■中央突堤
築港の西の先端にあたり、海を挟んで咲洲や夢洲など大阪湾が一望できるビューポイントのはずが・・・
行けませんでした。残念、無念。
■川口基督教会・川口居留地跡
明治元年、大阪港開港と同時に、外国人居留地が設けられ、諸外国に競売されました。
街路樹が植えられ、石油ランプの該当が立ち、舗装道路に沿ってバンガロー風の洋館が並んでいました。
今では、川口基督教会が面影を残すのみとなっています。
最後は、みんな安全運転で中之島で解散しました!!
おつかれさまでした。
記:山本
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