西洋医学を中心に学ぶ日本の大学医学部出身者は、漢方は「怪しい」医学と捉えがちです。
その理由は、科学的手法ではなく、経験的手法によるから。
とくに難しいのは「脈診」で、専門医10人が同じ人の脈診をしたところ、記載された所見はバラバラだったという笑えない話もありますし、古代中国では皇帝の診察は舌診と脈診しか許されず、しかし見立てが違って病気がよくならないと処刑されたという、別の意味で笑えない話もあります(^^;)。
そこで目に付いたこんなニュース;
■ 漢方医の触診の技、手袋型センサーで可視化…若手医師育成へ
(2016年2月22日 読売新聞)
北里大東洋医学総合研究所(東京都港区、小田口浩所長)は2月から富士通と連携し、漢方医が行う触診の情報を数値化する研究を始めた。
ベテラン医師による触診の技を指への圧力を測る手袋型センサーで可視化する。研究結果は、教育や診断基準の作成に生かし、若手医師が触診の技能向上を図る参考にしてもらう。
漢方医学では、患者の腹部各所の硬さを手で感じて体調をみる触診などの結果に基づき、漢方薬を処方する。ただ、触診は感覚的な部分が大きく、医師によって腹部の硬さの判定が異なることがある。教育現場で伝える難しさもある。
手袋型のセンサーは富士通が新しく開発した。センサーは触った腹部の場所も記録できる。
研究では、センサーを同研究所の約10人の医師が着用して、ストレスや胃腸の調子と関連があるとされる胸下やみぞおちなどを触診。各医師が「硬い」「軟らかい」などと判定した圧力値を記録する。来年前半までに患者ら約200人を対象に行う。
データは同研究所が集計し、「硬い」「軟らかい」などと判定した圧力値の範囲を算出。若手医師の教育などに利用する。
“なんちゃって漢方医”の私も腹診もどきをしますが、漢方的な目でみると緊張しやすい人とか、体力のあるなしとか、いろんな情報がお腹にのせた手のひらから得られて便利です。
ああ~このお腹、漢方の○○○が合いそうだな~、と。
その理由は、科学的手法ではなく、経験的手法によるから。
とくに難しいのは「脈診」で、専門医10人が同じ人の脈診をしたところ、記載された所見はバラバラだったという笑えない話もありますし、古代中国では皇帝の診察は舌診と脈診しか許されず、しかし見立てが違って病気がよくならないと処刑されたという、別の意味で笑えない話もあります(^^;)。
そこで目に付いたこんなニュース;
■ 漢方医の触診の技、手袋型センサーで可視化…若手医師育成へ
(2016年2月22日 読売新聞)
北里大東洋医学総合研究所(東京都港区、小田口浩所長)は2月から富士通と連携し、漢方医が行う触診の情報を数値化する研究を始めた。
ベテラン医師による触診の技を指への圧力を測る手袋型センサーで可視化する。研究結果は、教育や診断基準の作成に生かし、若手医師が触診の技能向上を図る参考にしてもらう。
漢方医学では、患者の腹部各所の硬さを手で感じて体調をみる触診などの結果に基づき、漢方薬を処方する。ただ、触診は感覚的な部分が大きく、医師によって腹部の硬さの判定が異なることがある。教育現場で伝える難しさもある。
手袋型のセンサーは富士通が新しく開発した。センサーは触った腹部の場所も記録できる。
研究では、センサーを同研究所の約10人の医師が着用して、ストレスや胃腸の調子と関連があるとされる胸下やみぞおちなどを触診。各医師が「硬い」「軟らかい」などと判定した圧力値を記録する。来年前半までに患者ら約200人を対象に行う。
データは同研究所が集計し、「硬い」「軟らかい」などと判定した圧力値の範囲を算出。若手医師の教育などに利用する。
“なんちゃって漢方医”の私も腹診もどきをしますが、漢方的な目でみると緊張しやすい人とか、体力のあるなしとか、いろんな情報がお腹にのせた手のひらから得られて便利です。
ああ~このお腹、漢方の○○○が合いそうだな~、と。