漢方学習ノート

漢方医学の魅力に取りつかれた小児科医です.学会やネットで得た情報や、最近読んだ本の感想を書き留めました(本棚3)。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

「ICD-11」において東洋医学(伝統医学)が採用されました。

2018年11月04日 08時23分44秒 | 漢方
 ICD(国際疾病分類)とは、WHO(世界保健機関)が制定している全世界で使えるように整理された疾患分類です。110年の歴史を有し、現在ICD-10(1990年)ですが、このたび最新版のICD-11が公表されました。  デジタル化や新たな章を追加し、28年ぶりの大改訂になります。  その中で注目すべきは、「伝統医学の病態(第26章)」が盛り込まれたこと。今までは西洋医学の記載しかなかったのですね。 . . . 本文を読む
コメント

「フローチャート皮膚科漢方薬」(新見正則/チータム倫代著)

2018年06月28日 14時52分42秒 | 漢方
「フローチャート皮膚科漢方薬」(新見正則/チータム倫代著)  新興医学出版社、2018年発行。 新見先生のフローチャートシリーズの最新刊です。 今回は皮膚科領域であり、興味がある分野なので購入し読んでみました。 子どもの具合が悪くなったら、とりあえずお母さんは小児科に連れて来ます。 ケガでも火傷でも虫刺されでも・・・なので知っておく必要があるのです。 本書の前半1/3弱が新見先生、後半が皮膚 . . . 本文を読む
コメント

「こども漢方」(草鹿砥宗隆・佐藤大輔著)

2018年06月28日 08時14分26秒 | 漢方
「こども漢方」(草鹿砥宗隆:くさかどむねたか・佐藤大輔著)、源草社、2015年発行 以前から気になっていた本を、購入して読んでみました。 勉強熱心なDr.らしく、日本漢方のみならず中医学の知識も駆使し、はては「中医学式マッサージ法」、「おすすめ食材」にも言及し、あらゆる方法を総動員して患者さんに対峙しようという、真摯なスタンスが見えてきます。 なお、「マッサージ法」「おすすめ食材」は共著者が . . . 本文を読む
コメント

「ブログ閉鎖」を撤回します。

2018年03月23日 20時24分51秒 | 漢方
私のブログのどの部分が著作権法違反なのか、しばらく考えてきましたが、心当たりがなく悩める日々。 先日購入した「医療従事者のギモンに答える!トラブルに巻き込まれない著作権のキホン」を斜め読みしましたが、ピンとくる箇所はありませんでした。 強いて言えば、ブログが“主”、引用が“従”関係でなければならない、というくらい。 メモ感覚で、自分の意見・感想は最小限で引用しただけという項目もなきにしもあらず . . . 本文を読む
コメント

ブログ閉鎖のお知らせ

2018年02月23日 07時43分03秒 | 漢方
 自分自身への備忘録として始めたブログですが、「ネット上の記事を引用して感想を記す」というスタイルは著作権法違反になるとのご指摘を受けました。  引用元を明記すればよいのでは(宣伝にもなるし)との考えは、私の勝手な思い込みだったようです。  2018年3月に閉鎖する予定です。  ご愛読ありがとうございました。 . . . 本文を読む
コメント

“ロボット化”が進む日本の漢方薬生産現場

2018年02月04日 09時33分13秒 | 漢方
 10年以上前から漢方薬を導入している私の外来では約3割の患者さんに処方しています。  以前より漢方薬に興味を持つ小児科医が増えてきたな、と感じる今日この頃。  生産現場では何が起きているのか? ーレポートを紹介します。  なんと漢方のイメージになじまない“ロボット”が導入されているとのこと。  今後問題になるのは「漢方薬の原料生薬の約8割は中国産ですが、それらの市場価格は06年から14年まで . . . 本文を読む
コメント

抑肝散と加味逍遥散の使い分け

2018年01月30日 08時03分12秒 | 漢方
 この二つの方剤をどう使い分けるべきなのかを考えてみました。  先日聴講した加島雅之先生のセミナーでは、 ★ 抑肝散と加味逍遥散の適応症状の違い; (抑肝散)自罰的、がまんが怒りへ変わる (加味逍遥散)他罰的、熱として発散  と口訣を教わり、なるほどとうなづきました。  スライド原稿からは、抑肝散は肝風内動の項目に、加味逍遥散はその他の項目に記されています。 【抑肝散】 (組成)柴胡5.0; . . . 本文を読む
コメント

加島雅之先生のセミナー「日本漢方・中医学の英知の紐解き方」編

2018年01月28日 16時22分22秒 | 漢方
セミナー後半です。 こちらの方が私の頭には入りやすく感じました。 ポイントは「邪を中心とする中医学 vs 生体現象を中心とする日本漢方」。 聴講して気になったところをメモ。 □ 加島Dr.による漢方診断チャート (受験生の時に使った参考書「チャート式○○○」になぞらえたと言ってました)       【全身状態】 【病態の位置】 【病態の情勢】 【病態の性質】 <八綱>    陽      表  . . . 本文を読む
コメント

中医学の「肝気欝結」とは?

2018年01月28日 16時20分41秒 | 漢方
初学者のための中医用語②「肝気欝結」(別府正志Dr.:漢方スクエア)より  別府先生による中医用語講座を読んでみました。  肝陽上亢の次は「肝気欝結」です。  日本漢方には「気」の異常として「気滞」「気逆」「気虚」の3つの概念のみですが、中医学にはたくさんあるのですね。 □ 肝気鬱結 (概念)気機をのびやかにして調和させるべき肝の機能が失調し、疏泄機能が不調になった状態。 (症状)抑うつ・イラ . . . 本文を読む
コメント

中医学における「肝陽上亢」「肝火上炎」とは?

2018年01月28日 16時18分53秒 | 漢方
初学者のための中医用語:①「肝陽上亢」(別府正志Dr.:漢方スクエア)より  とにかくわかりにくい中医学用語。  食わず嫌いを卒業する目的で「肝」に食らいついてみました。  まずは「肝陽上亢」と「肝火上炎」。  前者は肉体的に疲労困憊して体が火照っている状態、後者はストレスでカッカしている状態、というイメージでしょうか。  あ、肝陽上亢は「原発で冷却水が不足し温度が上昇した状態」がピッタリです . . . 本文を読む
コメント