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小学生の一か月あたりの平均こづかい額454円、ただし「決まっていない」が4割強

2012-08-06 16:28:27 | wind generator

   博報堂DYメディアパートナーズは2012年7月25日、小学生のメディア行動に関する調査報告書を発表した。それによると小学生の子供が居る世帯から成る調査母体においては、その小学生の平均こづかい額は、月額454円であることが分かった。一方で4割強は額が決まっておらず、必要に応じて保護者が子供に渡す仕組みを採用している。また、使い道では「貯金」がもっとも多く、次いで「ゲームソフト」「お菓子などの飲食」が続いているものの、男女で大きな差異が見受けられる。

  今調査は2012年2月17日から21日にかけて、東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県に住む、小学生の子供がいる保護者を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は600人。子供の男女比は1対1。子供の学年構成比は1 2年生、3 4年生、5 6年生で均等割り当て。子供向けの設問の場合、「保護者同伴の元で、保護者のサポートを受けながら子供が回答する」方式をとっていることに注意する必要がある。

  まだ自分自身で働いてお金を稼げない時分においては、こづかいは色々な意味での社会勉強の機会になる。お金そのものの概念を自分の経験で知り、やりくりの大切さやモノの価値、買い物の仕方などお金周りの「ルール」を学ぶ機会が得られる。今件は小学生における、その「こづかい」について尋ねている。

  まずは平均的なおこづかい額。特に金額を定めず、必要な時にのみ保護者が手渡しているというパターンが43.8%。それ以外では500-699円/月が12.3%で最多、300-499円が11.8%と続く。金額が決まっている子供の、平均的な月額は454円である。

  お金のやりくりを実体験するという視点では、ほしい時 必要な時に手渡すのではなく、月額固定制の方が望ましい。4割強も「決まっていない」なのは、子供が低学年で分別もあまり無く、まだ早いという保護者側の配慮によるものだろう。

  固定額では300~600円台がボリュームゾーン。高学年も回答者に含まれていることもあり、1000-1499円層もそれなりに多い。一方で月額5000円以上という事例も0.5%(3人)ほど確認できる。

  それではこれらの「おこづかい」(お年玉などイレギュラーな収入も含む)を子供達は何に使っているのか。最上位の回答項目は「貯金」だった。ほぼ半数は「こづかいの中から貯金をしている」と答えている。

  多分に「手にした時点で使い道が分からない」「具体的に欲しいものがあるが一度で買うには足りない」「多すぎて使い道が分からない(お年玉など)、もったいない」などが理由と考えられるが、こづかいの利用用途最上位に「貯金」が入るのは、ある意味昨今のお財布事情 経済動向を如実に表す(皮肉る)傾向ともいえる。

  次いで多いのは「ゲームソフト」「お菓子など飲食」「おもちゃ」などが続く。本や漫画などの紙媒体系娯楽より、「ゲームソフト」「カードゲーム」が入っているあたり、昨今の小学生における娯楽事情が透けて見える(本の一部はこづかいから買うのではなく、保護者から直接買ってもらえるというパターンもあるのかもしれない)。