金牡丹Cafe

富貴蘭コラム 〜基軸品種金牡丹の意味〜



ドウモ!金牡丹cafeのオーナーです。
やはり金牡丹でしょう!
そんなオーナーは?


あらぁ!今日もカフェラテ!

さて、金牡丹は富貴蘭で一番の人気品種と言われますが、よく言われるのが「金牡丹人気も長くは続かない」といったお話。いずれは二足三文だ、他の実生品種の台頭で後退していくなどとよく言われます。

しかし今現在どうでしょう?優良な金牡丹、黒牡丹は益々その価値を高めております。

そんな裏事情をお隣韓国の金牡丹マニアたちがどう考えているか?そちらの視点から明らかにして行きましょう!



日本の趣味家にはあまり馴染みがないかもしれませんが、韓国では積極的にYoutubeやInstagramで富貴蘭、とりわけ金牡丹については詳しく発信されています。なんと最近はオンラインセリ会が行われていて何処にいても参加出来るような仕組みまで!価格帯もオープンで積極的に情報を発信する姿勢が伺えます。

私も翻訳をかけながら彼らの思考、思惑をリサーチし続けていますが、なにより根本的に違うのは彼らが「資産構築の為の蘭」として考えていることです。日本の趣味家が栽培技術や芸風に焦点を当てるのとはそもそも毛色が違います。

もちろん趣味と実益としての両輪は元々あるのですが、国内では趣味家と業者で役割分担する傾向が強いですよね。そんな中でも「大棚」を筆頭に「縦割り構造」ともいえる独特な社会が存在します。基本的に末端の趣味家がその「実益」を意識することは少ないんですね。

しかし韓国の趣味家ではこの「実益」こそが主であり関心ごとです。Youtubeでは「金牡丹は10年で価値が60倍!」「金牡丹の価値に気づき金融業界辞めました!」「金牡丹にハマるサムスン電子技術者!」などとタイトルされた資産運用ブログのようなタイトルが並んでいます。ではなぜ金牡丹なのか?

金牡丹は富貴蘭における「基軸通貨」であり長期的に価格を安定的に維持してきた「実績と信頼」、そして「投機的」未規定のギャンブル性も兼ねる「最強品種」だからです。

実際韓国では優良系統の金牡丹を「厳選された金庫」また、最近は世界一の系統と称して「皇帝金牡丹」「皇帝黒牡丹」などというものが登場しています。

とても面白いですよね。他品種では建国殿系統でそのような試みが最近目立ちますが、建国の青は所詮青なので黒牡丹にはなりえません。そこが決定的に「基軸通貨」になりえないところです。

よくある話ですが、「絶対的に数が増える富貴蘭だから金牡丹も例外なく価格は下がり最後は裾物」というのは趣味家的視点でしか見えていません。そもそもその基準たる「貨幣」自体が絶対的に増える物であり、長期デフレを続けた日本の悪癖的思考が招いた誤解ですよね。

金牡丹は沢山育てると分かりますがそんなボコボコ増えないし、個体それぞれが均一な品質にもならず価値基準を定めるのが難しい「目利き」のいる品種です。その「未規定性」と「基軸通貨」としての両輪をもつ唯一の品種が金牡丹なのです。

広い視点をお持ちの方なら世の中の経済システムで「ゴールド」がどのような役割を果たしているか?その意味合いと金牡丹がどのような相関性があるかまで読めるとなかなか鋭い感覚の趣味家だとオーナーは思います。

以上のことを踏まえると金牡丹が「終わる」という事は「富貴なる蘭」が終わる時、韓国では「資産形成の蘭」としての価値が失われる時です。さて、そんなことは起こるでしょうか?

実生がそのゲームチェンジャーとなる!という人も居るでしょう。もしかしたらそうかもしれない。実生品種に賭ける人もいていいでしょう。しかしオーナーは人間が金牡丹という「未規定の植物」に誘惑される以上、そんなことは起こり得ないと考えています。

ここつい最近、Youtube動画のタイトルで「10年後は韓国蘭がこの世界の主流になる!」というものが公開されました。ここから先、大きな変化と価値基準が何かをしっかり考える時に来ています。より良い趣味界の繁栄と我が国の歴史的叡智を運ぶ「富貴蘭」とは?オーナーも微力ながらブログを通して「本場日本にもこんな趣味家が!?」と驚かれる様頑張りたいですね!

良き富貴蘭ライフを!


金牡丹cafeオーナー

















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