
ドウモ!金牡丹cafeのオーナーです。
梅雨間近となり、富貴蘭もいよいよ元気になっております。

そしてオーナーは?

おや!今日もカフェラテですか。

真木悠介著、自我の起源を読みながらのお送りです。

さて、富貴蘭におけるラグジュアリーとは何か?とある某氏の言葉を借りれば「認知度➖普及率」という端的な答えが出ます。
ではどういうものが当てはまるか?銘鑑最上段にありながらほとんど見かけない!羆や湖東錦は言うに及ばずですが、我が家ですと黄玉殿があてはまりますよね。

逆に羆が巷に溢れているとこれはもうラグジュアリーとは言えないわけです。たとえ芸が素晴らしくても数がバンバン増える豊明殿なんかはすっかり普及品と言えるでしょう。再生産率が極めて低ければ十分ラグジュアリーと言える素養はありますが。
そのあたりを巧みに考え、利用されているのが現在の富貴蘭世界と言えます。
幸運にもそういった蘭に巡り合い、理解を得て手にしている趣味家もおられますよね。ただそういった方を紹介することでなぜか「自分すげー」的アピールをする勘違いさんもおられるので残念ですよね。

攻殻機動隊、合田一人は自分がなれなかった英雄をプロデュースすることでその劣等感を埋めていましたが、いつしかその英雄を通して自分自身が優秀であると勘違いし、その驕りから命を絶たれるという結末を迎えました。
富貴蘭における合田一人とは何か?これからも長ーくこのテーマは追求していくことでしょう。そしてそれを通して富貴蘭を楽しむとは何か?を語っていきたいですね。ラグジュアリー的富貴蘭のある意味「誘惑」と、本当に主導権を持っているのはその蘭自身であること、オーナーはこの面白さをお伝えします。

良き富貴蘭ライフを。
金牡丹cafeオーナー