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工作機械ヤマザキマザック 中国人社員が設計図複製 容疑で逮捕 産業スパイ 可能性も

2012-04-01 | 危機管理情報
工作機械ヤマザキマザック 中国人社員が設計図複製
容疑で逮捕 産業スパイ 可能性も

2012年3月28日 読売新聞より引用

工作機械製造の最大手「ヤマザキマザック」(本社・愛知県大口町)が管理する設計図のデータファイルを不正に複製したとして、愛知県警は27日、中国籍の同社社員唐博容疑者(31)(同町)を不正競争防止法違反(営業秘密の領得)容疑で逮捕した。県警は、唐容疑者が産業スパイ行為を働こうとした可能性があるとみて調べる。複製されたデータは軍事転用も可能だといい、流出の有無についても捜査している。

発表によると、唐容疑者は今月9日頃、会社に貸与されたパソコンから同社のサーバーに接続し、機密情報のデータファイル二つを、自分のハードディスクにコピーした疑い。唐容疑者は「コピーした記憶はない」と否認しているという。

同社によると、今年1月1日から今月19日までの間、開発設計事業部のサーバーから工作機械の製品の図面と組み立て指示書、価格情報などが不正に複製された。同社は、唐容疑者がダウンロードした図面を自宅に保管していた事実が確認できたとして、今月26日に県警に告訴したという。

唐容疑者は約10年前に来日し、関東地方の大学で経済学を学び、卒業後、2006年4月に入社。本社工場で大型の工作機械を販売するグループに属し、契約では来月20日に退職予定だったという。今月12日に予定より早い退職を申し出る一方、大量にデータをダウンロードしていたことから、会社側が不審に思い、調査して発覚した。


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