CREATIVE-HEARTS2

なぜかNO.1にログイン出来なくなったので、NO.2を作りました!

コレって何ハラ? No.13

2020-03-20 18:19:57 | 日記

ー たかが喫茶店 ー
 

 ある休日の午後1時ころ
 部屋で昼食を食べ終えのんびりしていると、先輩から電話があった。

 「どうしたんですか?」と聞くと
 「べつに」っと先輩は応えるが
 僕たちは用もないのに電話で話し合うような、
 あるいは『用はないけど声が聞きたかった』なんていう、付き合って3カ月の高校生カップルではない。


 しばらく間があった後、先輩が言った。
 「コーヒー飲みに行こう」

 僕は即座に「いいですよ」と応え、「いま何処ですか?」と聞くと
 先輩は「コンビニ」と応える…

 が、
 コンビニなんてこの世の中にどんだけあるんでしょう...
 また始まった

 「いやいやいやいや、何処のコンビニですか?」と食い下がってはみるものの
 「コンビニつっとるやろ。くどいわ!」と言い出した。

 作戦を変更し

 「そこから何が見えます?」と聞くと

 即座に返事があった 『市役所!』
 言いながらちょっと笑っている

 それもそのはず、僕の街では市役所が一番高い建物で、市内の大部分から市役所が見える。

 つまり何の参考にもならない…。

 次に「なんて言うコンビニですか?」と聞くと
 「ファミマ」だそうだ。

 僕の街はもともとファミマが多い地域ではあるが、サークルKと合併してから さらにファミマが増え、最近じゃ右に曲がればファミマ・左に曲がってもファミマ みたいな状況になっている。

 つまり何の参考にもならない…。


 「何店ですか?」と聞いても、「わからん」と答えるが、
 「〇〇店ですか?」と聞くと、「違う」と答える。

 きっとこの人はアホなのだろう


 つづく

コレって何ハラ? No.12

2020-03-02 03:00:00 | 日記

前回の続きです。


ー 選挙 2ー
 
 “一票でガタガタ言うなよ”と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが
 この一票が結構クセもので、「幹事 〇〇さんに決定!」だけじゃなく
票が入った人は「△△さん ◎票」「××さん ◎票」とすべて発表される。
 
 この発表が次年度の選挙に結構 影響するから、0票と1票では大違い...
 やりたくない人にとっては絶対名前は出してほしくない。

 でも上司は出てる。
 さらに2・3票あれば紛れるが、1票は一番下
 見ようによっては、今年度幹事の次に目立つ!
 が、笑えない...
 笑ったらたぶん怒られる。
 きっと先輩のポケ~っとしたアホな顔は、笑うのをガマンしているのかもしれない。

 たまらず「先輩じゃないですか?」と言いかけたが、人を売ることはできない。
 僕が許しても、僕のプライドが許さない。喉元まで出かかった言葉を飲み込んだ。

 そんな時...

 先輩が言った。『コイツです』
 丁寧に、刺すような指先をこちらに向けながら

 しかも
 「じゃないですか?」ではなく「です」と断定

 さらに
 「私は止めましたが、彼が強行しました」とまで言う


 僕は驚きのあまり言葉が出ず、否定すらできないでいると



 先輩が言った。



 『懲役3年を求刑します』
 

 この間が良かったのか、3人とも笑ってしまい
 結局うやむやに...

 一体あの1票は誰だったんだろう。

コレって何ハラ? No.11

2020-03-01 23:40:35 | 日記

ー 選挙 ー

 

 先日、僕らの職場で親睦会の幹事を決める選挙があった。

 

 ‷ 幹事の選出は選挙で行われ、現在在籍する職員の中から幹事未経験者2名が選ばれる ”

 ルールはこれだけ。

 管理職も若手も関係なく、幹事未経験者が選挙の候補者(対象者)になる。

 投票用紙には候補者名が記載され、その中から2名を記述して投票するだけ。

 

 そんな折、先輩が 投票用紙に候補者として記載された上司の名前を発見!

 上司に「1票入れましょうか?」といじると

 上司は「やめてよ~」・先輩は「入れますよ~」と二人でじゃれあっている

 

 先輩がこっちに向き直り「おまえも上司に1票入れろよ」と上司に聞こえるように言う

 僕は「上司が嫌がってるじゃないですかー」と応えると

 「これはフリやから! 押すな押すなは ❝押せ❞ やからな」と、これも上司に聞こえるように言うので

 上司は「ホントに入れるなよ 絶対入れるなよ フリじゃないからな」と何度も言っている。

 

 その後、いつも通りバタバタと過ごし選挙のことなんかすっかり忘れてたある日...

 

 先輩と一緒に上司に呼び出された。

 「俺に1票入ってるけどどういうことや?」完全に怒っている。

 さらに

 『この1票は先輩か、先輩に指示された僕のどっちかだ!』と言っている。

 だったら先輩だけ呼べばいいんじゃね?って思ったりもするが、

 そんなこと言おうもんなら いつ矛先が向くかわからない。

 

 とりあえず静観しながら先輩を横目で見ると

 バカみたいな顔してポケーっとしてる。

 が、これは作戦だ。

 自分は関係ないですよ~みたいなフリをして、僕になすり付けようとしている。

 慌てて「僕じゃないです!」と言うと

 さっきまでポケ~としてた先輩が「なに慌てとるの?」とすかさずツッコむ。

 そして「おまえなんか慌てとるな」と...

 

  つづく


コレって何ハラ? No.10

2020-01-18 00:53:21 | 日記
前回の続きです。


ー マンガ本 2ー
 
 僕らの住む街は、私鉄で約1時間移動したあと新幹線に乗り換える。

 僕は広島に行くため乗換駅の下りホームで新幹線を待っていると、
 ポケットに入れたスマホから
 『スターウォーズ 帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)』が流れてきた。
 先輩からだ。


 先輩)「本返すわ。取りに来て」
 僕)「いま何処ですか?」
 先輩)「ホーム」
 よく思うことだが、この野郎はいつも言葉が足らない。
 まさか東京駅のホームではないだろうが、この野郎ならやりかねない。

 僕)「乗換駅ですよね?」と聞くと
 先輩)「あたりまえやろ。おまえアホか」と宣う
 僕)「もう電車来そうなんで戻ってからでいいです」とお断りすると
 先輩)「おまえが読みたいって言うから急いで読んだのにさぁ」と
    もっともらしいことを言っているがそれは違う。
    これを本当の意味に言い換えると
    『もう読んだ。このまま持っていると荷物になるから取りに来い』である。

 取りに行くのはめんどくさいが、この野郎はさらにめんどくさいので取りに行くしかない。 しかも、もう電車が来るから急いで来いとのことである。

 下りホームから階段を駆け下り ⇒ 改札前の広場を走り抜け ⇒ 上り階段を上がって上りホームへ

 息を切らしながらキョキョロする僕を先輩が見つけて一言 「どうしたん?」
 いや、こっちが聞きたい...

 そんな僕に本を渡し、ちょうどホームに滑り込んできた新幹線に先輩が乗っていった。 それを僕が手を振って見送る。

 踵を返して、
 上りホームから階段を駆け下り ⇒ 改札前の広場を走り抜け ⇒ 上り階段を上がって下りホームへ


 ちょうど僕が乗るはずだった新幹線の扉が閉った。

 そして、ゆっくり走り出した新幹線を
            僕が手を振って見送った。

コレって何ハラ? No.9

2020-01-17 21:27:26 | 日記

ー マンガ本 1ー

 ある日、先輩と僕は別々の場所に出張することになった。

 その前の晩...

 先輩)「明日オレ出張」
 僕)「何処行くんですか?」
 先輩)「東京」
 僕)「僕も明日から出張なんですよ」
 先輩)「………」
 僕)「何処行くの? とか聞かないんですか?」
 先輩)「そんなことはどーでもいいけどさ、おまえイニシャルDの新刊買った?」
 いつもの感じだ。

 僕)「買いました。明日移動中に読もうと思って」
 先輩)「それオレ読むわ」
 この言い方が、まったく悪そうでも・申し訳なさそうでもなく
 これが定食屋のお味噌汁なら、「赤ミソにしますか白ミソしますか?」って質問に
 「赤ミソで」って答えるくらい普通な言い方で言う
 
 一瞬聞き間違えたのかと思い「えっ?」って聞きなおすと
 「くどいな、それオレ読むから今晩持ってきて」って
 ちょっとお醤油取って くらい普通に言う
 
 多分この人は人間の心を失っているか、
 あるいは、自己中界の王様なのかもしれない。
 確かに、自分のことを殿だと思っているような自覚症状は以前からある。
 (詳しくは過去ブログをご覧ください)

 とは言え、これは僕が出張に合わせて買った本
 そう簡単に渡すわけにはいかない!

 僕)「じゃあ、僕が出張から戻ったら持ってきます」
 先輩)「オレ明日から」
 知っとるわ! さっき聞いたわ!! と思いつつ無言でいると
 
 「おまえが買ったんならおまえはいつでも読めるやろ。
 明日は“オレが読む!”」っと、
 まるで
 “天下布武!” かと思うような宣言をし...


 その夜、僕は敗走しながら本を配送した。

 そして翌日...


 つづく