CREATIVE-HEARTS2

なぜかNO.1にログイン出来なくなったので、NO.2を作りました!

コレって何ハラ? No.3

2019-11-26 22:35:41 | 日記

ー 湯殿 ー


 『おーい・おーい!』
 誰かが501号室で騒いでいる...


 いや誰かではない。先輩だ。
 “なんだよ今日は忍者スタイルじゃねーのかよ”と思いつつ、走って隣の部屋へ


 先輩)「ウチの湯殿にいこう」

 僕)「湯殿ってお風呂ですか?」

 先輩)「支度をせぇ~」


 基本 質問には答えない...


 とは言え、ウチの湯殿ってまさか寮のお風呂ではないだろうし、先輩の実家も200Kmくらい南にある街と聞いてるから実家でもないはず。

 いったい何処のお風呂に行くつもりなんだろう?

 でも僕は知っている。「何処ですか?」と聞いたところで先輩は答えない。アホだから。


 タオルや着替えを持って再度先輩の部屋を訪ねる。

 僕)「お待たせしましたー」

 先輩)「よし! 出陣じゃあ」


 湯殿・支度・出陣… 覚えたての言葉をすぐ使いたがる小学2年生と一緒に行った先は近所の銭湯。

 にしても、急に出陣と言われ 即座に「ははあ!」と応えるあたりは僕もなかなかの家臣ぶりである。


コレって何ハラ? No.2

2019-11-25 22:48:02 | 日記
前回の続きです。

ー 先輩について ー
 先輩は、
  良く言うと「感受性が豊か」
  悪く言うと「影響されやすく調子に乗りやすい」
  普通に言うと「ただのバカ」... 
   (念のために書きますが、先輩に アホだ! バカだ!  サイテー! 変態! オニ! と言うと凄く嬉しそうな顔をしているので、決して悪口ではありません)
 そして、ゲーム信長の野望に影響を受け、いま戦国時代にはまっている。

 お休みの昼間、隣の部屋から「トントントン・トントン・トントントン」と壁を叩く音。
 独身寮の壁なんて「おーい」と呼べば「はーい」と返事ができるくらい薄いんだけど、最近は暗号のように壁を叩く忍者スタイルが気に入ってるらしい。

 呼ばれたので先輩の部屋の扉の前に立ちノックをすると、「入れ」とのこと。
 引き戸を頭のサイズ分だけ開け顔だけ突っ込んで「どうしました?」と聞くと、「近こう寄れ」と一言。既にめんどくさい。

 先輩の近くまで行き改めて「どうしました?」と聞くと、喉がお渇きになったらしい。
 さらに、オマエの部屋の冷蔵庫に飲み物はあるかとおっしゃられる。

  僕)「ちょうど買い物行かなきゃと思ってたところで、いま冷蔵庫の飲み物はビールぐらいしかないんです」
 先輩)「いや、俺はお茶とかジュースが飲みたい」
  僕)「でしたら、ついでもあるので買ってきましょうか?」と聞くと、
 先輩)「だったらビールでガマンする」とのこと。
  僕)「いやいやいや、これは疲れて帰った時に飲もうと思って置いてある1本なんです」とやんわりお断りすると
 先輩)「オマエさっき“ビールぐらいしか”って、ビールのことバカにしたよな? にも関わらず“疲れて帰った時”だぁ? オマエは疲れないから大丈夫!」なんて訳のわからないことを言い始めた。 先のめんどくさいモードにねちっこいモードが追加されたようだ。
 「いや、でも...」と抵抗をすると、先輩がおっしゃいました 

  「口ごたえか?」


 そしてさらに...

  『切腹じゃ』


  僕)「はぁ?」
 先輩)「腹を切れ」
 アホかと思いつつ理由など聞いたところで意味もないので、機転を利かせて言った一言『殿おゆるしを』、すると先輩は満足そうな顔をし切腹は免れたものの、自ら発した言葉で序列が明確になってしまった。 『殿と家臣』
 僕はめでたく先輩の家臣となり早々に謀反を起こそうと考えている...。
 
 

これって何ハラ? No.1

2019-11-24 21:47:58 | 日記
≪プロローグ≫
 現在は広告やI-net関係を生業とする小さな会社の代表。その前、つまり起業する前は公務員として働いていました。
 これは私が国家公務員だったころのお話です。

ー 先輩との出会い ー
 私は国家公務員として採用され、関西地方の某国立大学に配属されました。
 その頃の住まいは、所属する大学が持っていた教職員寮の502号室。
 そして先輩は501号室に住んでいました。

 正確には同期にも関わらず敢えて先輩と記載するのには理由があって、先輩は1年浪人していたため歳は私より1才年上なのです。まだそれだけなら〇〇君ではなく 〇〇さんぐらいで良さげな感じですが、先輩と二人きりになると、どうも私に対して先輩風を吹かせたがる傾向が見受けられるため、敢えて先輩と呼ぶことで機嫌が良くなり こちらへの被害も減少するならばとの想いもあって、そのように呼ぶようになりました。
 そう【忖度】です。 
 公務員としてもっとも大切なワード【忖度】を入職1年目にしてマスターしちゃいました😅