ー 湯殿 ー
『おーい・おーい!』
誰かが501号室で騒いでいる...
いや誰かではない。先輩だ。
“なんだよ今日は忍者スタイルじゃねーのかよ”と思いつつ、走って隣の部屋へ
先輩)「ウチの湯殿にいこう」
僕)「湯殿ってお風呂ですか?」
先輩)「支度をせぇ~」
基本 質問には答えない...
とは言え、ウチの湯殿ってまさか寮のお風呂ではないだろうし、先輩の実家も200Kmくらい南にある街と聞いてるから実家でもないはず。
いったい何処のお風呂に行くつもりなんだろう?
でも僕は知っている。「何処ですか?」と聞いたところで先輩は答えない。アホだから。
タオルや着替えを持って再度先輩の部屋を訪ねる。
僕)「お待たせしましたー」
先輩)「よし! 出陣じゃあ」
湯殿・支度・出陣… 覚えたての言葉をすぐ使いたがる小学2年生と一緒に行った先は近所の銭湯。
にしても、急に出陣と言われ 即座に「ははあ!」と応えるあたりは僕もなかなかの家臣ぶりである。
“なんだよ今日は忍者スタイルじゃねーのかよ”と思いつつ、走って隣の部屋へ
先輩)「ウチの湯殿にいこう」
僕)「湯殿ってお風呂ですか?」
先輩)「支度をせぇ~」
基本 質問には答えない...
とは言え、ウチの湯殿ってまさか寮のお風呂ではないだろうし、先輩の実家も200Kmくらい南にある街と聞いてるから実家でもないはず。
いったい何処のお風呂に行くつもりなんだろう?
でも僕は知っている。「何処ですか?」と聞いたところで先輩は答えない。アホだから。
タオルや着替えを持って再度先輩の部屋を訪ねる。
僕)「お待たせしましたー」
先輩)「よし! 出陣じゃあ」
湯殿・支度・出陣… 覚えたての言葉をすぐ使いたがる小学2年生と一緒に行った先は近所の銭湯。
にしても、急に出陣と言われ 即座に「ははあ!」と応えるあたりは僕もなかなかの家臣ぶりである。