80歳くらいの年配の紳士が指の抜糸をしてもらいにやってきた。
彼は9時に約束があって急いでいたのですぐに診察することにした。
傷を診てみると、もうほとんど治癒状態で私は抜糸をすることにした。
傷の処置をしながら、『なぜそんなにお急ぎなのですか?』と訊いた。
年配の紳士は、
『老人ホームの妻といっしょに朝食をとることになっているんです。』 と答えた。
彼の妻の健康を尋ねると、
『認知症で老人ホームにすこし前から入居しているんです。』と言った。
『それでは遅れると奥さんが困りますね。』
『妻は数年来、もう私のことが分からないのです。』
『もうあなたが分からないというのに、
あなたは毎朝、奥さんのところに行かれてるんですか?』と問うた。
年配の紳士は私の手を軽くたたいて微笑んで言った。
『妻はもう私のことが分からないですが、私はまだ妻のことが分かるんです。』
良い話だモフぅ
ん~足だるぃ
彼は9時に約束があって急いでいたのですぐに診察することにした。
傷を診てみると、もうほとんど治癒状態で私は抜糸をすることにした。
傷の処置をしながら、『なぜそんなにお急ぎなのですか?』と訊いた。
年配の紳士は、
『老人ホームの妻といっしょに朝食をとることになっているんです。』 と答えた。
彼の妻の健康を尋ねると、
『認知症で老人ホームにすこし前から入居しているんです。』と言った。
『それでは遅れると奥さんが困りますね。』
『妻は数年来、もう私のことが分からないのです。』
『もうあなたが分からないというのに、
あなたは毎朝、奥さんのところに行かれてるんですか?』と問うた。
年配の紳士は私の手を軽くたたいて微笑んで言った。
『妻はもう私のことが分からないですが、私はまだ妻のことが分かるんです。』
良い話だモフぅ
ん~足だるぃ