チャールズ・チャップリン(1889-1977)

いくら技法を凝らしてもそれが前面に出てしまうと、伝えたかったことがぼやけてしまうと思います。
あなたの作品にはそれが無い。印象深い技法というよりは自然な技法というのでしょうか。

訴えたいことが一つ一つの作品の中にしっかり入っていますね。




そしてそれが小さな子供から老人に至るまで、
言語の壁を通り越して伝わる表現力には、ただただ敬服するばかりです。

パントマイムの素晴らしさにはいつも、ほんとにいつも感心させられます。
自然で、無駄がなく、嘘がなく、軽快で人を心地よくさせる。


映画「独裁者」の有名なラストの演説




１９４０年に上映された「独裁者」の中で、
ヒットラーのダブルの床屋が兵士たちの前で演説するシーン。

チャーリー・チップリン自身によって書かれたスピーチで、
史上でもっとも感動的なスピーチとも言われ、各国の言葉に訳され、世界中に広められています。



★チャップリンの名言★


人生は近くで見ると悲劇だが、
遠くから見れば喜劇である。


人生に必要なものは、
勇気と想像力。
それと、ほんの少しのお金です。


無駄な一日。
それは笑いのない日である。


私は肩書には興味はない。
尊敬するのは、その人の業績だけだ。


いいかい、もし、良いと思ったら、
どうやろうかなどと決して心配するな。
つまり直感だよ。


権力と威厳を持ちすぎる者は、
いつでも最後には人々の嘲笑の的となる。


女性は好きだが、
理解しようとすると破滅する。