もともと知り合いから、金利の良い銘柄として紹介され、今でも値動きを時々見てる銘柄があります。関西汽船です。
海運業でも外洋運搬業の好調分野と異なり、旅客業分野でも瀬戸内海航路の関西汽船は、赤字続きで改善の可能性は乏しく、極めて悪い財務内容になってます。
しかし商船三井傘下であり、そうそう倒産はないはずだから、そこを信じて投資してるとのことでした。
配当は0だが、株主優待券を金券買い取り店に売れば、年間2,000円程になり、銀行に預けるより金利は良い。
なるほどと思いながら、当時株初心者の私は、色々調べて、話の通りであることを確認しました。
当時40円前後でしたが早速買いました。
一度優待を利用して8,000円程割引になりましたから、大変得したなと思ったものです。
株価は買値より下げてましたけど、当分持ち続けるつもりでしたから、日々の株価を確認しないまま、ほったらかしだったのですが、久しぶりに株価を見たとき、びっくりしました。90円になってるではありませんか。
なぜこんなに株価が上昇してるのか、調べてみると、減資することになり、その分は借り入れ返済することで財務体質が改善されることが好感され、株価が上昇してました。
念のため紹介してもらった方に電話してみたら、先日売ったとのことでした。
結果的に買値の倍で売ることが出来、紹介者様々でした。
減資前は半額乗船割引券だった株主優待券が、減資後は3割引券になり、金利効果も低くなったので、注目銘柄とまでは言えなくなりました。
でも底堅い値動きだし、取引高もあるし、1円取りには最適かなと思い、たまに見てるのですが、昨日は急激に下げました。危ない危ない。
さて、今日も日計り商いをしてしまいました。
昨日大幅高となったジャストシステム、今日も上昇して始まりましたが高値警戒で下げるはずと考え、信用売りの時を見てました。
予想以上の速度であっという間に200円程下げてしまい、乗り遅れました。
その後の回復も早く、すぐに前日終値に戻してしまい、冷や汗をかきました。
もうその時はないかなと思いつつ、板情報を注視してましたら、売り板に対して買い板の少ない状態になり、数十円下げそうな気配を感じたため、信用売りの決断をしました。
直後に10数円上げるも、その後思惑通り下げとなりました。一瞬大引けでの決済が頭をよぎりましたが、値動きが軽いから危険と判断し、早々に返済買いしました。
その後若干持ち直して前場を終了しました。取れた値幅は狭かったですが、手堅い取引だったと思われます。
ソフトバンクが12,000円を超えられず、数十円の上下をしていました。大きな動きとしては前日も上昇してましたから、今日の基調は下げ相場と判断し、11,990円で信用売りし数十円下げたところで決済するのは手堅い、のではないかと板情報を見てました。
その間にジャストシステムを取引したのですが、それが吉でした。
もしソフトバンクの返済買いに失敗したら、その後前場終了まで12,500円に上り詰めましたから、冷や汗どころか、ジャストシステムの利益が吹き飛ぶどころではありませんでした。
理論株価は数百円のはずなのに、恐るべしソフトバンク。日経平均が上昇してることも上昇要因につながってるのかなと反省しました。
後場は信用売りの絶好の機会かもしれません。でもやっぱり、まだ今の私の分析力では、ソフトバンクの値動きを予測して取引をすることは、極めて危険なこと。と肝に銘じて、今日の売買は終了することにします。