足利事件再審:元検事「深刻に思う」 菅家さん「謝って」
栃木県足利市で90年、4歳の女児が殺害された「足利事件」で
無期懲役の判決を受け、昨年6月に釈放された菅家利和さん(63)の
再審第5回公判が22日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で開かれ、
午後から菅家さんを取り調べた当時の宇都宮地検検事、森川大司(だいじ)氏の
証人尋問があった。
冒頭、菅家さんは怒りを込めて「17年半もの間、無実の罪で捕まっていました。
どう思いますか」と直接問いただした。
森川氏は
「当時、主任検事として全証拠を検討した結果、
菅家氏が犯人に間違いないと判断した。
今回、あなたがDNA鑑定で犯人ではないことが判明したと
うかがって、非常に深刻に思っている」と淡々と答えた。
菅家さんが「自分に無実の罪を着せたことに謝ってください」と求めると
「当時の証拠から犯人であることを疑う証拠はなかった。
厳粛に深刻に受けとめている」と答えた。
毎日新聞 2010年1月22日 13時34分
これですね、、、皆さんからの袋叩きを覚悟で言えば、
森川氏の「厳粛に深刻に思っている」以外、
菅家さんに どう言えばいいのだろうと思います。
森川氏は、淡々と真実を話していると私は思います。
菅家さんは、去年の6月4日に釈放されました。
その頃と秋の頃の二回、一人は、栃木県の警察本部長から、
あと一人は、宇都宮地検の検事さんから丁重な謝罪を受けましたね。
「無実の貴方を長年にわたって苦痛を与えたことについて謝罪します」
このような言葉で、深々と頭を下げて謝り、
菅家さんの横には弁護士さんも一緒に立っておられた。
菅家さんも、感無量のお顔でお辞儀をされた。
「謝っているのを見て考えが変わった。許す気になった。」と
穏やかに澄んだ眼で記者会見をしていたことを記憶しています。
この二度の謝罪の映像は、6月4日はわたしの誕生日だったせいもあり
どちらも、たまたま家族が来ていて菅家さんの眼をカメラは大きく映し出し
姉弟で、「この眼は犯人の目じゃないね」と話した記憶があります。
私自身は、殺人事件については関心が薄くて、
足利事件なるものも知りませんでした。
だから、この頃からこの事件に興味を持ちました。
が、、、最近の菅谷さん、、、
弁護士、マスコミ、ネットから味方になってもらい
向かうところ敵なし 絶好調の菅家さんのように見えます。
例えば、森川元検事を呼び出しての証人尋問で
菅家さん 反省してないんですか。
(公判検事が「立証趣旨が分かりません」と裁判長に異議を訴える)
菅家さん あなたは黙っていてください(と声を荒らげる)
ここなんか、光市の母子殺害事件の被告が、安田他の弁護団を従えて
検察側に「なめないでいただきたい」と発言した心境となんとなく似ています。
言葉は悪いが、菅家さんはちょっと調子ずいているように見える。
79年、84年の別の幼児殺人事件については不起訴。
そして90年の足利事件は、新しいDNA鑑定で、
菅家さんは犯人ではないということで、もう直ぐ無罪が確定されます。
国からの賠償金も出るのでしょう。
が、同一人物が三回も容疑をかけられる偶然!?などあるのか、、、と。
冤罪を生む背景は、弁護人やマスコミがいうところの
警察、検察の自白の強要にあったのか?
菅家さんと森川氏の、新聞に掲載された取調べテープの要旨を読むと、
菅家さん自身の性格によるところの迎合主義にも
原因があったのではないかと思う会話もあります。
1992年の足利事件で逮捕され、自白し、同年21日に起訴されるまでの
調査の記録があれば、冤罪が生まれたことを立証できるかもしれませんが
今回の断片的にテレビで流れる供述テープを聞く限り
これで自白強要!?、そして可視化法案成立の流れにとなってゆけば
ちょっと待ってよ!と思う心境です。
亀井大臣は「無制限にやると悪い奴まで助かるというはなし」と慎重です。
わたしも、亀井大臣の発言に賛成です。
栃木県足利市で90年、4歳の女児が殺害された「足利事件」で
無期懲役の判決を受け、昨年6月に釈放された菅家利和さん(63)の
再審第5回公判が22日、宇都宮地裁(佐藤正信裁判長)で開かれ、
午後から菅家さんを取り調べた当時の宇都宮地検検事、森川大司(だいじ)氏の
証人尋問があった。
冒頭、菅家さんは怒りを込めて「17年半もの間、無実の罪で捕まっていました。
どう思いますか」と直接問いただした。
森川氏は
「当時、主任検事として全証拠を検討した結果、
菅家氏が犯人に間違いないと判断した。
今回、あなたがDNA鑑定で犯人ではないことが判明したと
うかがって、非常に深刻に思っている」と淡々と答えた。
菅家さんが「自分に無実の罪を着せたことに謝ってください」と求めると
「当時の証拠から犯人であることを疑う証拠はなかった。
厳粛に深刻に受けとめている」と答えた。
毎日新聞 2010年1月22日 13時34分
これですね、、、皆さんからの袋叩きを覚悟で言えば、
森川氏の「厳粛に深刻に思っている」以外、
菅家さんに どう言えばいいのだろうと思います。
森川氏は、淡々と真実を話していると私は思います。
菅家さんは、去年の6月4日に釈放されました。
その頃と秋の頃の二回、一人は、栃木県の警察本部長から、
あと一人は、宇都宮地検の検事さんから丁重な謝罪を受けましたね。
「無実の貴方を長年にわたって苦痛を与えたことについて謝罪します」
このような言葉で、深々と頭を下げて謝り、
菅家さんの横には弁護士さんも一緒に立っておられた。
菅家さんも、感無量のお顔でお辞儀をされた。
「謝っているのを見て考えが変わった。許す気になった。」と
穏やかに澄んだ眼で記者会見をしていたことを記憶しています。
この二度の謝罪の映像は、6月4日はわたしの誕生日だったせいもあり
どちらも、たまたま家族が来ていて菅家さんの眼をカメラは大きく映し出し
姉弟で、「この眼は犯人の目じゃないね」と話した記憶があります。
私自身は、殺人事件については関心が薄くて、
足利事件なるものも知りませんでした。
だから、この頃からこの事件に興味を持ちました。
が、、、最近の菅谷さん、、、
弁護士、マスコミ、ネットから味方になってもらい
向かうところ敵なし 絶好調の菅家さんのように見えます。
例えば、森川元検事を呼び出しての証人尋問で
菅家さん 反省してないんですか。
(公判検事が「立証趣旨が分かりません」と裁判長に異議を訴える)
菅家さん あなたは黙っていてください(と声を荒らげる)
ここなんか、光市の母子殺害事件の被告が、安田他の弁護団を従えて
検察側に「なめないでいただきたい」と発言した心境となんとなく似ています。
言葉は悪いが、菅家さんはちょっと調子ずいているように見える。
79年、84年の別の幼児殺人事件については不起訴。
そして90年の足利事件は、新しいDNA鑑定で、
菅家さんは犯人ではないということで、もう直ぐ無罪が確定されます。
国からの賠償金も出るのでしょう。
が、同一人物が三回も容疑をかけられる偶然!?などあるのか、、、と。
冤罪を生む背景は、弁護人やマスコミがいうところの
警察、検察の自白の強要にあったのか?
菅家さんと森川氏の、新聞に掲載された取調べテープの要旨を読むと、
菅家さん自身の性格によるところの迎合主義にも
原因があったのではないかと思う会話もあります。
1992年の足利事件で逮捕され、自白し、同年21日に起訴されるまでの
調査の記録があれば、冤罪が生まれたことを立証できるかもしれませんが
今回の断片的にテレビで流れる供述テープを聞く限り
これで自白強要!?、そして可視化法案成立の流れにとなってゆけば
ちょっと待ってよ!と思う心境です。
亀井大臣は「無制限にやると悪い奴まで助かるというはなし」と慎重です。
わたしも、亀井大臣の発言に賛成です。
むしろ、攻められるべきは裁判官ではないでしょうか。
>私も自白を信じて有罪と断定したと思います。むしろ、攻められるべきは裁判官ではないでしょうか。
おっしゃることに同意です。
世間の声に惑わされずに、司法として冷静に
テープを聴いてとお願いしたいです。
ですが、DNA鑑定には抗えない。
裁判官は主文の他に森川元検事の奮闘にたいして、脇論?を入れても良かったのではと思います。
警察、検察から暴力を受けたかのような
菅家さんのテープでの発言は、
これ、一切 彼の妄想ですからね!
この前、熊本で免田事件で釈放された
彼が行くスナックのママや女の子が
友人に話したそうです。
「絶対、やってるって!」と。
粛々と検事としての自覚と誇りを持って行った起訴だからこそ、謝罪しないのだと思います。
以前高校の授業で裁判を傍聴しましたが、詐欺罪の被告が「私は詐欺だなんて思っていませんでした」と泣き崩れていました。「かわいそう」と思いながら見ていた私たち。しかしほどなく、彼が前科七犯の詐欺常習者だと分かりました。警察、検察が取り調べているのは、こういう悪党が多いのだと思います。一時期、無罪を主張したとしても、それに一貫性がなければなかなか信じられないという状況もあったと思います。
それより、菅家さんは自分の無実を主張できなかったことが冤罪の一因であるとは思っていないのでしょうか?
警察で暴行を受けた時ならまだしも、検察には暴力を受けていませんよね。
また、新聞がそろって検事に対して批判的な記事を書くのも納得がいきません。大した根拠のないまま長野サリン事件の河野さんを犯人だと書きたてた新聞が何を言うんだと少々鼻白んでいます。
コメントありがとうございます。
ayutomoさま、PCで読まれているなら下記をお読み下さい。
http://www7.atwiki.jp/epolitics/pages/326.html
下に少し抜粋していますが、
菅家さんは変わった性癖もありました。
バス運転手が出来るていどの知的障害もあります。
検察は実に地道に調べています。
昨日、友達が電話をくれたのですが
今は、重箱主義とかいって、重箱の四隅がきちんと埋まらなければ、起訴できないようになっているそうです。
だから、本当にいまの警察も検察もしっかり状況証拠を調べるそうですよ。
一方で、偏見という見方もあるでしょうが、
テープを聴く限りマスコミによる印象操作で、
菅家さん=被害者(正義) 検察=悪
の構図で人権擁護にもって行きたい流れですね。こわいですよ。
>それより、菅家さんは自分の無実を主張できなかったことが冤罪の一因であるとは思っていないのでしょうか?
同感です。釈放された今になって、見方もいっぱいついたから、
「ああ言えばよかった。こう言えばよかった」言っていますね。
きつい言い方ですが、貴方の一貫性のない主張が、今度の冤罪を生んだのですよと言いたいですね。
森川検事は、証人尋問で菅家さんの個人を尊重し、彼の人格を貶めることなど一言もいいませんでした。
人間味があるのは、検事さんの方ですよ。
足利事件宇都宮地裁判決
被告人は、知的能力に恵まれず、内向的で人付き合いを好まなかったことから
これまで前科前歴はなく、一応真面目に稼働してきたことが認められる。
足利事件東京高裁判決
被告人が持っていたポルノ類の中には、性的に未成熟な子供を取り扱った、
いわゆるロリコンものはなかったこと、
バスの運転手として働きながら、職場においても、
近所の人からも、幼児に対する問題行動を特に指摘されたことはなく、
また、一年間に及ぶ捜査員の行動確認でも、幼児などに声を掛けるなどの
不審な行動は観察されなかったことは、所論指摘のとおりである。
しかし、被告人は、知的能力が通常よりやや劣り(精神薄弱限界域)、
人格の発達が未熟で、衝動に対する抑制力が弱く、劣等意識が強く
捜査員による長期の行動観察でも幼女への声掛け行動などが見られなかったからといって、
被告人について、本件犯行の動機を否定することはできない。
冷静で正しい判決を、と思います。
菅家さんのことでムードに流され、ザーッとマスコミが流してしまうことがこわいです。
ボチボチさまは決して「非情」ではありません。このテーマは難しすぎるのでこのへんで幕にして下さい。
>警察も検察も裁判官も菅家さん以外に犯人はいないと決めつけてでの足利事件であったといえる。
結果的には、小原様のおっしゃるとおりです。
完全無罪の判決が言い渡され日、菅谷さんの目は
また澄んだ穏やかな目になっていらっしゃいました。
今後は、良い人生を歩んで頂きたいと思います。
>執拗な取り調べにて早く楽になりたい一心で不覚にも自白してしまった菅家さん
菅さんは、公判廷で罪状認否を二転三転させ、無実ならなぜ作り話をしたのかと
裁判官に問われると、「しゃべっちゃったんです、つい」と答えたといいます。
菅谷さんと、私の性格の違いがあるとは思いますが
自分を守るのは自分しかいないと私は考えます。
だれでも真正面から対決する緊張感は、きついです。
でも“やっていない”のなら、最初から最後まで
“やっていない”を貫くべきでした。
「つい、しゃべっちゃった」で、翻弄されて裏を取って回った
捜査する側の徒労感も考えました。
一人の時には自分を守れず、沢山の味方がつくと感情を高揚される
菅谷さんは、私の目には調子づいていると映りました。
この感想は、今後も変わることはありません。
>刑事裁判とは怖いものだ。あのBC級戦犯裁判を思い思い起こす。
東京裁判については、私も少し本で読みました。
が、BC級裁判については不勉強です。
ですが、先勝国の一方的な裁判だったのだろうと感じています。
また、なにかありましたらご返事を下さい。
よろしくお願いいたします。
菅さんが完全無罪を勝ち取ったことはよかったですね。
あまりにも事件が多すぎて、捜査側も手が回らないという現実も。
いつ自分が事件に巻き込まれないとも限りませんが
自分に非があれば素直に謝る。非がないときは認めない。
これを旨として生きてきました。
60年の間に、私もいろいろあったのですよ。
学校四年生の時、隣の席の女の子から泥棒扱いされたことがありました。
夕方の「終礼」の時に、久美子ちゃんが『盗った』と。
盗っていないので、机の中からもランドセルの中からも何も出てきませんでした。
普段から、そのようなことをする児童ではないので、
先生もクラスの子もあっさりしたものでしたが
それでも中には、私を疑った者も居たかも知れませんね。
性格なのでしょうが、他人も思惑より なぜ隣の女の子が
そんなことを言ったのか それが知りたくて
翌日、学校の帰りに一人で待ち伏せして
『昨日の事は、京子ちゃんのお母さんにも 私のお母さんにも話さない。
でもなぜあんな事をいったのか白状するまで、
どんなに暗くなってもここを一歩も通さない』と、
両手を広げて、じりじりと路地に京子ちゃんを追いつめました。
相手から暴力を振るわれても、ひるまない覚悟でした。
暴力といっても、そこは小学校4年の女の子同士ですからね、
髪を引っ張るとか、物を投げられたら、こっちも噛みついてやろうと(笑)
次第に京子ちゃんは目に涙をいっぱいためました。
原因は京子ちゃんの、ひがみでした。
たかだか10歳くらいで、ひがむなんて もっと自分を好きになれよと思いました。
だから、近所の子でしたが卒業するまで 仲良しにはなりませんでした。
>ボチボチさまは決して「非情」ではありません。
ご心配おかけしてすみません。ですが、お人好しといわれるより
一人で生きていく私には、こちらの方がいいです。
本当の真犯人は、やっぱり菅家さんだった!という可能性も少しはあるのでは?
今回の菅家さんの無罪判決はそんなに確実性の高いものですか?
わたしもDNA鑑定のこと、よく存じません。
>今のDNA鑑定が間違っていることもありますよね。
これ面白い視点ですね。
考えてもみませんでした。
さて、、どうなのでしょう?
科学は日進月歩。あれから20年も経っての鑑定結果ですから万が一にも間違いなどないと、簡単に受入れてしまいましたが、、、
>今回の菅家さんの無罪判決はそんなに確実性の高いものですか?
そうなのですが、こと足利事件については
無罪なのだと思います。
しかし、警察捜査の不手際は別問題として
菅谷さんのあやふやな証言のせいで
真犯人を逃したことだけは、確実だと思われませんか?
79年、84年の別の幼児殺人事件については不起訴。
そして90年の足利事件は、新しいDNA鑑定で、
ぜひとも専門書で、自白の心理をお知り下さい。
ご返事が遅くなりすみませんでした。
菅谷さんは、無罪になられたから
菅谷さん自身については、これまでの時間を取り戻してもらって、
今後の人生を濃厚に生きていって欲しいと思います。
テレビドラマのことで、恐縮ですが
「モリのアサガオ」という死刑廃止をテーマにしたドラマがあっています。
そのなかに、刑事たちの拷問に近い取り調べがあります。ドラマですから過剰になってる部分もあるのかもしれません。
後学のために、ぜひ読んでみたいのです。
お奨めのご本が、どちらか一方に偏らず
冷静に、淡々と、事実を描いたものがあれば
是非、本の題名をお教え下さい。
まじめに、らむだ様にお願いしております。
宜しくお願い致します。