第４回「日清開戦」で、涙がでたところです。

結核の正岡子規が　同僚が戦場に旅立つ中 私一人だけが、、という悔しさから
　
鮮やかな かえでの赤を永遠のものにしたいと庭の踏み石で、紅葉打ちをしている場面です。

「今頃　淳さんも軍艦に乗り、
淳さんの兄様も満州で馬を乗り回してなさるじゃろう
それに引きかえ　わしは、、」

兄の思いを感じとる妹の律が「ほんにきれいじゃね、、」と返す場面。

昔のおんなは言葉少なです。
代わりに 一を知って十を知る感受性をもっています。
それでいて 控えめで 賢く たおやかですね。


今の時代、おんなの教育を根本的に変えない限り
立派な日本人はこの先 育っていかないかも知れませんね。

正岡子規の香川照之も、律役の菅野美穂も いい味出しています。
わたしは菅野美穂という女優が好きです。


正岡子規が勤める新聞社の社長が
「蕪村の発掘がきみの戦場じゃ」といいます。

幾つかの俳句を読み上げ　どうかと社長が聞くと
子規は「読み上げたときに情景が浮かび上がってこんといかん」といいます。
「俳句は、、そう写生じゃ」と。
社長は「写生か、、、ほら　君も戦っているではないか」と。

この時代の人々は、ことば少なに　含蓄のある言葉をいいますね。


「一身独立し、一国独立す」

現在は、すべての国民が　お上の助けは受けていいようになっています。
受けていいのです。恥ではありません。

ですが、その前に　まず「一身独立」ありきなのです。

国がどれだけ援助してくれるかで、政権を選択する風潮をやめなければいけない。
依存する人間をつくりあげて国の独立は保てません。


「一身独立し、一国独立す」
今こそ　すべての日本人が
この言葉を思い出し 噛みしめなければならないです。


軍隊というと　すぐアレルギー反応を起こす人がいますが
思い出してください。

日本も 昭和２０年までは　立派な「一国独立国」だったのですよ。
これを思うと　じーんとしてきます。

自分の独立も　国の独立も　自前でなければ　誇りも力も入りません。


「一身独立し、一国独立す」
今こそ　すべての日本人が
この言葉を思い出し 噛みしめなければならないです。