「坂の上の雲」の時代と いまの日本

報道される多くのニュースが、心栄えのない なんと小さなことなでしょう。

大相撲の貴乃花親方が一門を離脱し、日本相撲協会の理事選挙に立候補。こんな問題を延々番組の半分を使って流す朝日系。

小沢の金の問題にはじまり、
公設派遣村で支給された2万円を受け取ると　行方をくらます不届き者。
パチンコ、競艇のギャンブルで使った者。施設内で泥酔して退去させられた者。


（朝日新聞 1月7日）は、

昨冬の派遣村の実行委員らでつくる
「年越し派遣村が必要ないワンストップ・サービスをつくる会」は
「現金を持ち慣れていない人が多いだけに、
一括ではなく２～３日分ずつ渡すなどの配慮が必要だった」と指摘したと
書いていますが

（毎日新聞 1月7日）には

都は当初「１日１０００円」を支給する方針だったが、
「細切れの支給は入所者に不便」という強い働きかけがあり
同会の意見を取り入れた。と書いています。

不届き者が入村者の一部とはいえ、
もらう側も　市民団体側も　
人の褌で相撲をとる　小狡さには代わりはない。



「一身独立し一国独立す」

『坂の上の雲』の録画をやっと第４回「日清開戦」まで追いつきました。

音楽がいいですね。
「誇り」「気概」「努力」「希望」このようなテーマが
突きぬけた透明感のある音楽の中に満ち溢れています。
作曲は久石　護氏。


ドラマの中で福沢諭吉の「一身独立し、一国独立す」という
言葉が出てきますが

国民の一人ひとりが独立し、自立することにより、
国は真の独立をはかることができるという意味になるのでしょうか。


今の政治は　国民を過保護にしています。

「坂の上の雲」の時代の多くの日本人は
「気概ある努力」をしていたことをこのドラマは教えてくれます。

人の大きい　小さいにかかわらず　男や女にかかわらず　
子どもから年寄りまで　その能力に合わせて　その者なりに

自らの選択と努力で自分の運命を切り拓く一身独立をしています。


今のわたしの一身独立とは　なんだろう、、。

国の医療費を 出来る限り 圧迫することなく
自己管理して健康維持に努め
きちんと納税をすることくらいでしょうか。

明治の空も平成の空も　天には変わりないのです。
窓から見える青い空には　雲が浮かんでいます。