生まれ変わるための言葉 ９８６

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しなくていいがまん（小林摩耶　著）

この本は「今までしていた『しなくていいがまん』から解放された」と、著者の笑顔の写真とともに語られています。「しなくていいがまん」は常にレーダーを張り、物事を深刻に受け止めることから始まります。

誰かが「小林さんこの頃、親戚の家に来なくなりましたね」と言い、それに対し「ご主人の再婚相手だという噂がたつと困るからでしょう」というようにレーダーを張り、深刻に受け止めれば「しなくていいがまん」をすることになります。だが本当は小林さんが帰る時になると、その家の小さな子に靴をかくされてしまうからです。

それを知ったお父さんから「うちは海老の家だから靴がたくさんあるけれど、普通はそんなに靴がないから困るんだよ」と言われた小さな子は、「ママがいなくなってからその寂しさを無理してがまんしていて、がまんができなくなって靴をかくしていたの」と伝えます。すると海老のお父さんは「稽古して、寂しさを前向きに解決しよう」と言い、【無理っ子卒業宣言♪♪♪】をしたのです。

小さな子はがまんのハンドルをいたずらから成長に切り、小林さんは深刻に受け止めることを手放しがまんから解放されました。