年寄がよく老後破産とかいうけれど、あれは負担が大きすぎるからではないのか。近所のご老人も言っていたけれど、
「介護保険料が高い」と顔を曇らせていた。
案外低所得者ほど、負担が重いのではないか。年金が年間18万円未満の人は年金からの天引きではなく、コンビニとかで払うのだけれど、払えなくて資産の差し押さえになる人が、どんどん増えていて、実際払えるわけがないような人に年間自治体によって違うようだけれど、9万円とか徴収している。
ふつうは年金から天引きで、天引きできない年金が年18万円未満の人が未納になって破産になるのである。
保険料は平均月5500円というけれど、高齢者が多く、二倍近く徴収しているところがふつうにあるし、強制保険といっても施設とか利用しない人だって多いし、じっさい私だって自助努力であんなもの使いたくもないと思う。年を取って後は静かに暮らしたいというのに、ジジイババアばかりの中に入っていって、あるいは埋もれて、今更人間関係に苦しむのはまっぴらである。
人間成熟すれば一人を好むものである。
よく言われるように介護保険は払わされる方からすると完全に税金である。近所の先ほどのご老人だって介護施設なんて利用していなかったし、それを払わず滞納し、資産を差し押さえて破産させる。
国民健康保険は、コロナ禍で利用する人が減って赤字が黒字になったという。きっと介護だって利用する人が減れば黒字になって保険料なんて安くなるだろう。利用しない人が増えた方がいいのである。
利用しない人は保険料を安くするとか、極論すれば、徴収しないという所に行きつく。
まるでどんどん利用すべしというスタンスが少なくとも過去にはあったようだけれど、利用しない方がいいというスタンスにし、するとやがて介護保険というルールが間違っていたということに気づくのではないか。
介護保険を使わないような人から助け合いなどといって保険料を徴収し、年金が年18万円未満しかない、
「カネがないから払えません」という人は、まるで極悪人、資産を差し押さえ、破産させ、それが助け合いの精神といえるのか?
国はすぐ、
「じゃあ生活保護で」とすぐいうけれど、破産させなければ、まだやっていける人を介護保険を払わないからと言って資産を差し押さえ、破産させ、ふつうの人間としての暮らし尊厳を奪う。
老後破産国の姿の今が見え