ロシアでは政府が意外にも、
「森林の育成」という方針を打ち出している。
産経新聞(4月2日朝刊)に小さくのっていた。
「へ~っ」と思った。「カネがないからかな?」
だけれど、すぐ、同じ紙面にEUや中国がCO2対策で石油石炭天然ガスの利用をどんどん削減しているという話があって、近い将来にはまったくCO2の排出をゼロにするための道筋なども書いてあったのだ。
ロシアにとっては死活問題である。
すなわち、ロシアは、
「CO2は(自国産業の柱:石油石炭天然ガスで)排出しても、緑が吸収し、温暖化は防げる」という理屈で世界の潮流に異議を唱えているのだろうと気づいたのだった。
ロシアの専門家は、
「その効果に疑問を持っている」と書いてあるけれど、効果はあるに決まっている、専門家は誰か知らないけれど、それはともかくである。
わたしはこと、
「森林の育成」というロシア政府の方針に関しては大いに支持したいのであった。
経済というのは、いろいろあるものである。
ロシア政府の温暖化対策の
柱の一つは森林の育成