「道の駅 コスモール大樹」だより

北海道南十勝の「道の駅 コスモール大樹」の職員が独断と偏見で勝手に発信をする道の駅情報です

アナンが帰ってきた③

2007-02-07 07:30:01 | hirokoのガーナ通信
アナンが帰ってきた   
昨日のつづきです

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講演会は、5:30pmスタート。
私が到着した5時5分過ぎには、会議場の前庭には、すでに真っ白のユニフォームを着たガーナ海軍が整列し、コフィ・アナンの到着を待っていました。

素晴らしい!!

コフィ・アナンとクフォー大統領が、会場の国際会議場に到着したのは、5:15pm。

後で、進行役の人が、「この講演会は、”国連時間”で始まりました」と言い、会場は爆笑となりました。


アフリ復興への挑戦;自己依存と持続的経済解放の追及

講演のタイトルです。

アフリカ復興の基本原則は、平和(安全)、開発、そして人権。

この3本柱の、いかなるものが欠けてもならない。

アフリカ人は、自らの運命の主人であるべき。
自由を勝ち取るだけでなく、自らの進歩と繁栄をも勝ち取らなければならないのだ。

わが祖国と、偉大なるアフリカ大陸の前進、我々のものであるべき明るい未来に向かって、同胞たちと手を取り合い仲間に入れることを楽しみにしている。

彼の講演が始まったと同時に、私は、感動のあまり、ウルウルきてしまいました。

あの穏やかな物腰。
思慮深い話し方。
理知的な微笑み。
こんなガーナ人も、いらっしゃるのです。


私の席から、デジカメのズーム最大限で撮った写真です。
左が、コフィ・アナン。
その隣が、クフォー大統領です。



コフィ・アナンは、1938年にガーナ第2の都市、クマシで生まれました。
今、クフォー大統領と同じ68歳です。

クマシ工科大学を卒業後、ミネソタ、マサチューセッツ、ジュネーブで学び、1962年にWHOの行財政担当官として国連の仕事に就きました。

1997年に、国連事務総長に任命され、2001年には、その業績が高く評価され、ノーベル平和賞を受賞するに至りました。

スウェーデン人のナン夫人との間に3人のお子さんがいます。

また、この奥様が、実に品のある素晴らしい方。
「成功する男の影に女在り!!」
講演の際にも語られておりましたが、さようでございますか?


おかえりなさい コフィ・アナン

ガーナに13年いて、本当に良かったと思った瞬間です。
あなたが、ガーナを導いてくれるなら、後もう少しここにいてみてもいいかしら。


米山 博子


コフィ・アナン前国連事務総長の略歴





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