2006年11月28日到着ガーナ通信の続きです
以下Hirokoさんのメールより
さて、今回の撮影ですが、
配電線のない地方での太陽光発電を利用した電化にかかわるものでした。
以前、UNDP(国連開発計画)やJICAなどの援助で、
太陽光発電プロジェクトが行われた地域を訪ね、
その後の活用状況や問題点などを調査・撮影してきました。
ソーラーパネルが設置され電気がついた時は、
住民たちはその細い蛍光灯の灯りに躍り上がって喜んだそうです。
電気があるって、やっぱりすごいことなんですよね。
「テレビで、ワールドカップを見たよ」(息子)
「ラジオのニュースで、世界情勢が分かるよ」(お父さん)
「電気があるから、夜も本が読めるわ」(娘)
「電気があると、畑仕事から帰ってきた後も、夕食の準備が楽だわ」(お母さん)
夜、街灯の下で勉強する姿もあったとか。
スペイン人の神父さんがマネジメントする病院では、
ワクチンや薬を冷蔵保存、顕微鏡や遠心分離機などの使用、
更に、井戸水の汲み上げにもソーラーが使われていました。
太陽エネルギーの恩恵に預かっている様子が手にとるようにわかりました。
ただ、雨期の4ヶ月間は、十分にエネルギーを充電できないので、
どうしても発電機に頼らざるを得ないようです。
しかし、問題点も多々ありました。
せっかく設置してもらった、ソーラーパネルが盗まれた!!
ありゃ~、またなんともガーナらしい。
今残っている街灯は、なんとたったの1つ。
どうやら人通りの多いところだったので、盗まれないですんだようです。
利用者利側にとって大きな問題点は、維持・管理のコストが高いこと。
切れた蛍光灯の取替え(電気のない辺鄙なところなので電気屋さんなんてものがないのです)、
4~5年で寿命がきてしまうバッテリーの買い替えは、
現金収入がなかなか得られない彼らには、とても高価なものなのです。
また、ソーラーを設置する技術者もまだまだ未熟だったり、
メンテにもきてくれなかったり。
使用料金の徴収もかなりいい加減。
せっかく援助で電化の恩恵は受けたものの、
それを維持し続けていくのはそう簡単ではありません。
この太陽光発電による電化を配電線のない地域に普及させていくためには、
政府がまずは新たに「再生エネルギー政策」なるものをしっかりと固めた上で進めていく必要であるということを、今回の撮影を通して感じました。
いくら莫大なお金をかけた援助も、
それを受ける側でしっかり運営できなければ機能しないという現実を見た感じです。
ソーラーを使っているあるお家をお邪魔した際、
中庭の一角にある土壁の端に不思議な丸穴発見。
うう~ん、薪でも入れるのかなぁ。
な~んと、それは鶏の産卵場所だったのです。
ほ~ら、こんな感じに。
にゃんとも、きゃわゆいでしょ?
これって、「なるほど・ザ・ワールド」(以前この番組のカメラマンさんをしていた方がいらしゃったのです)のクイズになるわって思った私です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d0/74f27027de2d5278229c2072e69a925c.jpg)
5日置きにくる12時間停電を思うと、まじにソーラー取り付けたくなってる
米山 博子でした
この文中にある「太陽光発電プロジェクト」については
JICAのサイトで読むことができます
JICA(ジャイカ)とは独立行政法人国際協力機構
これで28日に到着したガーナからの通信はおしまいです。
5日おきに12時間の停電、日本では想像もできません。
Hirokoさんはがんばっているようです。
お礼のメールを返信してこちらの様子も伝えようと思います。
次回の通信をお楽しみに。
管理人は明日札幌で1日中勉強会があり、午後からでかけます。
ということで明日の更新はありません。
この週末には、
道の駅の広場にもうひとつのイルミネーションが点灯しますので
ご紹介ができると思います。
ではまた![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
以下Hirokoさんのメールより
さて、今回の撮影ですが、
配電線のない地方での太陽光発電を利用した電化にかかわるものでした。
以前、UNDP(国連開発計画)やJICAなどの援助で、
太陽光発電プロジェクトが行われた地域を訪ね、
その後の活用状況や問題点などを調査・撮影してきました。
ソーラーパネルが設置され電気がついた時は、
住民たちはその細い蛍光灯の灯りに躍り上がって喜んだそうです。
電気があるって、やっぱりすごいことなんですよね。
「テレビで、ワールドカップを見たよ」(息子)
「ラジオのニュースで、世界情勢が分かるよ」(お父さん)
「電気があるから、夜も本が読めるわ」(娘)
「電気があると、畑仕事から帰ってきた後も、夕食の準備が楽だわ」(お母さん)
夜、街灯の下で勉強する姿もあったとか。
スペイン人の神父さんがマネジメントする病院では、
ワクチンや薬を冷蔵保存、顕微鏡や遠心分離機などの使用、
更に、井戸水の汲み上げにもソーラーが使われていました。
太陽エネルギーの恩恵に預かっている様子が手にとるようにわかりました。
ただ、雨期の4ヶ月間は、十分にエネルギーを充電できないので、
どうしても発電機に頼らざるを得ないようです。
しかし、問題点も多々ありました。
せっかく設置してもらった、ソーラーパネルが盗まれた!!
ありゃ~、またなんともガーナらしい。
今残っている街灯は、なんとたったの1つ。
どうやら人通りの多いところだったので、盗まれないですんだようです。
利用者利側にとって大きな問題点は、維持・管理のコストが高いこと。
切れた蛍光灯の取替え(電気のない辺鄙なところなので電気屋さんなんてものがないのです)、
4~5年で寿命がきてしまうバッテリーの買い替えは、
現金収入がなかなか得られない彼らには、とても高価なものなのです。
また、ソーラーを設置する技術者もまだまだ未熟だったり、
メンテにもきてくれなかったり。
使用料金の徴収もかなりいい加減。
せっかく援助で電化の恩恵は受けたものの、
それを維持し続けていくのはそう簡単ではありません。
この太陽光発電による電化を配電線のない地域に普及させていくためには、
政府がまずは新たに「再生エネルギー政策」なるものをしっかりと固めた上で進めていく必要であるということを、今回の撮影を通して感じました。
いくら莫大なお金をかけた援助も、
それを受ける側でしっかり運営できなければ機能しないという現実を見た感じです。
ソーラーを使っているあるお家をお邪魔した際、
中庭の一角にある土壁の端に不思議な丸穴発見。
うう~ん、薪でも入れるのかなぁ。
な~んと、それは鶏の産卵場所だったのです。
ほ~ら、こんな感じに。
にゃんとも、きゃわゆいでしょ?
これって、「なるほど・ザ・ワールド」(以前この番組のカメラマンさんをしていた方がいらしゃったのです)のクイズになるわって思った私です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/d0/74f27027de2d5278229c2072e69a925c.jpg)
5日置きにくる12時間停電を思うと、まじにソーラー取り付けたくなってる
米山 博子でした
この文中にある「太陽光発電プロジェクト」については
JICAのサイトで読むことができます
JICA(ジャイカ)とは独立行政法人国際協力機構
これで28日に到着したガーナからの通信はおしまいです。
5日おきに12時間の停電、日本では想像もできません。
Hirokoさんはがんばっているようです。
お礼のメールを返信してこちらの様子も伝えようと思います。
次回の通信をお楽しみに。
管理人は明日札幌で1日中勉強会があり、午後からでかけます。
ということで明日の更新はありません。
この週末には、
道の駅の広場にもうひとつのイルミネーションが点灯しますので
ご紹介ができると思います。
ではまた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/sayonara.gif)