クッキングアップルの郷

秋田県横手市のりんご農家6人がつくるクッキングアップルの生産グループ「クッキングアップルの郷」の日々を記事にします。

販売担当 たかはしもとい です

2017年05月22日 21時18分28秒 | 人物紹介

こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

販売担当者の「たかはしもとい」です。

今日はちょっと自己紹介を。
 
私はりんご生産者では無く、秋田県横手市で「デリカテッセン&カフェテリア紅玉」というお惣菜と焼菓子のお店を経営しております。
お店は地産地消をコンセプトとして、地域の生産者21軒と連携し、野菜や果物などの生産物を仕入れております。
 
当店の店名は紅玉というりんごの品種の名前を付けていますが、その由来は、
 
1、地域のりんご畑にはたいてい紅玉が植えられており、受粉樹と言う役割で他のりんごを美味しているのだと聞きました。
私たちも地域にとって無くてはならない独特の地域になればという想いを込めて
 
2、私の家内は「紅(くれない)」祖母は「タマ(玉)」という名前です。
女性が世代を越えて大切に手渡してきた食の大切さ、楽しさ、豊かさを私たちも大切に引き継ぎ引渡したいという想いを込めて
 
3、紅玉は生で食べると酸っぱいりんごですが、加熱すると甘みが引き出され、他の食材と組み合わせるとより美味しいものになります。
当店も人の隠れた能力を引き出せる職場になりたいという想いを込めて
 
この3つから名付けさせて頂きました。
 
実際紅玉と言う調理に向いたりんごを、アップルパイなどを始め様々なお菓子やお料理にたくさん使わせて頂いております。
 
それを生産するりんご生産者と仲良くなるに連れて、単なる仕入れ先、取引先ではなくて、無くてはならないパートナー、一緒に夢を追いかける恊働者という間柄になってきました。
 
惣菜店として地域のお客様に喜んでもらう事を最も大切な仕事として守りながら、お菓子やお料理でお客様を感動させるプロフェッショナルに地域のりんごを使ってもらうことにも取り組んで参りました。
その成果はまだまだですが、より多くの方々に秋田が素晴らしいりんごの産地である事を知って頂くと同時に、ここに暮らす人と営み、自然の厳しさや美しさ、それら魅力を少しでも伝える事が出来たならと思っております。

クッキングアップルの郷【インタビュー|藤井克徳さん①】

2017年05月18日 10時00分30秒 | インタビュー

 

こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。


 今回はインタビュー記事です!


クッキングアップルの郷

藤井 克徳 (かつのり) さん  (36)

藤井果樹園*横手市赤坂*相模原で食育!


 

 2017年5月4日(木)

あなたは何をしていましたか?

 ↑私は藤井克徳さんの軽トラに乗っていました!

 

今回は自転車ではなく、十文字駅→横手駅まで電車に乗って向かいました。

 

藤井さん、とっても優しい人なんです!!!!

 


 

*藤井さんの好きなところ*


 

藤井さんの名刺の裏には育てている品種が全部わかりやすく書いてあります。

もちろん、「クッキングアップル」の欄があるのですが、

その一番最後に新しく手書きで「紅の夢」と書き足してありました。

 

 

 

一枚一枚書いたんだろうなぁ。

 

 

 

藤井さんの真面目さと、嫌じゃない謙虚さが伝わってきました。


 

軽トラで走っていると、ここでいままで訪問していた土地との違いに気付きます。

 

 

 放置されている土地が多いんですね。

 

 

 

確かに木が生えているのだけど、寂しい感じがしました。

人が住んでいない家と、人が住んでいる家の違いと似ています。

 

 

昔、たくさんりんごが売れていたことがわかります。

 

 

きっと、りんご作りをやめるにも、いろいろ葛藤があったんだろうな~。

「遠くまで買い行かないと行けなくなるなぁ。やめないでくれー><」

って言う人もいたんじゃないかな?

 

 

 りんご作りをやめて、困る人はいないんですか?

 困る人はいないよ

 

えっ

 

 それなら、どうしてここで作っていた人がいたんですか?

 ここにりんごの木があるからだよ。

 

 

??

 

 (それって、ここでりんご農家をやっている理由も「ここにりんごの木があるからだよ」ってことにならない?)

 

 

私は藤井さんが話していることが、どういうことを指しているのか分かりませんでした。

みなさんはわかるかもしれませんが、

なくなっても困る人がいないなら、ここでりんごを作っている人たちは一体なんのために作っているのか、理解できませんでした。

 

 

この後の会話もモヤモヤしたまま続きます。笑

 

さんご🍎


藤井果樹園のFacaBookページも見てみよう!

多くは語らない藤井さんですが、かなりアクティブなことが分かります。


 


もっと横手が好きになる!【Hostel&Bar CAMOSIBA編】

2017年05月16日 18時00分00秒 | 横手愛

 
こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。

今回はインタビューは少し休憩して、私にとっての横手を紹介させてください!


 

GW中の連泊でお世話になったのが

Hostel&Bar CAMOSIBA」。

参照→発酵のまち・横手に秋田初のゲストハウスを作りたい!

 

4月30日にオープンしたばっかりです!秋田県立大学生初上陸かな!? 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑デリカテッセン紅玉での業務終了後、CAMOSIBAに向かいました!」(左:大学・インターンの先輩、右:オーナーの円香さん)

BARがにぎわっている様子!わくわく

 


 

CAMOSIBAには旅人やオーナーの円香さんの友達がどんどん訪れてきていました。

いるだけで素敵な方々に会えました。みなさん年齢問わず超フレンドリー。

 

毎日1nmの隙間もないほど充実した生活をすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

↑夜はこのように(ソフトドリンクを)飲みながらゆっくりと語ったり、りんご農家さんにりんごジュースを買ってもらったりしました。


 

↑朝になると、キッチンのテーブルにパンが出現します。ニジュウハチコ食べました。

 ほんとうは手作りのりんごジャムがあったんですけど、写真を撮り忘れてしまいました。

シナモン有り、無しどちらも美味しかったです。


 

↑Wi-fi完備なのでブログを書いて休憩にコーヒーを飲むことも可!

 

↑昼間、蔵の扉がひらいていた!立派な佇まい。お気に入りです。

 

 

↑横手の山菜を美味しく調理していただきました。(緑)

 

 

今回は宿泊目的でCAMOSIBAに向かいましたが、イベントを開催する日もあるようです!

CAMOSIBAのFaceBookページに楽しそうな写真がたくさん載っています。

 


 

十文字はいままで無縁の地でした。

決して新しくはないけど、錆びているわけではない。

町全体がゆっくり年を重ねていったような、こっくりと味のある風景が印象的でした。

 

 

近くに何でも売ってるスーパーもあるし、朝市も開催されていて、子どもたちもちらほら。

チェーン店よりも一つしかない個人経営のお店の方が多かったです。

顔が見えるお客さんがたくさんいるんだろうな~と感じさせてくれる町です。

 


 

十文字という地域について詳しくなっていく一方で、

「あれ?地元ってどんな場所だったっけ?」

と思う瞬間がありました。

 

そういう意味では帰りたくなりました。

 

これから約5ヶ月間十文字に通いつめます。

クッキングアップルの「産地の魅力」も皆さんにお伝えします!

次回の記事もお楽しみに。

 

さんご


 

CAMOSIBAに宿泊してみたい方→Booking.comをチェック!

☆写真もたくさん掲載されています。みるだけも結構楽しい!



クッキングアップルの郷【インタビュー|佐藤和也さん③】

2017年05月15日 08時24分43秒 | インタビュー

 

こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。


前回の記事の続きです!


 

 やっぱり、人との繋がりって大事なんだな、というところに落ち着きますね。

 他の地域と言うか、他の農家=みんなライバルだけど、助け合ってる部分もあるからね。

  ほんとに一人じゃできないっていうことを改めて感じてるよ。

 

 きっとそれは和也さんの人柄もあると思います。

 

 

 自分にできることで協力することもあるしね!

  これは少しいい話ではないかもしれないんだけど、

  すごく大変そうにしているおじいさんがいて、みんな助けられるのに助けなかったんだ。

  すぐそこにいるし、助けられる状況でだったんだけどね。

 

  何で助けなかったか分かる?

 

 

 

 (おじいさんの成長のため?にしてはスパルタすぎか…)

 

 

 

 何でかって言うと、回りのみんなが今まで困っていたときに助けなかったからなんだ。

  年齢を重ねると、その人の人生の答えが出てくるんだって分かった瞬間だった。

 

 

 

 少しひどいなぁと思ってしまいました。だけど、そう考えると複雑ですね。

  高齢になっても農作業をすること自体、大変なんだろうなぁ。

 そうだね~。


 

 今、農業に携わって感じている問題点や、解決しなければならないことはありますか?

 

 労働力。 

  今90歳の家族が働いているんだ。

  1人雇うとしたら何十万もかかる仕事をしてくれている。

  こういうのは何年も続いてきたことなんだけどね、そこにもお金を払えるようにならないといけない。

  

 

 なにか私たち学生にできることはありますか?

  もし、わたしがアルバイトをしたいって言ったらどうなりますか? 

  

 ぜひきて!!笑

   この辺だったら、みんなができる作業じゃないことはおれたちがやって、

   繁忙期だけ高校生がバイトしてたりするよ~

 


 

※アルバイトしたい人募集!!一緒に横手にいこう!!


 

 最後の質問です!

  クッキングアップルの郷に今後期待していることはありますか?

  新しいスタートをきって、思うことがあったら教えてください。

 

 経済的に安定してくると思う。

  今までは冬に一気にりんごを出荷していたけど、夏にも出荷できるようになるからね。

 

  増田が盛り上がってる。廃園になるのは嫌だ。

  それだからこそ、クッキングアップルで注目してもらいたい!

 

 

 自分のことだけでなく、地域全体のことを考えているのですね。 

 

 

 みんなに助けられてるから、さとう果樹園だけど、さとう果樹園じゃないんだろうな。

  この感じ、伝わる!?

  うちだけじゃなく、産地を誇りに思ってるんだ。

 


 

最後に素敵な言葉が聞けました。

 


 

 今日はこの辺で失礼します!ありがとうございました。

 

 ダイエットしてなかったら送っていくよ?笑

 お願いします。※あとで運動します。

↑とても仲良し!これからもよろしくお願いします^^


佐藤和也さん回終了です!

クッキングアップルの郷メンバー6人全員紹介していきます。

次回からもぜひご覧ください🍎

さんご


佐藤和也さんが取り組んでいるオカノウエプロジェクトについてはこちらから!


さとう果樹園平鹿金麓 ←果樹園のFaceBookページも見てみよう!!


 


クッキングアップルの郷【インタビュー|佐藤和也さん②】

2017年05月14日 10時45分10秒 | インタビュー

こんにちは。 調理用りんごの生産者グループ「クッキングアップルの郷」

インターン生の「さんご」です。


前回の記事の続きです!


 

就農する時のことを聞いたら「つらかったな〜笑」って言ってましたよね。

 何がつらかったのか教えてもらえますか?

全てが初めてだったこと!それでも自分がやるしかなかったことかな。

 

↑今の農園の様子。和也さんの努力の地!

 

本当に何もわからなかった。草を生やしておいたら、樹がネズミに食べられちゃうことも。

 毎日がトライ&エラーの連続だった。

 不安の日々でした(笑)

 

 

だけど、今は「楽しくやってやろう!」という感じがするというか、

 不安そうな様子はないですよね!流れが変わる瞬間があったんじゃないですか?



さっきも言った話に繋がるんだけど、農楽交に参加したことかな。

 あとは、先輩たちにもたくさん助けられたしね。


 

(何か、胸アツなストーリーがありそう!)

 就農してから印象的な出来事はありますか? 

 

 

 

そうだな〜〜、農家以外の人もわかりやすい話がいいよね!w

 朝の6時くらいかな、SS(※1)っていう農薬散布の機械があるんだけど、

↑ ※1 参照 SS(スピード・スプレイヤー) 

 

 それが動かなくなってしまったことがあって。

 

 「やばい」

 

 と思ったよ。経験もなかったから、自分ではどうしようもできなかったし、

 めちゃくちゃ焦った。

 

早朝から大変でしたね><誰か周りにいなかったんですか?

 

誰もいない!何やってもダメで、先輩に連絡したら

「10分待ってろ!」って言ってくれて。

 

 

かっこいい〜〜〜♡

 



その人2日酔いだったんだけど(笑)それでも来てくれて。

 

 

 それってすごく特別なことだと思うんだ。

 隣のラーメン屋さんがスープ作り失敗した時に

 自分のスープを分けてあげることって多分ないよね?

 

確かに、あまり聞いたことがないですね。


本当にいい人たちばっかりなんだよ。

 前は家の周辺でやってたんだけど、外と触れ合う機会がなくて、離れたところに畑を買ったんだ。

 そこで会った先輩にもお世話になりっぱなしで...

 

 

和也さんのお話を聞いていると、りんご農家さんのあたたかさが、さらに伝わってきますね🤗



今回はここまでにします!

続きは次の記事をご覧ください🍎


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