ITmedia MobileのWeb上にて定期的に行われている+D Voice、今回は「今キャリアを変えるならどこ?」という内容で行われました。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0606/08/news013.html
この調査は世論調査と違って、ユーザー側がWebサイトにアクセスして回答するという形なので、統計としてはあてにならないものですが、それでも一定の傾向は見えてるかなという気がします。
まず一つ目の設問で面白いのは、実はauは「絶対変えない」という強固な支持を受けながら、「変えたい」というユーザーももっとも多かったということ。その原因は端末にあるようで、カラーバリエーションでごまかさないでとか、全部入りが欲しいといった要望があがっています。
僕も最近のauの端末は、大人の使用に耐えうる機能やデザインをしていないので、どうも「欲しい」という感じがしません。DoCoMoやVodafoneのほうがビジネス向けの端末は充実してますし、auの落とし穴はそこらへんかなという気がします。
一方のVodafoneはあいかわらずシャープ頼みな状態が解消せず、という結果です。905SH一個で「Vodafone(SoftBank)に乗り換えたい」と思わせるのはさすがですが、ほかの端末にも、料金プランにも魅力が無いことの裏返しということでもあります。シャープはauにも端末を出しますし、ここを改善しないと大量流出は免れないのではないでしょうか。
DoCoMoの問題点は、端末価格に集中しました。特に「FOMA→FOMAの価格が高い」という不満が多いようですが、FOMA→FOMAが高いというよりMOVA→FOMAをすぐに安くしてしまうので、ユーザーが不満に思うのではないでしょうか、そりゃあたりまえで、全く同じ機種を買うのに、MOVAからだと1円なのに、FOMAからだと1万円じゃあ納得しないでしょう。FOMAの値段を下げることより、新規やMOVA→FOMAの値段をちゃんと維持するべきだと思います。
ナンバーポータビリティまであと5ヶ月弱、いまだに手数料すらわかりませんが、いったいどんなことになるのか、少しでもユーザーにプラスになるものになるといいですね。