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Montpellierがお送りする携帯電話情報Blog

結果発表・番号ポータビリティ、今変えるならどこ? [ITmedia]

2006-06-08 12:21:08 | Other

ITmedia MobileのWeb上にて定期的に行われている+D Voice、今回は「今キャリアを変えるならどこ?」という内容で行われました。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0606/08/news013.html

この調査は世論調査と違って、ユーザー側がWebサイトにアクセスして回答するという形なので、統計としてはあてにならないものですが、それでも一定の傾向は見えてるかなという気がします。

まず一つ目の設問で面白いのは、実はauは「絶対変えない」という強固な支持を受けながら、「変えたい」というユーザーももっとも多かったということ。その原因は端末にあるようで、カラーバリエーションでごまかさないでとか、全部入りが欲しいといった要望があがっています。

僕も最近のauの端末は、大人の使用に耐えうる機能やデザインをしていないので、どうも「欲しい」という感じがしません。DoCoMoやVodafoneのほうがビジネス向けの端末は充実してますし、auの落とし穴はそこらへんかなという気がします。

一方のVodafoneはあいかわらずシャープ頼みな状態が解消せず、という結果です。905SH一個で「Vodafone(SoftBank)に乗り換えたい」と思わせるのはさすがですが、ほかの端末にも、料金プランにも魅力が無いことの裏返しということでもあります。シャープはauにも端末を出しますし、ここを改善しないと大量流出は免れないのではないでしょうか。

DoCoMoの問題点は、端末価格に集中しました。特に「FOMA→FOMAの価格が高い」という不満が多いようですが、FOMA→FOMAが高いというよりMOVA→FOMAをすぐに安くしてしまうので、ユーザーが不満に思うのではないでしょうか、そりゃあたりまえで、全く同じ機種を買うのに、MOVAからだと1円なのに、FOMAからだと1万円じゃあ納得しないでしょう。FOMAの値段を下げることより、新規やMOVA→FOMAの値段をちゃんと維持するべきだと思います。

ナンバーポータビリティまであと5ヶ月弱、いまだに手数料すらわかりませんが、いったいどんなことになるのか、少しでもユーザーにプラスになるものになるといいですね。


端末シェア、NECを抜きシャープがトップに [ITmedia]

2006-04-24 19:31:26 | Other

ITmediaの報道によると、MM総研による2005年度通期(2005年4月~2006年3月)の国内携帯電話出荷状況調査で、メーカー別シェアでNECがトップから陥落し、シャープが初の一位になったようです。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0604/24/news059.html

調査によると、一位がシャープ、二位がパナソニック(PMC)、三位がNEC、四位が東芝ということで、僕が現場で感じる売れ行き状況とほぼ一致していると思いました。

最近のNECではN702iDぐらいがお客さんから指名されるぐらいで、N902iは蚊帳の外、N701iに至っては1円処分対象品となることがほとんど(しかもそれでも売れない)という惨憺たる状態。これではシェアの大幅低下も仕方ないでしょう。

あと、NECの低下を助長しているのがDoCoMo以外での存在感の無さ。

これからMNPも始まるというのに、DoCoMoだけに偏って開発していると、ユーザーがauやvodafoneに流れた場合、魅力的な端末が無いのでNEC以外を選択するのは間違いなく、逆にauやvodafoneから流れてくるお客さんは、NECの今の高いシェアの理由のひとつになっている操作性の継承がされないので、NECを選択する可能性は低くなります。

どっちにしてもジリ貧になるのは間違いなし。

パナソニックのように、操作性が変わってでも欲しいと思わせるぐらいの魅力ある端末を出さないとかなりきつそうな感じです。

逆にシャープはさらに伸びるでしょうね。MNPでvodafone→DoCoMoという流れが大きくなった場合、旧vodafoneユーザーの大半がDoCoMoでもシャープを選ぶでしょうから。

しばらく日本の携帯電話端末市場は、シャープが引っ張ることになりそうです。


爆発的売れ行き 「子供GPSケータイ」大論争 [産経新聞]

2006-04-16 03:04:25 | Other

産経新聞にこんな記事が載りました。

「爆発的売れ行き 「子供GPSケータイ」大論争」
http://www.sankei.co.jp/news/060415/sha072.htm

実際販売現場に立ってみると、確かにこういった「子供向けケータイ」の問い合わせは急速に増えており、日本もそれだけ物騒な国になったのかと、残念な気持ちにもなります。

そして記事で取り上げられてるのは、「安心のために携帯電話を持たせたい親側と、玩具やカンニング用品としての側面があるため、持ち込みを禁止させたい学校側」の対立という構図です。

この問題、子供を持っていない以上、親心というものを理解することができない僕がとやかく言うのは、あまりいいことでは無いのですが、僕としては、「持ち込み禁止」の方が正しいのではないかという考えです。

これは学校生活に携帯電話は不要、というのもありますが、だいたいそんな機械に頼らないと安全を確保できないように育った子供が、将来大人になってから自分で自分の安全を守れるのか?というように思うのです。

もちろん昔に比べ、近年の犯罪は高度化・凶悪化しているので、子供が自分で身を守るのが困難になっているのでしょう。でも大人になれば、自分で自分のことに責任を持つことが要求されるのが社会というものです。子供のうちから機械に頼らずとも、自分で考え、自分で安全を確保する術を学ばせるのも教育のような気がするのです。また逆に「子供が安心ケータイ持ってるから。」といって、親や地域が安心してしまって、地域の安全確保に無関心になってしまうことも考えられます。

でも、自分の子供を危険に晒して平気、という親というのもおかしいですし・・・この問題、難しいですね。


ヤコブ・ヤンセンがデザイン──Jabraの「JX10」 [ITmedia Mobile]

2006-03-23 18:13:51 | Other

ITmediaによると、Bluetoothイヤフォンマイクの大手Jabraより、ヤコブイェンセンデザインのヘッドセット「JX10」を発売するそうです。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0603/23/news041.html

ヤコブイェンセンをご存じない方へ、イェンセンはデンマークの工業デザイナーで、1960年代にあのB&O(バング&オルフセン)でデザインを手がけ、MOMA(ニューヨーク現代美術館)にパーマネントコレクションとして展示されているB&Oの製品は、彼の手によるものです。

日本で、今手に入るヤコブイェンセンデザインの電話にはこういうのがあります。
ヤコブイェンセンT-3(ヤマギワオンライン)
http://store.yahoo.co.jp/yamagiwa/485t3.html

このT-3のミニマルなデザインを見てると、今回のJX10はちょっとひねりすぎて、イェンセンらしくないかな?と僕は思いました。

それ以上に日本のBluetoothの普及率の低さどうにかなりませんかね。道路交通法も改正されてからだいぶたつのに、Vodafone以外の会社のBluetooth搭載機種の少なさはひどすぎます。ヨーロッパのように全機種標準にして欲しいですね。


「携帯端末事業の回復は必ずやり遂げる」──NECの矢野次期社長 [ITmedia News]

2006-03-16 00:23:32 | Other

Itmediaの報道によると、NECの前社長が健康問題で退任し筆頭副社長が社長に昇格するという人事が発表されました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0603/15/news102.html

NECのプレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0603/1502.html


この人が矢野新社長(ITmediaより)

矢野社長は就任会見の中で、「携帯端末事業と半導体のターンラウンドはスピード感をもって引き続きコミットする」とコメントしており、赤字に陥っている携帯電話端末事業を速やかに(半年以内と言っている)立て直すのが急務と認識しているようです。

確かに昔のN502i→N502it→N503iと続いた頃のNECの爆発的人気に比べ、今は明らかに人気は低調になったと販売現場でも感じます。とにかく「Nじゃなきゃイヤ」というお客さんをほとんど見かけなくなりました。実際にお客さんに話を聞いていても「漢字変換が頭悪い」「カメラがしょぼい」「かわいくない」という意見をよく聞きます。

それに比べ対照的なのがシャープ。とにかく「SHはどれですか?」と指名買いで来る人が非常に増えました。しかも700/701/702シリーズのようなスタンダードクラスではなく、900/901/902のようなハイエンドクラスを欲しがる人ほど「シャープ」という指名が多いので、おそらく利益率的にもシャープはいい方向に向かっていると思います。

で、半年でどうやって巻き返すか、僕がNECの人だったらまずは文字入力周りに手をつけますね。とにかくNECの漢字変換は酷すぎる。今度でるN600iはついにATOKを積むそうなので、NECも問題は把握しているのかもしれませんが。

それとカメラもそうですけど、全体の部品にもうちょっとコストをかけて高級路線に持って行きますね。どうも最近のNEC端末は昔に比べ安っぽさが目立つと思うんですよ。とくに折りたたみヒンジは、開閉時にNEC独特の「カチッ」というしっかりした音が、お客さんにあれだけ受けていたのに、最近のN702iDなんて「フニャ」っという何とも頼りない止まり方をするもんで、「安くつくりやがったな」というのがばれてしまうんです。そこらへんの細やかさを失ったらお客さんも離れますって。

新社長の下、NECの携帯電話はどこまで生まれ変われるか注目です。