これからの季節、特に炎天下では、運動危険領域(湿度と気温が高い場合の運動は危険)に入ります。
夏場のサイクリングでは、下記のような点に留意し、体も装備も十分に整えておきましょう。
1)紫外線対策
・UVカットレンズ付き眼鏡またはサングラスの着用、
2)日焼け止め対策
・日焼け止めクリームの塗布
・帽子やバンダナの着用
・腕の日焼けが困る人は長袖シャツ着用(1日の走行でいわゆる”土方焼け”になりま
す)
3)熱中症対策
・ショートパンツ着用(運動している部位の放熱ができる)
・十分な水分補給(塩分と糖分の補給も必要なのでスポーツドリンクのパウダーを混ぜ
たドリンクにする、喉が渇く前に飲む、信号待ちや一時停止な際に水分補給を励行)
・気分が悪くなったり吐き気がしたら、すぐに走行をやめ、日陰で足を心臓より上に
して横たわり体を冷やす(夏場のがんばり過ぎは禁物)
4)メカトラブル対策と適正乗車ポジション設定
・空気圧を適正に保つ(ほとんどの初心者は空気圧不足なので、スタート地点にフロア
ポンプを数台用意。スタッフのスポーツサイクル経験者が手分けしてチェック&空気注
入)
・サドル高を適正にセット(ほとんどの初心者がサドル位置が低すぎなので、スタッフ
のスポーツサイクル経験者が手分けしてチェック&修正して、かつ前乗り/前降りを教
えて不安をなくす。そのために、初心者はスタートの1時間前に集合をかけるのが望ま
しい)
◎急な暑さ、急な運動は要注意
熱中症の事故は、急に暑くなったときに多く発生しています。梅雨の合間にとつぜん気温が上昇した日や梅雨明けの蒸し暑い日、急な屋外での運動などには事故が起こりやすいので注意が必要です。
暑い環境での体温調節能力には、暑さへの馴れ(暑熱馴化)が関係しています。急に暑くなったときは運動を軽減し、暑さに馴れるまでの数日間は、短時間の軽い運動から徐々に増やしていくようにしましょう。