ロートル技術屋の日記

短焦点屈折鏡筒 SkyWatcher STARQUEST 80 鏡筒 が納品されました。

こちらで注文のいきさつを紹介したSkyWatcher STARQUEST 80 鏡筒 が納品されました。


開封してみましたので紹介します。
この様な形で届きます。

アマゾンのマーケットプレイスに出品していた会社に注文したのですが、送り主はサイトロンジャパンで、購入したショップの注文分と送り状に表記されていました。

外箱を開けると中にもう一段ボール箱が入っていて二重になっていました。

長手方向には発泡ウレタンの板が入っていて運送中に何かあっても大丈夫そうです。

中箱を取り出して開けてみたらエアパッキンでくるまれた鏡筒と付属品が入っていました。

中身を全部出してみるとこんな感じです。

鏡筒はビニール袋に入っていて傷防止用と思われる薄い紙が巻き付けてありました。

袋や箱から全部出すとこんな感じです。

対物レンズのフードは差し込んであるだけで接着してあったのかもしれませんが少し力を加えたら外れました。


フードと鏡筒本体はアルミ製ですがレンズセルはプラスチック製です。
対物レンズは先端がリング状のねじになっていて締め付けて固定されているようです。

対物レンズは分離式のアクロマートです。

スペーサになっている金属箔が120度の角度で3か所配置されているのがわかります。
流用するにはこれが邪魔になるので一工夫必要になります。
安い望遠鏡ではコストダウンのため貼り合わせ式のアクロマートを使うのが一般的ですが(貼り合わせ面が同じ曲率になり心出し調整も楽になるので製造コストが下がります)、分離式を採用しているということは設計の自由度が上がるので性能に期待が持てます。

有効径を確認します。

対物レンズセルの内径が80mmぴったりなので問題ありません。
コーティングは青色に見える面(下側)と緑色に見える面(上側)があるので単層反射防止膜(モノコート、シングルコート)と多層反射防止膜(マルチコート)の両方が使われているようです。

焦点調整機構はノブ以外は金属製です。


本体は鋳物でできています。
がたもなく問題なさそうです。

接眼レンズは31.7mmのいわゆるアメリカンサイズが使えます。

接眼レンズ取り付け部分を外してみたらドローチューブのねじの内径が42mmありました。

オス側の外形は43mmだったのでTリングは付きそうにありません。

接眼レンズはSUPER10mmとSUPER25mmが付属しています。
入っていた紙箱(両方共通)の内側に(K25)の表記がありました。
25mmの方はケルナーかもしれません。
どちらもWide Angleと表記されています。
覗いてみると見かけ視界45°前後のように見えました。
25mmはLong Eye Relife と表記されていますが、眼鏡をかけた方は視野全体を見ることができそうにありませんでした。
何を基準にしているか不明なので嘘とは言えないですね。

90° Diagnal Mirror は文字通りプリズムではなく表面鏡でした。
下側にミラー側面に蒸着で付着したアルミが光っているのが見えます。

レッドドットファインダーはプラスチック製でした。

全体を見て対物レンズの性能が悪くなければ14,520円は破格の値段と思いました。
勤務先で対物レンズのフードを単品で作ったら10,000円近くかかりそうです。
(表は白のつや有塗装、内面はつや消し黒塗装これだけでも数千円かかります)
対物レンズセルが金属製ならもっと良いのですが値段を考えたら無理な要求です。

対物レンズの評価が終わったら紹介します。
(フーコーテストをする予定です。)

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