ロートル技術屋の日記

紫金山-アトラス彗星 C/2023 A3 の光度予測と実測値 10/10版とアトラス彗星 C/2024 S1の残念なお知らせ。

今朝、COBSのデータが更新されていたので光度グラフを更新しました。
CCDのデータが増えていただけなのでCCD観測のグラフです。

順調に明るくなっているようです。
最も明るいデータは-4.9等になっていました。

SOHOのLASCO C3の画像では太く明るい尾を引く紫金山-アトラス彗星が見られました。


今は尾の後ろ側から見る形になるので太く短い尾になっています。

望遠鏡などを使えば昼間でも見えそうですが、残念ながら東京西部は曇っていて見られません。
晴れていてチャレンジされる方は間違っても太陽を見ることが無いように日陰に望遠鏡や双眼鏡などを設置して見るようにしてください。
「目玉焼き」になったら大変です。

今度の週末あたりから夕空で見られるようになり、明るく見えるのは間違いないですね。
来週の天気が良くなさそうなのが残念です。
月明かりの影響を受けずにみられるようになる18日以降に晴れてくれることを祈りましょう。

ご存じの方もいると思いますがアトラス彗星 C/2024 S1に関しては残念なニュースがありました。


既に核が分裂しているという話です。

リンク先の英語のページの一番下、「Figures are available here 」をクリックした先で画像を見られます。

Figure 1.jpg、Figure 2.jpgが10/3の画像、Figure 3.jpg、Figure 4.jpgが10/8の画像と説明されています。
Figure 3.jpgを見ると確かに2個か3個に分裂しているように見えますね。

核の分裂によって揮発成分が大量に放出されて明るくなっているとすると、元々小さかった核がさらに小さな核になったという事で近日点通過後に生き残れない可能性が高くなると思われます。

ちょっと心配ですね。

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