3/9追記 iPhoneで撮影した画像を追加しました
今日は花粉の飛散が凄いことになっていました。
遠くの山は黄色く霞んでしまっていました。
晴れているのに富士山は見えませんでした。
昨日、fornax8 さんが満月の周りに花粉光環という現象が起きていたことを紹介されていました。
太陽でも起きる現象ということでしたので今日、撮影して見ました。
勤務先は光学機器を製造しているので使える機材がいろいろあります。
まずはプラスチック偏光板を2枚組み合わせて減衰率を可変させてスマホで撮影して見ました。
左側と下側に見えているのは偏光板の反射によるゴーストです。
偏光板が曲がっているのでおかしな形になっています。
ゴーストがひどいので透過率1%のNDフィルターを使って見ました。
ゴーストは右側に1個でフィルターが平面なので丸くなっています。
勤務先の同僚がiPhoneで撮影した画像がこちらです。(3/9追記)
フィルター等無しで撮影出来ています。
機械式の絞りが搭載されているのでしょうか。
さすがはiPhone、高いだけのことはあります。
夕方、日没前にも撮影して見ました。
ちょっとわかりにくいですが外側のリングの下の方は山の手前に見えています。
花粉の散乱で見えているのがわかりますね。
可視光用の偏光板、NDフィルターは紫外線や赤外線を透過してしまうものがあるので注意が必要です。
肉眼で見るときに使うのは止めましょう。
本当はfornax8さんが書かれているようにカメラも赤外線の熱でセンサーを壊す可能性があるので望遠鏡を使う場合は注意が必要です。
スマホの場合はレンズが小さく集光できる赤外線の絶対量が多くないので壊れる可能性は低いと思います。
でも、連続して当て続ければ温度が上がっていくので壊れないとは言い切れません。
短時間で止めておいた方が無難です。
肉眼で太陽やその周辺の状況を見たいときは溶接用の保護面に使われているフィルターが適しています。
こちらは紫外線や赤外線を減衰させるように作られているので安全です。
太陽を観察するのは遮光度13か14が良いそうです。
13はアマゾンで販売されています。
遮光度13か14が見つからなかった場合、10の2枚重ねで同等になります。
夜になるとfornax8さんの予想通り、昇って来た月でも見えました。
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スマホの画面だとわかりにくいのでコントラストを上げてみました。
今年は特別花粉が多いようです。
スマホの画面だとわかりにくいのでコントラストを上げてみました。
今年は特別花粉が多いようです。
おかげで珍しい現象を見ることができました。
でも、花粉症を発症している身としてはつらいです。