東方閃電はどこに由来するのか

「ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう。」(マタイによる福音書 24:27)

中国共産党は「邪教取り締まり」を口実に宗教信仰を迫害する邪教とは何か

2019-07-31 19:20:27 | 信仰と生活

中国共産党は「邪教取り締まり」を口実に宗教信仰を迫害する邪教とは何か

 

中国共産党は権力掌握以来、必死で宗教信仰を抑圧してきました。中共の宗教政策と、中国の人権状況は多くの民主主義国家や国際人権団体から非難されています。中国政府の「カルト」の定義とそれを口実にした宗教信仰弾圧は国際社会から深刻な懸念と批判を招いています。今回はイタリアの新興宗教研究センターの創設者であり、現理事長でもあるマッシモ・イントロヴィーニャ教授とアメリカ・ウェスタンワシントン大学のホリー・フォーク准教授にお越しいただきました。中共の「カルト」の定義と、中共が全能神教会を「カルト」と称して非難していることの問題について、詳細な議論と意見交換が行われます。中共が「カルト」を口実に宗教信仰を弾圧し迫害していることについて教授たちはどう認識しているのでしょうか?どうぞご覧ください!

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中国共産党は招遠で起きたマクドナルド店殺人事件のフェイクニュースの策謀者——マッシモ・イントロヴィーニャ

2019-07-30 12:43:30 | ニュース

中国共産党は招遠で起きたマクドナルド店殺人事件のフェイクニュースの策謀者——マッシモ・イントロヴィーニャ

 

2017年11月20日-21日のわずか2日間に、香港における中国共産党(以下、中共)メディアである「大公報(だいこうほう)」と「文匯報(ぶんわいほう)」は全能神教会を攻撃する記事を集中的に17本掲載しました。記事では、中共が全能神教会の名誉を汚して非難するために絶えず捏造してきた噂やでっちあげが引用されました。そこでも、2014年5月28日に山東省招遠で起こったマクドナルド殺人事件が全能神教会を誹謗中傷する道具として使用されました。この殺人事件を詳細に検証した新興宗教研究センター(CESNUR)の設立者であり常務取締役であるイタリアの社会学者マッシモ・イントロヴィーニャ教授(Massimo Introvigne)は、真相を次のように分析し解明しています。

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「メールが届いています」 マッシモ・イントロヴィーニャ、韓国のキリスト教の反カルト・メディアにメールを送信

2019-07-29 09:37:53 | ニュース

「メールが届いています」 マッシモ・イントロヴィーニャ、韓国のキリスト教の反カルト・メディアにメールを送信

韓国の3つのキリスト教系のメディア、CBS、 CTS、国民日報は、韓国国内での、全能神教会に対する誤った認識に基づくデモについて報じた。記事では、当該メディアが肯定できない神学理論を有する「カルト」に対して怒りの態度をあらわにし、迫害をし、罪のない難民を弾圧する中国共産党の肩を持った。以下に、本誌の編集長が当該メディアに送った手紙を掲載する。
拝啓

世界各地の新宗教運動の研究者の世界最大のネットワーク、CESNUR(新宗教研究センター)の会長を務める、マッシモ・イントロヴィーニャと申します。Bitter Winerという、中国における宗教弾圧や人権問題を取り扱うオンラインの日刊紙の編集長も務めています。私は、中国における新宗教運動の専門家であることは、中国当局からも認められており、中国からこれまでに数回招待を受け、全能神教会をはじめとする、中国国内の新宗教団体についての講演を依頼されました(https://kknews.cc/society/rrr2m8o.htmlなど参照)。

私はこの度、御社が報道した、韓国における全能神教会(CAG)の難民を標的としたデモの記事を拝見しましたが、この記事が、御社の読者の皆様に、不正確な情報を与えてたのではないかと危惧しております。

中国国内で、全能神教会が、残忍な迫害を受けていることに疑問をはさむ余地はありません。何十万人もの人々が逮捕され、その多くに対して、拷問が行われ、裁判もなく、死刑となっていることは、複数のNGOによって報告されています。CAGのメンバーが中国に帰国した場合、逮捕は免れません。この件に関する一般的なコメントにつきましては、ピエールルイジ・ゾッカテッリ教授の論文をご覧ください(
https://cesnur.net/wp-content/uploads/2018/02/tjoc_2_1_1_zoccatelli.pdf)。
迫害の動機としては、中国共産党の、独立した宗教全般とのイデオロギーの相違、CAGの神学、そしてCAGが急激に成長することに対する党の恐れが考えられます。中国当局は迫害を正当化するため、同教会を大変重い罪で告訴しています。しかし迫害は、1995年かそれ以前から始まっており、2014年のマクドナルドでの殺人事件の後からではありません。世界中の学者らが、マクドナルド殺人事件殺害に関する書類を精査した結果、あの事件は、CAGとは異なるグループによって行われた、と結論づけました。詳細は、https://cesnur.net/wp-content/uploads/2017/09/tjoc_1_1_6_introvigne_ter.pdf
および
https://wrldrels.org/2017/10/16/lu-yingchun-zhang-fan-group/
をご参照ください。その他のCAGに対する告発も、中国当局が組織した、大量の偽ニュースのキャンペーンの一環であったことが証明されています。以下の二つのサイトを、ご参照ください。
https://cesnur.net/wp-content/uploads/2017/12/tjoc_1_2_5_folk.pdf
https://cesnur.net/wp-content/uploads/2018/08/tjoc_2_4_2_introvigne.pdf.
CAGが「家族制度に反している」という点は、ベイラー大学のInterdisciplinary Journal of Research on Religionという学術誌に投稿した、拙論の中で、その偽りを暴きました。論文は以下のURLからご参照ください。
http://www.religjournal.com/articles/article_view.php?id=135
本論の結論は、CAGは家族制度に反対していない、というものでした。現在韓国で暮らしているCAGのメンバーは、中国共産党の迫害から逃れたのであって、家族から逃げたのではないのです。
韓国で行われたデモは、自然発生的なものではなく、Bitter Winerが以前報道したように、中国共産党が秘密文書の中に具体的に表現した計画の結果だったのです。もし彼等が中国に送還されたら、CAG難民は、「家族のもとに返される」のではなく、刑務所や再教育収容所に送られるのです。
国際法の下では、CAG難民は韓国への亡命が認めらるべきなのです。これについては、外交官で、人道援助に関する欧州連合専門調査委員会の前議長でもあるロシータ・ショリーテ氏の記事を、ご参照ください。
https://cesnur.net/wp-content/uploads/2018/02/tjoc_2_1_5_soryte.pdf
30年以上にわたって、「カルト」に反対するキリスト教の文献を研究してきた者として、韓国のキリスト教徒の中に、CAGの教えに断固反対する人がいることも理解できます。これは、宗教多元主義における、健全な力学の一側面です。

私自身は、個人的には、ローマカトリック教会の活動家としてよく知られています。グーグルやウィキペディアなどで検索すれば、すぐにわかることです。ゾッカテッリ教授は、バチカン・アカデミック・システムの一つ、ポンティフィカル・サレシアン大学で教えています。CAGと家族に関する拙著は、プロテスタントの一つ、バプティストのベイラー大学から出版されました。先述のロシータ・ショリーテ氏はカトリック教徒です。Bitter Winerは、イタリアのトリノ市に本部を置く、CESNUR(新宗教研究センター)が母体となって、運営されています。その理事会には、国際的に有名なカトリックとプロテスタントの学者が名を連ねています。

カトリックやプロテスタントの学者たちが、自分たちのものとは明らかに異なる神学理論を有する、CAG難民を擁護することを疑問に思うかもしれません。答えは、簡単です。私たちは、神学理論を擁護しているのではなく、不当な仕打ちや暴力、迫害や拷問に対して、信者である人間を擁護しているのです。

私たちは、1人ではありません。CAGとは神学理論が明らかに異なるにも関わらず、ドイツ福音主義教会(EKD)は、ドイツ国内にいるCAG難民の人権のために戦っています。CAG難民は、中国に送還されれば、「消える」か逮捕されるのです。詳細は以下をご覧ください。
https://www.evangelisch.de/inhalte/151945/04-09-2018/mitglieder-von-verbotener-chinesischer-sekte-von-abschiebung-bedroht?kamp=b-012

EKDの態度は、極めてキリスト教的で人道的だと感じました。もちろん、私たちはCAGの神学理論に賛同してくれ、と頼んでいるわけではありません。中国共産党が行っている迫害や偽ニュース・キャンペーンに、進んで協力するのではなく、神学理論の議論と人権問題を切り離して、報道に携わってほしいとお願いしているのです。

敬具

マッシモ・イントロヴィーニャ

CESNUR(新宗教研究センター)会長

この文章はマッシモ・イントロヴィーニャ(Massimo Introvigne)による『BITTER WINTER』である 。

 


全能神教会を取り上げたBitter Winterの新作映画がトロントで公開される

2019-07-28 09:05:01 | ニュース

全能神教会を取り上げたBitter Winterの新作映画がトロントで公開される

万国宗教会議で、信仰の自由を求める中国人の難民に焦点を当てたセッションが開かれた。また、このセッションでは、韓国での全能神教会の信者の難民申請者を弾圧しようとする中国政府を取り上げた映画『The Hoax』の公開が行われていた。

マルコ・レスピンティ(Marco Respinti)

万国宗教会議は様々な宗教の関係者が一堂に会する世界最大の集会であり、三年に一度、世界の異なる都市で開催される。第一回の会議は1893年にシカゴで行われた。

2018年の万国宗教会議は11月1日にカナダのトロントで開幕した。11月2日に行われたイベントの一つ「正義の問い: 全能神教会の難民たち」では、中国で受けた厳しい迫害から逃れ、国外で庇護を求める全能神教会の信者の危機的な状況について議論が行われた。

Bitter Winterの編集長を務めるマッシモ・イントロヴィーニャ(Massimo Introvigne)教授は、中国共産党政府が弾圧を正当化する際に用いる根拠を紹介し、この根拠が実は虚偽報道だと説明した。イントロヴィーニャ教授は、とりわけ2014年山東省招遠市のマクドナルドで夕食を取っていた一人の女性が殺害された事件に焦点を当てていた。中国共産党はこの犯罪が全能神教会によるものだと主張したが、研究者たちの調査により、実際には別の宗教団体による犯行であることが証明されていた。イントロヴィーニャ教授は数ある虚偽報道の中で、全能神教会が「家族を否定」しているという主張が繰り返されていると指摘した。続けて、全能神教会の教義は家族を肯定しており、大勢の信者が家族の影響で改宗していると説明した。

ウェスタン・ワシントン大学のホリー・フォーク(Holly Folk)教授は、全能神教会の教義の解釈を発表し、再検証を行った。フォーク教授は、反カルトのプロパガンダ活動は全能神教会に対して「非キリスト教」のレッテルを貼ることに固執しているものの、現在のキリスト教は多岐にわたっており、非伝統的なキリスト教団体も多く、全能神教会の教義は明らかにキリスト教のルーツを持っており、同教会がれっきとしたキリスト教団体だとする結論を支持した。

難民の宗教的自由の国際観察機関の理事を務めるロシータ・ショリーテ(Rosita Šorytė)氏は、様々な国々における全能神教会の難民申請者の現状を発表した。ショリーテ氏は韓国と日本でそれぞれ979件と266件の難民申請が行われたものの、一人も難民として認定されなかったという危機的な状況を説明し、注目を集めた。反対にカナダとニュージーランドでは、大半の申請が許可されており、難民をめぐる状況は依然として予断を許さないものの、その他の複数の国々において望ましい決定を促していると指摘した。ショリーテ氏は、これらの困難の原因として、中国からの政治的なプレッシャー、難民を限定的に解釈する世界的な慣習、そして、全能神教会に関する誤解と不正確な情報を挙げていた。また、同氏は国際会議、研究者による研究、一部のNGOによる取り組みが複数の国々における難民の状況を改善してきたと指摘した。

このイベントのハイライトは、Bitter Winterが初めて制作した映画『The Hoax』の公開であった。マッシモ・イントロヴィーニャ教授が監督した本作品は全能神教会と、中国での全能神教会に対する弾圧を取り上げ、また、中国共産党がキリスト教の反カルト主義者の力を借り、韓国に到着後も弾圧の手を緩めず、「自発的」抗議活動を演出した経緯を描いている。本作品は、これらの活動の計画が、数週間前に中国共産党によって綿密に練られていたことを明らかにしている。

様々な国から参加した聴衆がプレゼンテーションに耳を傾けていた。さらに、カナダにある全能神教会の団体に属する女性の信者、および、宗教の自由の欧州異宗教間フォーラムのエリック・ルー理事が証言を行った。

『The Hoax』の英語字幕付き予告編をご覧ください:

 

『The Hoax』の映画(英語字幕付き)をご覧ください:

 

この文章はマルコ・レスピンティ(Marco Respinti)による『BITTER WINTER』である 。


韓国で続く反全能神教会の偽りのデモ:阻止を狙いハッカーがBitter Winterを攻撃

2019-07-27 08:56:51 | ニュース

韓国で続く反全能神教会の偽りのデモ:阻止を狙いハッカーがBitter Winterを攻撃

中国政府職員、雇われたヤンキー、反カルト主義者が偽の「自発的なデモ」を行い、難民を罵る一方で、ハッカー集団はBitter Winterのウェブサイトに大規模な攻撃を仕掛けている。韓国でのデモ活動の報道を阻止するためだ。
全能神教会は中国最大のキリスト教系新興宗教団体であり、共産党政府は禁止している。全能神教会の信者は残忍な迫害の対象となっており、実際に拷問を受け、司法を通さずに殺害された事例を独立非政府組織(NGO)が記録している。そのため、数百名の信者が韓国に逃亡し、保護を求めている。

1ヶ月前、Bitter Winterは極秘の共産党の文書を公開した。この文書には、中国にいる信者の親族を脅迫して、強制的に韓国に連れて行き、韓国人の反カルト主義者の支援の下でデモを行うことで、韓国の全能神教会の信者を困らせる計画が詳しく記されていた。そして、8月31日、Bitter Winterはこの極秘の計画が実行に移されたと報じた。韓国人の中国寄り反カルト主義者の呉明玉(オ・ミュンオ)氏は扇動的な記事を書き、全能神教会の信者の親族を中国政府の職員とともに中国から韓国に呼び、計画に参加する反カルト主義者をキリスト教の教会で募集した。しかし、集まった反カルト主義者の人数は少なかった。そこで信憑性のある「自発的なデモ」を演出するため、呉明玉氏は現地のヤンキーに報酬と引き換えに、「プロのデモ活動家」を演じてもらわなければならなかった。

8月31日に配信したBitter Winterの記事は、中国政府の計画を糾弾し、韓国の当局に計画の阻止を求める9団体のNGOの嘆願書も掲載していた。この記事はBitter Winterで最多の閲覧数を記録し、Bitter Winterのウェブサイトへのアクセス数は1日で激増した。また、国連人種差別撤廃委員会での中国の普遍的・定期的レビュー(5年おきに国連が実施する各国の人権の状況の評価)に影響を与えるであろう、この偽のデモをBitter Winterが徹底的に取材すると発表している点も注目に値し、この評価は中国政府を神経質にしているはずである。

反応は早かった。Bitter Winterの英語版は、(初めてではないが)ハッカーの攻撃を受け、一時的にダウンした。その一方で、ソウルにある全能神教会の施設の前では暴力的なデモが行われていた。幸いにも宗教の自由ヨーロッパフォーラム(FOREF)の主事を務めるオーストリアの記者のピーター・ゾーラー(Peter Zoehrer)氏が中国での拷問の証言を集めるため、偶然ソウルの全能神教会を訪問しており、このデモ活動を目撃した。ゾーラー氏はBitter Winterに自らの体験を伝えてくれた。

9月2日午後0時30分、呉明玉氏は全能神教会の敷地に7名の信者の親族と数名の反カルト主義者、十数名の金で雇った「デモ活動家」を連れてきた。男性の集団はソウルのオンス全能神教会の入口で4つの横断幕を掲げた。さらに、現場で写真を撮影するため、手術用のマスクを着用した数名の撮影スタッフが登場した。午後1時前後、30名のデモ参加者がオンスの教会に相次いで現れ、メガホンとスピーカーを使って全能神教会と信者を大声で侮辱し、罵倒した。現場にいた目撃者によると、デモの騒音は体調不良を起こすほど大きく、法律の許容範囲を上回っていたと思われる。さらに、デモの喧騒と叫び声は現地の住民の活動を著しく妨げ、現地の教会の日曜礼拝に影響を与えていた。

拡声器を手に持ったプロのデモ活動家は、感情的な口調で全能神教会の信者に対して、教会の外に出て、親族に会って欲しいと頼んだ。その際、「お母さんが寂しがっています。お願いだから出て来て下さい」等と訴えかけていた。活動家たちは、信者が親族に会うことを全能神教会が阻止しているという印象を作ろうとしていた。しかし、実際には反対である。全能神教会は、現地の警察の協力の下、呉明玉氏と交渉し、反カルト主義者と中国政府の職員が存在せず、暴力的なデモ活動から離れた場で、内々に信者を中国から来た親族と会わせようとしていたが、この要請は却下されていた。デモは5時間以上続いた。最も熱心にスローガンを叫んでいたのは、中国から家族に会いに来た信者の親族ではなく、数名の韓国人であった。

午後3時、用事を済ませた車がオンス全能神教会に戻ってきた。車が入口で止まると、呉明玉氏はデモ活動家に車を止めるよう指示した。呉明玉氏は身振り手振りで全ての親族に集まるよう求め、金をもらって参加したプロの活動家の一人が車の前に横になり、スピーカーで大声で叫び、数名が続いた。この指示を受けた10名以上の活動家が車を全方向から取り囲んだ。活動家たちは全力で車の窓をたたき、窓を開けさせようとした。その後、活動家たちはカメラを取り出して、身動きが取れない車の車内を撮影した。呉明玉氏は激しく車を蹴っていた。呉明玉氏は他のデモの参加者に車を激しく踏みつけるよう駆り立てた。最終的に、車が教会に近づくことを許可する前に、呉明玉氏は車の運転者に対して、10名を超える抗議活動者が一人一人車内を覗き込み、同乗者を確認できるように、窓を下げるよう要求した。

幸いにも、ゾーラー氏は車が攻撃を受ける前に車外に逃げ、一部始終を撮影することに成功した。こう着状態は1時間半近くにわたって続き、車はようやく教会の駐車場に進むことができた。ゾーラー氏は外国人であり、また、記者であることを示すカードを見せたために攻撃を受けることはなかったが、全能神教会の信者は警察の護衛を受けなければならなかった。

午後5時を少し過ぎた頃、興奮した一人のデモ活動家が直接教会に侵入しようとして、全能神教会の信者に妨害された。この活動家は諦めずに侵入を試み、全能神教会のある信者が侵入を防ぐために腕を上げると、活動家は後ろに倒れ、押されたと偽って警察を呼んだ。警察が到着すると、全能神教会の代表者は、教会の監視カメラが一部始終を撮影していると説明した。監視カメラの映像により、教会に無理やり入ろうとした活動家は明らかに意図的に後方に倒れ、押されたふりをしていたことが証明された。真相が明らかになると、教会への侵入を試みた(韓国人の)活動家は慌てて証言を変え、怪我をしていないと述べ、ただ「家族を再会させたかった」と話した。

デモが行われている間、活動家たちは問題を起こすために、何度も教会に違法侵入しようとし、教会の信者は常に侵入を防がなければならなかった。

午後4時過ぎ、全能神教会側と反全能神教会側はある女性の信者と親族の再会を目指して、交渉を行った。信者、夫夫の母親は、警察に付き添われて、教会の外でデモ活動を行っていた信者の母親に会いに行った。報道によると、この信者は、母親が韓国に来る前から、母親が自分に会いに韓国に来ることを知っていたようだ。この信者は電話でソウルにいることを母親に伝え、空港に迎えに行くことができるように、直接ソウルに飛行機で来ることを望んだ。しかし、当時、母親は「集団で移動」しており、既に「誰か」が航空券を購入する手続きを手伝い、そのため、済州島を経由しなければならないと述べた。母親は娘に自由に会いにいくことができたはずだが、教会に向かって叫ぶデモ隊に参加した。そして、家族の一員が全能神教会に誘拐されたと主張し、娘との再会を要求した。これは明らかに誤りである。中国から来た一団によるその他の主張は、全能神教会の信者であり、韓国で難民認定を求める人々の主張とは矛盾していた。

9月3日、呉明玉氏は韓国大統領の官邸である青瓦台の前で抗議活動を繰り返す予定であったが、天候に恵まれず、豪雨のために抗議活動の時間が限られ、十分に注目を集めることはできなかった。

Bitter Winterは9月4日にも、韓国の別の全能神教会の施設の前で再び暴力的な抗議活動が計画されていることを把握している。

 

李善美による報告

この文章は『BITTER WINTER』からです 。