今回はタイトルにある「作る」話でなく、「食べる」話です。
初公開された京都ハリストス正教会(京都市中京区)を見学に行ってきました。
実家から鐘楼の上部がいつも見えているのですが、ロシア教会には入ったことがなく、気になっていました。
正面に30枚のイコンが並ぶ形式は初めて見ました。赤と青のステンドグラスから差し込む光が紫色となって内部を照らします。午後になればその光はイコンに当たり、幻想的な雰囲気となることでしょう。
見学を終えるとまだ10時過ぎでしたので、以前満席で断られた「クレープリー オルハコシト Crêperie Oruhakoshito」に電話を掛けてみると、カウンターなら空きがあるとのこで、開店の11:30に予約しました。
店舗の入る蛸薬師通富小路東入るのビルに着きましたが、人の出入りがないので、若干緊張した気持ちで開店を待ちます。
1階に置かれたメニューによると、お昼はガレット+サラダ+デザート+飲み物のセットで税抜き2,000円となっています。
テーブル8席、カウンター7席の小ぢんまりとしたお店です。
ガレットは「コンプレット シャンピニオン」、飲み物はシードルを注文。
コンプレット(卵、ハム、チーズ)ときのこ、さらにサラダも載って出てきました。
ガレットは薄く、表面はカリッと、内部はモチモチとしていました。全体によく焼き色が付いています。
我が家ではこのように美しく焼けないのが悔しいです。プレートの直径はほぼ同じですが、業務用機器では電熱線が渦巻き状に全面入っているか、バーナーが中心から放射状に6ないし8方向で付いておりムラなく加熱できるのに対し、手持ちの家庭用機器では電熱線が一重の円形でしか入っていないのです。
デザートは、アカシア蜂蜜とレモンのクレープを注文。
全体にふんわりしており、ガレットと対照的でした。
プロの味に何とか近付きたいと思った日でした。
飄々とした店主お一人でされているようで、本日は食べている45分ほどの間に予約なしの客が2名来られただけでしたが、満席になると忙しく大変でしょう。