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Journal de Cochon d'inde ♪こうそん日記♪

2013年10月1日に、娘の誕生日プレゼントとして我が家に来た、可愛すぎるモルモットのこうそん(♀)の日記です。

モル、動物病院に行く(2019年8月19日 月曜日)

2019-08-20 02:23:22 | こうそんの子分、モルモル
午後に動物病院に行ってきた。
8月5日~17日まで夏季休暇だったため、休み明けの自由診療第一日目の午後ということもあり、待合室には人がたくさんだった。

モルは犬がクーンクーンと甲高い声を立てていたりするとグルルルル、誰かがカギの金属音をたてるとこれまたグルルルルと威嚇して、小さなバスケットの中で大威張り、気が強いモルです。

順番が来て診察室に。聞かれるままに、ちゃんと食べるし排せつなども正常だけれど、娘がモルの腹部にできものを発見したと伝えた。
獣医師は娘に「以前からあった?」と聞いたけれど「なかったと思う、特に気づかなかった」と娘が答え、私も気づかなかったと答えた。
体重を量ったら1130グラム。朝測ったら1100グラムだったけれど。

体重計に乗ったところで記念撮影(?)w。

最初に聴診器で心音や肺の音などを聞き、その後背中を下にして、おなかを見せるように横にされた。モルはこの体勢が大嫌いだけれど、そんなことを言っていられない。娘がサポートし、医師ができものを結構な時間触診していた。そして

「柔らかいし、くっついていません。手術して取りましょう」と、あっさり言った。

ここの動物病院はエキゾ科でもあり(フランスではNACと頭字語で呼ばれている)、モルモットなどの診療は慣れている。今日もどこかのアソシエーションの人が「ラット」2匹を連れてきていた。
あと、やたらに手術とは言わないと思う。以前2018年1月に、こうそんの膀胱内ポリープ疑惑の時にセカンドオピニオンをと思い、エキゾ科を探してこの病院を見つけ出した。そしてエコーを撮ってもらったところ「尿石」しかも「この大きさなら自然排出されますよ」ということで、遠い街まで検査に行くことも、そして手術することもなく終わり、こうそんはその後排尿痛などはほとんどない状態で、2019年6月までしっかり生きてくれた。

今回手術と言っているのは、
・できものが結構大きい(医師の話では、2cm)
・モルがまだ若い(2017年9月~10月生まれなので1歳10か月~11か月)
・モルの健康状態がいい(食欲旺盛、動きもいい、排せつもOK、体重1130g)
・できものの位置が腹部なので、これ以上大きくなると動きに支障が出る

から、若くて健康な今取ってしまいましょう!ということだと思う。

確かに、3㎜などの単位ならばそのまま様子をみましょう、かもしれないけれど結構大きい。
よく分からないけれど「くっついていない」ということは、もし腫瘍だとしても体に浸潤していないのではないか。上皮組織内の、おそらく脂肪の塊かもしれない。医師も「これが何かはわかりません、脂肪の塊か腫瘍か」と「脂肪の塊」を先に言っていた。

何かを知りたい場合には、摘出したものをラボラトリーに送り、分析してもらう。その場合は費用が50ユーロくらいかかるとのこと。
それは、体にも影響があるようだとか、今後のために調べた方が良いというのならそうするけれど、そうでないならわざわざそんなことしなくてもいいのかな?でも念のため調べてもらった方が良いのか。

手術の費用はこのくらいです、と電卓に表示されたのは110ユーロくらいだった。(たしか107か108)
火曜日と金曜日が手術日で、朝一番で入り、午後に迎えに来てくださいとのこと。

そのあたりで、後ろにいた娘が「その手術ですけど」と口をはさんだ。

「成功の可能性が高い手術ですか?」と、泣き出しそうな顔で真剣に聞いた。
気迫がこもっていた。本当に涙があふれるんじゃないかという、モルは絶対守りたいという気迫にあふれていた。

先生は気迫に押されて一瞬うっとなったけれど「成功する見込みの方が高いですよ」と言った。
続けて「患畜の飼い主さんの中には結構『リスクはありませんね』と質問してくる人が多いんですよ。ないかあるかと言われたら、どうやってもゼロだとは言えないから、あると答えるしかないしかないんですけどね」と、気持ちはわかるもののそういう質問にはちょっとうんざりという調子で愚痴を言っていた。

そして改めて「絶対ということはないけれど、大丈夫と言えますよ」と娘に言ってくれた。

手術について私が聞くと、できものが2cmなので、開腹は約5cm。そしてそのできものと周りを取って綺麗にして、そして縫合して終了ですとのこと。その手術は医師の奥さん(夫婦で共同経営している)が行い、医師は麻酔などを担当するとのこと。

こうそんとのお別れの前日にその病院に行った時、女医さん(奥さん)の方に診てもらった。口の中、体温まで、ものすごく細かくしっかり診てくれた。腕は確かなんだろう。

手術、どうしますか?

というような迷いは一切ない雰囲気だった。だから、上述のとおり「今取っておきましょう」ということなんだろうと思った。

今思うとレントゲンなども撮らなかったけれど、癒着かどうかは触診でわかり、サイズ的にも取る=開腹するから、レントゲン撮影をする意味もあまりないのだろう。

手術日は受付で相談してくださいと言われ、受付に行くと、医師が受付(獣医アシスタント)に手術の旨伝えていた。

火曜日か金曜日・・・ということは、火曜日=翌日(!)。
ちょっと、心の準備ができていない。
それに、病院に向かう道すがら「道路工事のため、20、21、22日は通行止め」の表示があったことも思い出した。その道を通らないと、いささか不安だ。実は受付では23日までと思っていたけれど、帰りに確認したら22日までになっていた。

迷っていたら「明日にする場合は、明日まで病院でお預かりできますよ」と言われたが、娘が「それはいいです」と猛反対した。
私も、それはモルにとってしんどいだろうと思ったから、辞退した。

結局金曜日にした。来週の火曜日にしたいと思ったけれど「早く処置した方が良いです」ということで、金曜日にした。
やはり朝一番9時に入ってください。その後帰宅していただいて、午後に迎えに来てくださいとのこと。もし日にちを変更したい場合は連絡してくださいとのことだった。

帰宅の道すがら、娘に、実は明日か金曜日か迷っている。
明日なら火曜日だから、その後水曜日~土曜日と病院が開いているので何かあったらすぐに診てもらえる。
金曜日だと、帰宅後2日目が日曜日になってしまう…

と言っていたら、明日にする?ということになったのだけれど。

帰宅後に九星占術の「毎日カレンダー」まで参考にしたり(火曜日も金曜日も良い日だった。金曜日はそれに加えて「周りに助けられて打開策が得られる」ちなみに、モルと私は九星占術の本命星が同じ)したけれど、今日はモルにとって初めてのお出かけ、その上病院で疲れただろう。

火曜日~金曜日の3日間でできものが劇的に大きくなる等は考えにくい。もしそうならば医師が「明日緊急手術」というはず。

結局、金曜日の予定のままにした。

木曜日の夜まで、たくさんたくさん愛情をふりそそぎ、そうっとマッサージというか念を送って、モルが「また早く元気になって、一緒に遊ぶんだ!」と思ってくれるようにしたいなと思う。

正直、手術だなんて心配だ。
手術自体は比較的簡単でも、予後がどうなのかとか。。。

モルモット飼育のベテランということで尊敬している方がいる。その方は以前良性腫瘍と悪性腫瘍を手術で取った子がいるが、どちらも予後がよく成功だったとのこと。

心配していても仕方ない。

心配してるくらいなら、モルのために何がいいか。そういうことを考えた方が良い。

とりあえず、木曜日はどこかにタンポポの葉っぱを取りに行こうと思っている。モルもタンポポの葉っぱの味を覚え、以前は好きではなかったのにこの頃大好きになった。万一食欲が落ちたらタンポポの葉っぱなら必ず食べると思う。その場合にプランターにある分だけでは絶対に足りない。その時に慌てるより先に探しに行った方がいい。

そして、木曜日の夜はまたケージの掃除をしようと思う。床材は、汚いところを取れば1週間は軽く持つのだけれど、何しろ「腹部」なのだから、汚いと感染の心配がある。手術後の当日や翌日などにケージの掃除なんてとんでもないから、木曜日の夜にやっておこう。

あとは体調を万全にするためにビタミンCを飲んでもらう。食べれるだけ食べてほしいから、おやつのようなし好品はともかく、チモシー、乾燥タンポポ、お野菜はしっかり食べてもらう。
そして、たくさん遊んで体力もつける。
普段通りの毎日を過ごすという感じだけれど、手術後の数日はやはり基本的には安静、ストレスを与えないようにとなるだろうから、掃除機だとかゴミ出しだとかガタガタするようなことは手術の前日にやっておこうと思っている。

ただ、心配には心配だけれど、娘は「医師に質問するまで、手術だなんて・・・とショックだったけれど、答えを聞いて大丈夫だと思えた」と言っている。私もただの勘だけれどこの手術でできものを取り除いたら、おそらくモルはその後長生きするのではないかと感じる。

不安がないと言えばうそになる。でも・・・

モル、頑張ろうねっ!