見出し画像

鼓曲萬来

日本語英語ロック論争も 70年代確かに ありました

#1 日本語英語ロック論争も 70年代確かに ありました



懐かしい記事が上がっておりました
1970年頃 もう殆どが亡くなってしまった方々の討論

正にこのあたりはオンタイム、
富士急ハイランドがデヴューステージだったんです
裸のラリーズって名前で出て村八分の前段階の頃

まだ練習も不充分、オリジナルも2,3曲しかなかったから
出る出ないでバンドの中でも意見が二つに分かれたけれど
富士夫の「チャンスにしよう~ぜ」の一言で
結局出ることになって

京都からトラックに乗って
チャー坊、富士夫、青ちゃん、水谷君、私で
富士急に行った記憶があります


今のミュージシャン達にとっては
何の話してるんだろうと思われても不思議じゃない位の
歌詞と指向に関しての話
大瀧さんもまだはっぴいえんどでデビュー前
それでも裕也さんにひるむ事無く
自らの意見を述べております

実際海外のロックの情報は極僅かで
あったとしても人気バンドの動向や曲の紹介位で
実際のプレイヤー達の知りたい部分に関しては
きちんと語られる状況も無く
どうやってあの音を出しているんだろう?
そんな処から想像していくしかなかった時代

宗教や国籍問題に関わる者、闇の部分
確かに先輩のミュージシャンの中にも
「長いものには巻かれろ」思考の方も多かったし
そういう話はゴロゴロしていて、
案外良く知られてる先輩方のあの人もこの人もと
石投げれば必ずそういう事に絡んでいる誰かに当たり
そういった事柄には口に出す事も
触れることさえ出来ないような そんな時代

それでも自分たちでもそういった枠から抜け出し
自立して何か出来るんじゃないかと
そんな空気が実際に社会の中に起きてきたし
稚拙でしたが当時の日本のロックとしては
全てが未知で、手探りの時代でしたね
 
その時代だからこその論争だった訳だけど
その本旨は必ずしも歌詞がどうとか
曲がどうとかいう問題だけでは無かった訳です

で、そんな状況の中
村八分はどちら派かと問われれば
「普段禁句の日本語派」だったかなw

何か今読むと「そんな事を真剣に話し合ってたのか?」
と捉えられるかもしれませんが
其の背景には初めて自分たちの意思と言葉で
今までの音楽業界体制からの脱却と
シーンを作って行きたいという真剣な思いがそこにはあった訳です

#2 時代はいまや変わりまして

当時は外国のロックに追いつけの一点だったと書きましたが
あれから何年も経ちまして
改めて変化というものも感じております
いや本当に時代は変わりまして
いまやJ POPなるジャンルも確立して
海外に於いても日本の音楽が評価される事もあるとか

で、当時のGSの曲もガレージ風にアレンジされて大人気だとか
これはなんとライオンズの「いとしのエルザ」ですね
こちらのGSファンでもなかなか知らないようなレアな曲
渋すぎますが もうこういう時代なんでしょうな
流暢な日本語で歌っております

Johnny Popstar & The Luv Explosion すてきなエルザ 
そしてこちらはなんと美空ひばりの「川の流れのように」
いや、なんと申しますが かえってジンと来る物もありますね
ひとえに日本の文化に対するリスペクト感とでも言うんでしょうかね
いかに当たり前で流暢な母国語であったとしても
誇りも持てない歌手の日本語より遥かに心に響くものがありますね
勉強になりました

Pudra(プードラ)美空ひばり 「川の流れのように」


#3 壺に入り込んだ

所謂バンドシンガーあるあるって奴ですが
皆様曲を覚えるのにレコードと一緒に歌ったり
カラオケで練習したりする事もあるかと思うんですけど

楽器を演奏しながら歌うといった私のようなバンドマンは
本番になりますと 音圧も違うし音量も気合も違う中で臨む訳です
ハッキリ申しまして リハだの鼻歌で覚えたとしても
本番になると キーからしてアレッ?って感じになるのはしょっちゅうです
ホンイキは違うって奴です

それなら普段から本番を想定してキーを決定しときゃいいじゃん
と思う方もいらっしゃると思いますが
実に全くその通りなんですが
しかし、もうバンド暦50年以上になりますが
その想定してってのが未だにハッキリしないんですね

若干高めにキーを設定して本番に臨むんですが
曲調や会場の構造、返しの状態等,毎回あれっ!低いわとか
うわーもっと高くしときゃよかった そんな感じの連続でした

体調とか声帯の具合によっても変わりますし
私の場合座って演奏しながら歌いますもんで
其の日のマイクの位置、顔の向く方向にも左右されます
バンドの場合、その場でキーを変更するのは結構難儀なんで
意を決してえいっと一声に望む事が多かったですな

で、数あるレパートリーの中でも呪われていると申しますか
何かの巡り合わせでそうなったと言うか
それに近い感じでリハして本番でやっちまった曲がありまして
これです

Time of the Season (Mono Version)

でこの各バースの最後のハモリの部分
It's the time of the season~ for~ loving~♪
この最後のフォーラヴィン!の音が取れなくて
あれだけ練習したのに
いざ本番に臨むと肝心の音程がとれなかったんですわ

まあ皆様一緒に歌ってみて下さいませな
上も下のハモリも鼻歌ならそう難しくもなく取れるでしょ
しかし、なんだったんでしょうね
とれなかったんです.....w

何回か出てきますし繰り返しても もうだめ
焦りまくって 更にシャバダバ
どうなんでしょうね.....そこだけ今でも覚えているんですわ
ああいうのを壺に入るというんでしょうな
その後話し合ってレパートリーからその1回だけで消え去りました

という事で 春ももうすぐそこまでという感じではありますが
明るいニュースも少ない昨今ですので
マインド面だけは下がらないように
日々バランスを取って保っておりますが

まあ、なんとか後数日で
寒い1月と2月を体調崩さず乗り切れそうです
皆様方はいかがお過ごしでしょうか
とりあえずなんとかサヴァイブしてまいりたいと思う次第で  乙
  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「MY MUSIC REVIEW」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事