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鼓曲萬来

嗚呼! British Rock同好会 PIN UPS

デヴィッドボウイのアルバムで
「PIN UPS」というアルバムがあるんですが
どういうアルバムかと言うと
彼がジギースターダストになる前
その時期に影響を受けた曲をカバーするという感じ



おそらく彼が十代の頃によく耳にしたであろう
イギリス産のヒット曲のオンパレード
モンタレーやウッドストックに至る前の
時代はそうですなマージ―ビートから
スインギングロンドンなんて呼ばれてた頃
1965年あたりから68年あたりの曲を中心に
彼なりの解釈を込めてカバーしております


ゼムにヤードバーズ、フー、キンクスに
渋い所ではモジョスとかイージービーツとか
あえてビートルズとかストーンズは意識的に外してあるのも
そういったセカンドヒット辺りを取り上げる事によって
ブリティッシュな時代感をより鮮明に表現しようとしたのかもしれません

アメリカからイギリスに渡って
大きな影響をボーイに与えたであろうジミヘンドリックス
或いはクリームも同様
それらの影響はとてつもないものがあり過ぎて
意識的に外したんでしょうね

で、今回はパラレルワールドじゃないですけど
私なりにピンアップスの時代感を頂きまして
ブリティッシュロック同好会としましては
僭越ながらオリジナルの意思を勝手に受け継ぎまして
私なりに続編と申しますか
おそらくボウイが好きだったであろうという感じの曲で
コンピアルバムを作成してみました(推測ではありますが)

おそらくこのあたりも収録候補に上がっていたかもしれませんし
なりより私らもそうですが当時の十代にとっては
晴天の霹靂と申しますか
外せないある種のこだわりがある楽曲を中心に

ピンアップスのアルバム一曲目に取り上げたのは
プレティシングスのロザリンでしたけど
間違いなくボウイが影響されたであろうこの曲
ロックオペラはキンクスのアーサーやフーのトミーが有名ですけど
SFソローはそれよりも先だった
いわばRockオペラの先駆者

The Pretty Things "S.F. Sorrow Is Born"

ボウイが十代の頃どんな音楽に触れていたのかが
良く解るアルバムですが
この曲も当時のイギリスの感じがよく現れた曲
デイブディグループの曲は本編では取り上げておりませんでしたけど
容易にボウイの声に置き換えて想像できるというのが
この曲を選んだポイントです
映画にもなりました「ソーホーの夜」

Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich - Last Night In Soho

ロザリンにしろウィッシュウッドにしろ
シンプルでストレートなロックナンバーも取り上げていました
ボウイは当時のMODSに影響された部分が多々あるのか
何故かTHE WHOの曲を好んで取り上げておりまして
アルバムにはI can't ExplainそしてAnyway Anyhow Anywhere
なんと二曲もやっておりました
りりーの面影を少し落としたテンポで演奏していたのも覚えております
で、そのTHE WHOとMODSの双璧とも言えるべきSMALL FACES
そしてKINKSの曲をば

The Kinks - Till The End Of The Day 

My Mind's Eye

The Kids Are Alright




1966年その頃のブリテイッシュの音楽的メッカといえば
ロンドンのUFOクラブ
ピンクフロイドを中心として
英国の当時の最先端のバンドが続々と演奏していた



で、そのUFOクラブの常連は
キースウエストそして後にイエスのメンバーとなる
ステイ―ブハウを擁したTomorrow 
 そしてもう一つこのバンドも常連
こちらは後のELOとなるバンドの母体ともいえる Move
シタールの音がなんとも時代を感じさせますな

Night Of Fear - The Move (1966)

アルバムではマージ―ビーツとか
イージービーツのフライデイオンマイマインドとかを取り上げていましたが
どちらかというと全体的にヒットポップスというよりは
ブルース系のバンドやサイケデリックな感じが好きだったのかもしれません
この後の時代はグラムロックという時代になっていく訳ですが
自らがジギースターダストと名乗る根底には
ブリテイッシュロックの当時の洗礼を通ってのスターマンなんでしょうね

Starman (2012 Remaster)

という事で一気に
ピンアップスの意思を受け継いで上げてまいりましたが
まあ、ボウイは意識的に取り上げるのは避けたようですが
この時代の核はやっぱりこの方
最後に締めくくりとしましてジミヘンドリックスをば
ご清聴有難うございました  乙

Stone Free  



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