古い映画の台詞や歌の歌詞の中に
時々出てくるインデイアンサマーという言葉
当然ある種の夏を意味する事は明らかですが
これはつまり我が国の「小春日和」を意味する言葉で
晩秋から初冬にかけての時期
穏やかでポカポカと暖かい日を指すのだそうです
時期で言うと十、十一月から十二月にかけての頃
ちょっと寒い日に突如として現れる暖かで穏やかな日
といっても言葉にはそれなりの成り立ちがあって
どうしてそれをインデイアンサマーと言うのか
興味が湧いて調べた事があるんですわ
まあ、で、結論から申しますと
言葉の起源は諸説あってよくわからないそうなんですが
同名の映画や文献書籍、あるいは楽曲等によって
広く英語圏では北アメリカあるいはヨーロッパに於いては
よく知られている言葉なんだそうです
一説にはその時期インデアンの襲撃が多かったからとか
インデアン部族は収穫の時期が迫ると
その前にキセルでタバコを吸い煙が立ち上がる習慣があったとか
色々あるようですが
もしその言葉の起源とか成り立ちを知っている方がおられれば
是非知りたいところです
Cherokee People Paul Revere And The Raiders
いやあそれにしても2024年の夏
今年は異常に暑い夏となりまして
古希を過ぎた自分にとっても
経験上感じた事のないような暑さの中で
粛々と過ごした7,8月でした
勿論熱中症にも注意して過ごした訳ですが
そんな中でこの「インデイアンサマー」という言葉を
何故か思い出す機会も多かった訳です
何故かと申しますと
その言葉のなりたちは解らず仕舞いでしたが
同時にもう一つインデイアンサマーには別の意味がありまして
つまり晩秋から初冬の季節の移り変わりに掛けて
即ち人生の終盤に差し掛かる頃の
何とも言えない穏やかな日々という
そんな状況を示す言葉でもあるそうです
色々な事を経験して
たどり着く円満でふくよかな時間
年代で言えば70代80代とも言える訳です
いや、まさに何と申しますか
今自分が置かれている時期というのは
本来ならまさにこのインデイアンサマー真っ只中じゃないのか
そんな気も致した訳です
Indian Summer by Poco
いや気持ちは初めてこの言葉を知った
その頃からあまり変わってはいないんですが
いかんせん体力が夏に追いつかないと申しますか
果たしてこの夏を元気に乗り越せるのかという
そんな弱気な気持ちも起こりつつ
先ほど申した
「人生の色々な事を経験して
たどり着く円満でふくよかな時間」
そんな理想と現実の狭間に
いかんなと思う事も多かったように思えるんですわ
Indian Summer
それでも何と言うか
この歳回りになっても
又何かに挑戦したいという気持ちが
心のどこかから沸々と湧いてくるし
有難い事に毎日の運動も継続できますし
とても穏やかでふくよかとは申せませんが
そんな気持ちになれる事を改めて感謝したいと思う訳です
という事で季節は晩夏から初秋に移ってまいる昨今
まだまだ残暑、暑い日も続きそうですが
気持ちは「インデイアンサマー未だ至らず」の気概を持って
乗り越えて参る所存であります 乙