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deep blue ocean

堂本光一くんと錦戸亮くんをまったり気ままに愛でる日々

Endless SHOCK

2009-03-10 | KD
今年のSHOCKがあまりにも賛否両論がすごくって
しかもみなさま熱く!語っているので、私も観劇前に今までのSHOCKの
私なりの感想を書いておこうかな・・・と。




私が見たのは『Endless』になって初めてのSHOCKと
ヤラがライバルのSHOCKのふたつ。
(あー、リョウのSHOCKが見たかったなー、どうしても行けなかったんだよー)



今回のSHOCKの違和感はまずはオーナーが年上であるってことなんでしょうね。



私はEndless SHOCKはネバーランドなんだな、って思ってるんです。
物語中、大人を感じる場面はほとんどない。



コウイチ、リカ、ライバル役(個人的にリョウで笑)、オーナーは
幼馴染なのかな・・・?という印象を与える。
ラストコウイチが消えていく中流れる幼い頃のコウイチとリョウの会話。
それを聞くと本当に小さい頃から一緒なんだ、と思ってまた涙が出るんですよね。



幼い頃から一緒にいて、なおかつリョウはきっとコウイチより
年下で弟みたいにいつも一緒にいて踊っていた2人。
ただずっと一緒にステージに立ち続けることだけが夢だった頃の2人。



きっとそこにはまだ幼かったオーナーとリカもいたんじゃないかなって。



オーナーのお父さんの話は出てくるけれど
それ以外の大人の存在を感じさせない。
むしろコウイチたちは孤児でオーナーは
彼らの父親みたいな存在だったんじゃないか、と私は解釈してる。



舞台の手伝いをしながらあの屋上でみんなで踊ったりケンカしたり
でもある日オーナー父はなくなりそのカンパニーはなくなり
オフブロードウェイの劇場だけ残された3人(リカも入れて4人)は自分たちで
舞台を作ることにした。



若くってエネルギッシュで怖いもの知らずで才能溢れるコウイチと
それに追いつきたいリョウ。
決してコウイチだけが天才だったわけじゃなく
リョウだって同じ才能溢れる人だった。



でもリョウはコウイチの背中ばっかり見て追いかけて
コウイチに追いつくこと。コウイチを追い抜くこと。
知らないうちにコウイチが目標になってしまっていたんだと思う。



目標ばかりを見て走っていると、ある日それを見失ったときに
自分が走り続ける意味がわからなくなってしまう。
『一体何を続けんだよ!!』
リョウの叫び。目標を失ってしまった自分は何を続け走ればいいのかわからない。



逆にコウイチは前に走る人がいない分(きっとこの4人のなかでコウイチが一番年上なんでしょうね)
なにも目標にしなくていい、したいことができるポジションだった。
だから何かを見失ったり、走り続ける意味を失わずにいれたんだと思う。



オーナーとリカもリョウと同じくらいの年(のほうがしっくりくる)



だからこそあの悲劇は起こる。
舞台に立つプロとしては申し分ないけれど
カンパニーを率いる座長としてはまだ未熟だったかもしれないコウイチ。
コウイチの背中だけを追ってしまったリョウ。
コウイチが好きなリカ。
オーナーとして未熟なオーナー。



一歩ひいて状況を見る人がいなかった。
みんな出来事の渦にまかれてしまった。
ネバーランドは楽しいときはいい。
でもいざ問題が起こったときは対処できない。



でも、現実を受け止めることでカンパニーはまたひとつになる。
苦悩し続けたリョウもオーナーもみんな一緒に。
でもそれは現実の世界に戻ることなんだよね。。。
もうそこにコウイチはいない。
リョウやリカやオーナーや他のカンパニーみんなが追い続けた背中はもうない。



それでも夢は続いていくんだよね。
だから告白のシーンはあんなにも悲しいのに
ラストコウイチの言葉には決して悲しいだけじゃない
さわやかな気持ちさえ感じる。



どこまでいってもこの話はコウイチとライバルの話なんだと思う。
なんだかショーとかかんぱにーとか三角関係とかいろいろあるけど
あくまでこれは2人の物語だと思う。



2人の愛憎劇がここまでの悲劇を生んでしまった。
たくさんの人を巻き込んでしまった。
だからラストコウイチを抱きしめるのはライバル役なんだよね。



で、今年のSHOCKですが、まだ見てないから何とも言えないけど
年上オーナー、しかもリカのお父さんと言う設定はどうまとまってるんだろう?
でもここまでのSHOCKはすっかり頭のすみに追いやって
鑑賞しようと思います。