こだわり商店 店長ブログ

店長が食べて美味しいな。好きだなーって思った食材を集めたお店です。

『潰れた』という言葉

2015-01-22 | 店長の感じた事
『潰れた』という言葉。
 
近くのお店が閉店した。
3年ほど営業した飲食店だった。
年配の夫婦で営業され商店会の活動にもお手伝い
頂いたりもした。とても残念だけれども仕方がない。
 
こういうお店が閉店したのを見て
『潰れた』
と言う人が良くいらっしゃいます。
その店が倒産したのか清算したのか
店主が高齢や病気のため閉店したのか
物件のオーナーに言われて
泣く泣く出て行くことになったのか。
など理由は様々あります。
私はこの『潰れた』っていう言葉が物凄く嫌いです。
 
現に自分の父が経営していたスーパーを閉店したので
閉店直後は早稲田の町を歩くのでさえ嫌で嫌で仕方なかったです。
「息子のあんたが潰した」
なんて面と向かって言われたりもしたし
閉店後に剣道の練習中にアキレス腱を切ってしまったため
早稲田の町を松葉杖で歩いていたら
「潰したから怪我したんだね。死ななくて良かったね。」
なんて言われたりもしました。
 
自分で店を構えて自分で切り盛りして
汗水たらして頑張ってきたお店を閉店するのって
並大抵の大変さではありません。
家族、従業員、取引先、そしてお客様を思うと。。。
 
だから「潰れた」って表現は結構当事者からするとキツイものなんです。

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