✨シャンパーニュ起業譚🥂✨

「シャンパーニュは人を笑顔にする飲みもの」愛と喜びと豊かさで世界と人類に日々貢献する。敬愛。千客万来笑門来福。

目黒川桜まつり 四分咲き

2014-03-29 20:50:57 | 2016以前
目黒川の夜桜。
ぼんやりした灯りが幻想的です。
人出は多いですが、例年より歩きやすい気がします。
セリンちゃんも大喜びで写真を撮っていましたが「桜のこの美しさは写真では撮りきれないね、目の前で楽しむしかないんだな」と。

16歳のかわゆい一言が真髄を突いている…Σ( ̄。 ̄ノ)ノ❤︎
母はひそかに驚きつつもほくそ笑む。

セリンちゃん、毎日おんなじ顔してニコニコしているから「お子ちゃま」とばかり思っていましたが、なかなか成長してるんじゃん。

桜の下に、また美しい雪やなぎが揺れていました。

馬酔木の花房

2014-03-29 14:16:52 | 2016以前
渋谷NHKに夫を車で送って行くことがよくあります。
NHK西門近くにあるビルの前栽に、みごとな馬酔木を発見。「お見事!」と叫びたくなるような圧倒的な存在感。薄紅の花房もアッパレです。

「馬酔木の山鳥の尾のしだり尾の
長々し夜をひとりかも寝む」
と口遊み、太古の人々に想いを馳せる。するとすかさずセリンちゃんが「鳥の尾っぽが垂れ下がっているのと、花が垂れている事を言っているね」と。
さすが詩人の孫…言葉に敏感だ。
馬酔木はスズランに似た鈴のような小花を房にして咲かせる。触るとサラサラ渇いた音がする。概ね花房は白、薄紅はことのほか珍しい。
「一人かも寝ん」と、恋愛から遠ざかって私はどれほど経つか。乾き切った孤独、それは「長々しい夜」に停留し続け、そこから抜け出すこ事すら思い付かないという風だ。果たして私の夜は明けるのか。
十代の頃にさらった和歌が、今になって豊かな情緒を教え諭してくれるとは。胸に広がる荒涼とした風景が、朝露を頂いて瑞々しい色彩を取り戻して行く。
車窓越し、手荒な春風が舞い踊る。馬酔木はサラサラ鳴り続けてやまない。

春とチューリップと母性への憧憬

2014-03-29 08:22:00 | 2016以前
昨夜の「トニー先生の英会話」の帰り道、三宿病院入口にある花壇は春真っ盛りでした。数日、家に籠っていた私は季節の変化にすっかり有頂天。

特にチューリップに出会えたことは嬉しかったな。チューリップは私の小さい頃の憧憬そのものだからね。
手のひらを寄り添わせたような花弁の膨らみと神秘的な葉の形状は、チューリップ自体が小さな光を包み込んでいるようで小さな命を育む揺りかごのようで、小さな胸に柔らかな母性を彷彿とさせる。
そう、私はただただチューリップの神々しいまでの母性に魅了されてきた。
そんな甘酸っぱい憧憬が、春の湧き立つ気流とあいまって私を風船のようにパンパンに膨らます。私は耐え切れなくなり、脚からふわりとゆるい夜空に舞い上がってしまう。
ああ春だ。私風船が揺れて、三宿病院の四分咲きの桜並木を揺れてゆく。